タイヤの「ひび割れ」はバーストの原因にもなる?その対処法は?

タイヤ

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年間に走行する距離は、ユーザーによってさまざまです。なかには、10年近く同じタイヤという方もいると思いますが、タイヤはゴムが主となる部品。

劣化に気を付けないと思わぬ危険が潜んでいるのです。
Chapter
意外と見落としがちな「タイヤコンディション」
タイヤコンディションを測る上で気を付けるべき「ヒビ割れ」
タイヤの劣化で一番恐ろしいのが「バースト」
バーストした場合の対処法は?

意外と見落としがちな「タイヤコンディション」

タイヤは常に路面に接しているパーツ。ある意味、酷使されている部位でもあります。そうした使用場面であるため、柔軟性をもったゴムが主に使用されています。

輪ゴムを思い出すとわかると思いますが、しばらく放置していると、ゴムは弾力を失い、プチプチと切れてしまいますよね。タイヤもゴムなので、似た性質が当然あるわけです。

特にクルマは屋外に駐車しているケースが多いため、紫外線にさらされ、また走行時、停車時の路面との摩擦による「温度差」もタイヤの寿命を縮める原因になります。

愛車をたまにしか動かさない場合でもタイヤの劣化は進みます。

タイヤコンディションを測る上で気を付けるべき「ヒビ割れ」

タイヤのチェックといえば、溝の残量に気を取られがちです。これは非常に重要なことでありますが、タイヤの側面も点検しましょう。その際、気を付けるべきは、ヒビ割れです。

前述のように、屋外保管、しかもたまにしか乗らないといった方は要注意です。また、タイヤワックス(油性)を使用している場合も、ゴムの劣化を早める原因となりますから注意が必要です。

「まだ換えてそれほど走ってないけど…」と思っていても、想像以上にタイヤは劣化している場合があるのです。

タイヤの劣化で一番恐ろしいのが「バースト」

タイヤはゴムの中に、多重のワイヤーが張り巡らされ、その形を保っています。ですから、「ヒビ割れ=すぐにバースト」ということはまず起こりません。

しかし、ヒビが原因でワイヤーが腐食したり、すり減ってワイヤーが露出したタイヤは、走行中は受ける衝撃でバーストということになってしまいます。

そのため、タイヤの溝はもちろん、サイドウォールも含めたヒビ割れなどの状態チェックを必ず行ったほうが良いでしょう。冬の時期、スタッドレスタイヤに交換する方は、夏冬タイヤを交換するときにチェックすると良いです。

溝が十分に残っていると、タイヤ交換は意外に高く感じるものです。そうした場合には、アジアンタイヤを選択肢に入れても良いでしょうね。

近年のアジアンタイヤ(シンガポール、台湾等)は、品質も向上しており、なかには国産タイヤと変わらない性能を発揮しているモデルも存在します。非常に劣化したタイヤを履くよりも、はるかに安全と言えますので、検討しても良いかもしれません。

【動画】首都高で前車が突然バーストする…

バーストした場合の対処法は?

走行中、タイヤがバーストするとドライバーはパニックになります。しかし、慌てて急ブレーキをかけると、思わぬ挙動でより危険な状況になってしまいます。

タイヤがバーストしてしまったら、ゆっくり減速しながら路肩に停車しましょう。そして、すぐにJAFを呼ぶか、保険会社のロードサービスに連絡しましょう。くれぐれも「まだ走れそうだ」という判断で進むことはNG。愛車に大きなダメージを与えてしまうこともあります。

タイヤは消耗品であり、考えている以上に”寿命が短い”と認識しておいたほうが良いかもしれません。月に一度は空気圧をチェック。同時にタイヤの状態も確認しましょう!
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