スモークフィルムを貼っていい場所、だめな場所は?

スモークフィルム

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最近ではティンテッドガラスが普及し、輸入メーカーではオールティンテッドガラスというモデルも増えてきましたが、夏の紫外線と赤外線防止といえばスモークフィルムです。ここではスモークフィルムのメリットと、スモークフィルムを貼っていい場所とそうでない場所について紹介します。

文・西山昭智
Chapter
スモークフィルムによる効果
貼っていい場所とだめな場所
カーフィルムの種類

スモークフィルムによる効果

窓ガラスにスモークフィルムを貼ることで、車内に入る太陽光を遮断することができます。その多くは、紫外線や赤外線を防ぐことで、ダッシュボードやシートなどの劣化を防いだり、ドライバーの防眩や日焼け防止などにも効果を発揮します。

また、赤外線をカットすることで車内の暑さ対策にもなり、エアコンの設定温度を必要以上に下げる必要がなく、燃費向上にも寄与してくれます。

そしてもうひとつの見逃せない効果がプライバシーの保護。スモークフィルムを貼ることで、外から車内が見えにくくなるという防犯効果が生まれます。車内に荷物を置いたまま、駐車場に長時間停車させたり、高速道路のサービスエリアでちょっと仮眠をするときなどに、スモークフィルムが意外に活躍してくれるのです。

そんな効果が期待できるスモークフィルムですが、自分で貼るときには注意が必要です。自動車に貼るカーフィルムは、道路運送車輛法の保安基準によって貼っていい場所といけない場所が決められているからです。

貼っていい場所とだめな場所

自動車の窓ガラスは、フロント/サイド/リアサイド/リアの大きく4つに分けられます。このうちスモークフィルムを貼っていい場所は、サイドガラスおよびリアガラスです。実際、この部分にティンテッドガラスを採用している輸入車も数多く見受けられます。

ではフロント/サイドのウインドウにカーフィルムを貼るのは、NGなのでしょうか。じつはカーフィルムを貼ること自体は問題がないのですが、この場所に貼るカーフィルムにはある制限がかけられています。フロント/サイドウインドウの場合、可視光線透過率が70%を超えていなければ車検に通りません。

ポイントは、フィルムを貼った状態でウインドウの可視光線透過率が70%以上ということ。無色透明だと思っていたフロントガラスでも、ティンテッドガラスが使われていた場合、可視光線透過率がすでに70%であるため、フィルムを貼ったことでそれより低下してしまうことがあります。注意しましょう。

カーフィルムの種類

カーフィルムにはその見え方によって、さまざまな種類が用意されています。

●スモークフィルム
黒やグレーなどダークトーンのフィルム。外から車内はほとんど見えず、車内から外を見たときにも通常よりも暗く見える。

●ミラーフィルム
車外からはミラーのように反射して室内が見えにくくなるフィルム。ウインドウ部分が反射するので、ドレスアップ効果も高い。

●カラーフィルム
スモークフィルムのようなダークトーンではなく、色のついたもの。ミラーフィルムと同様に、ドレスアップ効果が高く、ボディカラーとコーディネートするドレスアップ方法もある。


ぎらぎらとした強い日差しにうんざりさせられることも多い夏のドライブ。そんなときに有効なのがスモークフィルムです。

日差しを遮る効果以外にも、普段から屋外駐車場を利用している方は、防犯にも効果あり。夏が本格化する前に施工してみるのはいかがでしょうか。

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