スーパーカーレースで走ったアストンマーティン ヴァルカンってどんな車?

アストンマーチン ヴァルカン

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その名も「スーパーカーレース」というものがあるのをご存じでしょうか。文字通り、スーパーなマシンが競うレースで、2014年から開催されています。その第3、4戦に、聞きなれないアストンマーティン ヴァルカン(Vulcan)というモデルがエントリーしていました。ヴァルカンとは、どんなマシンなのでしょう。
Chapter
スーパーカーレースに登場した「ヴァルカン」とは?
世界限定24台、アストンマーティンのサーキット専用モデル
アストンマーティン ヴァルカンのスペック
気になるヴァルカンのお値段は…

スーパーカーレースに登場した「ヴァルカン」とは?

元SUPER GTチャンピオンの竹内浩典氏が中心となり立ち上げられたのが、「スーパーカーレース」シリーズです。ここで走るクルマは、FIA GT3およびGT4規格の車両に、フェラーリ チャレンジ、ポルシェ カレラカップといったカップカーなど、いわゆるスーパーカーが中心。ドライバーは、プロの参戦を制限してジェントルマンドライバーが主体というのも興味深いところです。

このスーパーカーレースの2017年シリーズ第3、4戦が2017年9月16日、17日に開催されたのですが、そこに日本初公開となるアストンマーティン ヴァルカンなるとんでもないスーパーカーが出走し、話題となったのでした。

このヴァルカン、いったいどんなクルマなのでしょうか??

世界限定24台、アストンマーティンのサーキット専用モデル

ヴァルカンは、アストンマーティンが手掛けた「サーキット専用モデル」です。

ル・マン24時間をはじめとしたレースへの参戦を想定したモデルで、生産台数はわずか24台。なぜ24台かといえば、ル・マンと、アストンマーティンと深い関係にある映画「007」の最新作が24作目というのも理由になっているようです。

ライバルは、フェラーリ FXX K、マクラーレン P1 GTRなど。サーキットで激しいバトルを繰り広げることが期待されていましたが、レース当日、富士スピードウェイはあいにくのウェットコンディション。当初、レースに参加する予定だったヴァルカンですが、残念ながらエキシビション走行にとどまったそうです。

アストンマーティン ヴァルカンのスペック

エンジン…V型12気筒 7.0L 自然吸気
最高出力…811ps
トランスミッション…6速シーケンシャル
車両重量…1,350kg
駆動方式…FR

まさにスーパースポーツというべき驚愕のスペックが奢られています。また車体はカーボンモノコック、Brembo製カーボンセラミックブレーキなどなど、走ることに特化した豪奢な装備が目白押しです。

なんとアジアには1台しかない状況だそうで、過日の富士スピードウェイで走る姿を目にした方は、ラッキーだったといえるでしょうね。

気になるヴァルカンのお値段は…

これだけのスペックと装備を誇るヴァルカンのお値段は、なんと約3億円!

3億円といえば、ブガッティ シロンと同等。なんとも庶民には想像しがたい世界観なわけですが、いずれにせよこのヴァルカンは、サーキットを速く走る、という意味においては同価格帯のブガッティ シロン以上のポテンシャルが与えられているのは間違いありません。

先の富士で行われたスーパーカーレースでは、本国英国からメカニックが帯同してきたそうで、やはりそのポテンシャルを発揮するにはそれなりの環境と覚悟が必要なようです。

いったいどんな方が購入しているのか、また今後の活躍も非常に気になりますね。

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