前言撤回!? ジャガーから新型ワゴン誕生!「XFスポーツブレーク」とはどんな車?

XFスポーツブレーク

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スタイリッシュなクーペ、F-TYPEや、ジャガー初となるSUVモデル、F-PACEなど新機軸を続々投入し、好調さをアピールしているジャガー。今度は、欧州Eセグメントに投入されたXFをベースにしたワゴンモデル「XF スポーツブレーク」を発表しました。はたして、どんなモデルなのでしょうか。

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好調のジャガーが手掛ける次の一手「XFスポーツブレーク」
ジャガーXF スポーツブレイクのスペックは…
ワゴンとシューティングブレイクの違いとは?

好調のジャガーが手掛ける次の一手「XFスポーツブレーク」

2016年にデビューした新型SUVモデル、F-PACEが「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー 2017」 「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー 2017」をダブル受賞したジャガー。それだけ現在のジャガーは、商品力、ブランド力ともに再浮上しているといえます。

そんな好調なジャガーの次の一手は、なんとワゴン。EセグメントのサルーンモデルとしてラインアップされていたXFに、ステーションワゴンを追加、「XFスポーツブレイク」として発表したのです。

ジャガーのデザイナーのイアン・カラム氏は、かつて「ワゴン市場は縮小しています。そこにジャガーを投入することは非常に難しい」といった発言をしていましたが、そこからわりと早いスパンでの発表です。

これは、何を意味しているのでしょう。欧スタイリッシュさを損なわず、利便性を担保した点から人気のあるシューティングブレイク的なスタイルだけに、翻意をしたのかもしれませんね。

いずれにせよ、XFスポーツブレークも、勝算アリということなのでしょう。

XFスポーツブレーク 画像ギャラリー

ジャガーXF スポーツブレイクのスペックは…

日本導入モデルにはエンジンを2タイプ投入しているXFスポーツブレーク。そのスペックをチェックしてみましょう。

サイズ…全長4,955mm×全幅(ミラーを除く)1,987mm×全高1,496mm

■ディーゼル仕様スペック
エンジン…1,999cc 4気筒ディーゼルターボ
最高出力…132kW(180ps)/4,000rpm
最大トルク…430Nm(43.8kgm)/1,750~2,500rpm
車両重量…1,720kg
最高速…221km
0-100km/h加速…8.8秒
JC08モード燃費…4.6~4.8km/L
価格…¥7,220,000~

■ガソリン仕様スペック
エンジン…1,997cc 4気筒ガソリンターボ
最高出力…184kW(250ps)/5,500rpm
最大トルク…365Nm(37.2kgm)/1,250~4,500rpm
車両重量…1,705kg
最高速…241km
0-100km/h加速…7.1秒
JC08モード燃費…6.8km/L
価格…¥7,560,000~

このように、ガソリンエンジンのほうがハイパワーとなっています。とはいえ、ディーゼル仕様のほうがトルクが太く、また低いパワーバンドで発揮できますから、街乗りではディーゼルのほうが乗り易いといえそうですね。

燃費は、国産車に比べると劣っている印象ですが、FR駆動からくるドライビングプレジャー、剛性の高いシャーシと電子制御によるレベルの高い上質な走りを求める向きには最適のモデルといえるかもしれません。

まさに好調のジャガーらしいモデルに仕上がっているのが、XFスポーツブレイクです。

ワゴンとシューティングブレイクの違いとは?

今回ジャガーがリリースしたXFスポーツブレイクは、ワゴンというよりは、シューティングブレーク的なスタイリングが特徴です。シューティングブレイクは、クーペとワゴンを融合したスタイルが特徴で、そのシルエットはスポーツクーペの要素もふくまれています。

利便性重視のステーションワゴンと違い、リアエンドをスラントさせ、クーペモデルのような意匠が奢られているもの、といえばわかりやすいかもしれません。代表的なモデルは、フェラーリ FF、メルセデス CLAシューティングブレイクなど。いずれも破綻のない、スタイリッシュなエクステリアデザインとなっていますよね。

さて、今回紹介したXFスポーツブレークの競合モデルは、メルセデス Eクラスステーションワゴン、BMW 5シリーズツーリング、アウディ A6アバントあたりになろうと思います。

日本市場ではドイツ御三家が大きな壁として立ちはだかるプレミアムモデルですが、ジャガーもその存在感を市場で見せつける事ができるのか…。このXFスポーツブレークに与えられた使命は、大きいかもしれません。
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