カプチーノやラテなど…飲み物を想起させる車名7選
更新日:2020.01.08

レクサスやマツダの車名は、欧州車に多いローマ字と数字の組み合わせですが、もともと国産メーカーの車名はアメリカ式にペットネームを使っていました。そのなかには、美味しそうな飲み物を想起させるものがあるのです。
その①:スズキ カプチーノ
カプチーノは、深入りしたコーヒー豆を加圧式抽出したエスプレッソに、クリーム状に泡立てたミルクを加えたもの。イタリアで好まれる飲み方です。
その名前をいただいたモデルが、スズキが1991年に発売したオープンカー、カプチーノです。軽自動車ながらロングノーズショートデッキスタイルで、エンジンはアルトワークス用に開発されたDOHCターボ(F6A。後期型はK6A)をフロントの縦置きで搭載。
ボディは、ルーフを3分割にしたことで、フルオープン、タルガトップ、Tトップ、クローズドの4形態を1台で楽しめるようにデザインされていました。
小さなカップに入ったクセのあるお洒落な飲み物と、世界的にも小さいFRオープンカーのイメージを重ねた命名でした。
その②:ダイハツ ムーブラテ
ラテとは、イタリア語でミルクのこと。日本では紅茶にミルクを加えたティーラテなる商品も販売されています。またカフェラテを省略して、ラテと呼ぶこともありますね。
2004年、3代目ムーブの派生車として発売されたムーブラテの由来は、ミルクの意味。コーヒーや料理にミルクを加えると豊かでコクのある味わいになるように、生活に潤いと豊かさを与えるクルマでありたいという思いが込められています。
後継車はムーブコンテで、現在のムーブキャンバスの源流と言えます。
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