もう車齢13年?2018年に自動車税15%増しになる車は?
更新日:2024.09.12
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13年前といえば、クルマ業界ではレクサスが誕生し、カーオブザイヤーは『マツダ ロードスター』、RJCカーオブザイヤーは『日産 フーガ』がそれぞれ受賞するなど、華やかな時代でした。しかし、新車登録から13年を過ぎると自動車税が15%増しになることをご存知でしょうか。そこで今回は、13年前に登場したクルマを5台、ピックアップしてみました。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
マツダ『ロードスター』
日本が世界に誇る、マツダのライトウェイトオープンスポーツ『ロードスター』の3代目です。
NC系と呼ばれるこのモデルは、2003年に登場したRX-8のFEプラットフォームをベースとしたNCプラットフォームを用いたことで、ボディサイズが拡大。エンジンも2.0Lとなりましたが、徹底的な軽量化が行われ、車両重量は1,100kgと先代に比べ約20kgの増加に抑えていました。
その結果、”人馬一体”の運動性能を手に入れ、多くのファンを魅了。2015年の生産終了まで11年にわたり作り続けられました。
NC系と呼ばれるこのモデルは、2003年に登場したRX-8のFEプラットフォームをベースとしたNCプラットフォームを用いたことで、ボディサイズが拡大。エンジンも2.0Lとなりましたが、徹底的な軽量化が行われ、車両重量は1,100kgと先代に比べ約20kgの増加に抑えていました。
その結果、”人馬一体”の運動性能を手に入れ、多くのファンを魅了。2015年の生産終了まで11年にわたり作り続けられました。
日産『フーガ』
日産 セドリック・グロリアの後継車として登場した、高級ミドルセダンがY50『フーガ』です。北米マーケットで展開していた高級車チャンネル、INFINITI(インフィニティ)での販売を強く意識したクルマでもあります。
高剛性ボディ、新開発サスペンション、リアアクティブステアと、当時の日産の持ちうる技術が余すことなく織り込まれていました。さらに当時の国産高級車では珍しかった19インチタイヤを採用するなど、高級車のスポーティ化を率先し、欧州メーカーに対抗しました。
当初、エンジンは2.5Lと3.5LのV6エンジンの2つでしたが、2005年に4.5L V8エンジンが追加されました。
高剛性ボディ、新開発サスペンション、リアアクティブステアと、当時の日産の持ちうる技術が余すことなく織り込まれていました。さらに当時の国産高級車では珍しかった19インチタイヤを採用するなど、高級車のスポーティ化を率先し、欧州メーカーに対抗しました。
当初、エンジンは2.5Lと3.5LのV6エンジンの2つでしたが、2005年に4.5L V8エンジンが追加されました。
レクサス『GS』
トヨタが北米をターゲットにした高級車チャンネル「レクサス」の、ミドルグレードに当たる『GS』は、SC430と並び、日本レクサスの第1弾として導入されました。
クラウンをベースとしたシャシーに、スポーティでスタイリッシュな外観をまとったGSは、国内ではトヨタ アリストの後継モデルにあたります。
当初のランナップは、4.3LのV8エンジン搭載のGS430、3.5LのV6エンジン搭載のGS350の2種類でしたが、2006年にハイブリッドモデルのGS450hを追加。エンジンは3.5Lでしたが、4.5L並のパワー(345ps)を発揮するということで450というモデル名としていました。
クラウンをベースとしたシャシーに、スポーティでスタイリッシュな外観をまとったGSは、国内ではトヨタ アリストの後継モデルにあたります。
当初のランナップは、4.3LのV8エンジン搭載のGS430、3.5LのV6エンジン搭載のGS350の2種類でしたが、2006年にハイブリッドモデルのGS450hを追加。エンジンは3.5Lでしたが、4.5L並のパワー(345ps)を発揮するということで450というモデル名としていました。
ホンダ『シビック/シビックハイブリッド』
2005年のフルモデルチェンジによって登場したのが8代目のFD型『シビック』です。先代の7代目シビックに対し、横幅を拡大(1,755mm)、3ナンバーサイズの4ドアセダンとなり、室内スペースの拡幅と、走行性能向上を可能にしました。エンジンは新開発の1.8L i-VTECエンジンを搭載し、可変吸気量制御により低燃費を実現しています。
またシビックハイブリッドのほうも、大幅な効率アップをはたしたホンダIMA(インテグレーテッドモーターアシスト システム)と、1.3L 直4気筒エンジンを組み合わせた3ステージi-VTEC+IMAによって、それまでのアイドリングストップに加え、モーターのみの走行モードが加わり、リッター当たり31km/Lの超低燃費を実現させました。
またシビックハイブリッドのほうも、大幅な効率アップをはたしたホンダIMA(インテグレーテッドモーターアシスト システム)と、1.3L 直4気筒エンジンを組み合わせた3ステージi-VTEC+IMAによって、それまでのアイドリングストップに加え、モーターのみの走行モードが加わり、リッター当たり31km/Lの超低燃費を実現させました。
スズキ『スイフト』
ヨーロピアンテイストあふれる骨太コンパクト、スズキが世界戦略車として渾身の力を込めて開発したスポーティコンパクトカーが、2代目『スイフト』です。室内が広いため、非常に使い勝手が良く、またハンドリングもきびきびとした、スポーティなクルマでした。
先代に比べてボディ剛性を大幅に向上(ねじり剛性1.3倍、曲げ剛性2.3倍)させ、サスペンションも一新、欧州ホットハッチと戦えるポテンシャルも魅力です。エンジンは、直列4気筒の1.5Lまたは1.3L、ミッションは5MTと4ATが設定されていました。
先代に比べてボディ剛性を大幅に向上(ねじり剛性1.3倍、曲げ剛性2.3倍)させ、サスペンションも一新、欧州ホットハッチと戦えるポテンシャルも魅力です。エンジンは、直列4気筒の1.5Lまたは1.3L、ミッションは5MTと4ATが設定されていました。
13年前に登場したクルマを数台ピックアップしてみましたが、そのほとんどが、13年目の車検を迎えるのはこれから。オーナーが15%アップの税金を苦にして車両を手放すのもこれからです。
まだ現役で走っている車両は少なくないように思えますので、オーナーもまだまだ多いことでしょう。また、最近ではレストアサービスが増えてきていることもあり、旧車好きとしては、この車齢13年ルールが改定されることを願いたいものですね。
まだ現役で走っている車両は少なくないように思えますので、オーナーもまだまだ多いことでしょう。また、最近ではレストアサービスが増えてきていることもあり、旧車好きとしては、この車齢13年ルールが改定されることを願いたいものですね。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。