カイエン、ジャガー、GLE AMGなどとX5M、X6M…あなたはどれが好み?

X5 M

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このところのSUV人気には、ただただ驚くばかり。日本だけではなく海外でも同様のようで、大きいものから小さいモデルまで、さまざまなセグメントにSUVが用意されるようになりました。最近では超高級ブランドのベントレーがベンタイガと名づけられたSUVを発表。また、ジャガーもFペースを投入するなど、海外プレミアムブランドもラインナップの充実に余念がありません。
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BMWのSAVとは?
高性能SUVの存在は、それを楽しむライフスタイルがあってこそ光り輝く

BMWのSAVとは?

SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、もともとはアメリカのピックアップトラックから派生した多目的乗用車。

大径タイヤやゆとりあるロードクリアランスを持ちあわせ、4輪駆動の採用で走破性を高めている場合もありますが、険しい道をかき分けて進むことができる本格クロスカントリーモデルよりも、オンロード性能に軸足をおいたキャラクターの持ち主といえるでしょう。

テールゲートを備え利便性にも配慮しながら、スタイリッシュなエクステリアをまとうことで、より乗用車ライクなクロスオーバーSUVも注目を集めています。
ドイツのプレミアムブランド、BMWにはスポーティなイメージがありますが、SUVにも力を入れている自動車メーカーです。

BMWではSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶ新しいカテゴリーと位置づけ、X1、X3、X4、X5、X6と5モデルを用意。このXシリーズのうち、X5とX6をベースにしたMモデルがX5M、X6Mです。

SUVが幅広い人気を集めるにつれ、ハイパフォーマンスを与えた尖ったモデルも各社から登場していますが、X5MとX6Mもそんなマーケットを狙って登場しました。
BMW X5Mは全長×全幅×全高が4895×1985×1755mm、ホイールベース2935mm、そして車両重量が2360kgと、なんとも立派な体躯を有したモデル。搭載されるエンジンはM5やM6にも採用されている4.4リッターV8ツインターボで、8速ATのMスポーツ・トランスミッション Drivelogicが組み合わされます。もちろんフルタイム4WDシステムを採用。

タイヤサイズはフロント:285/40R20、リヤ:325/35R20と圧倒的なサイズで、最高出力423kW(575ps)、最大トルク750N・m(76.5kgm)を的確に路面へ伝え、重い車体をコントロールしています。

高性能SUVの存在は、それを楽しむライフスタイルがあってこそ光り輝く

一方、X6MはX5Mをベースにクーペのようなフォルムにまとめられたモデルで、X5とX6の関係がそうであるようにハードウエアはX5Mのそれをそっくり踏襲。全高はX5Mより65mm低い1690mmで、車重も2330kgと少し軽くなっています。

どちらもフルサイズの高性能SUVですが、ライバルはポルシェ・カイエンターボ[4.8リッターV8ツインターボ、382kW(520ps)、750N・m(76.5kgm)]、レンジローバースポーツSVR[5.0リッターV8スーパーチャージャー、405kW(550ps)、680N・m(69.3kgm)]、メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC[5.5リッター V8ツインターボ、430kW(585ps)、760N・m(77.5kgm)]といったところでしょうか。

みな1600〜1700万円台のプライスタグをつけ、豪華な快適装備や上質な内外装の仕立ても魅力ですが、高性能かつ快適な移動空間ということであれば、スーパーセダンのほうが使い勝手よく、走りの楽しさも味わえるのではないかという気もします。
けれど、こういったフルサイズの高性能SUVが、日常を離れて過ごす特別なひとときを、さらに鮮やかなものにしてくれることもまた事実。大きく堅牢なボディに守られて移動する感覚や、力強い動力性能をいつでも引き出せるという余裕は、やはりこういったモデルでなければ体験できないものなのかもしれません。

パワフルなBMW X5MやX6Mにはキャンピングカーやジェットスキーを牽引する姿がよく似合いそう。トレーラーにレーシングマシンを載せサーキットを目指す姿も、きっと絵になるでしょう。翻ってみれば、高性能SUVの存在は、それを楽しむライフスタイルがあってこそ光り輝くものなのでしょうね。

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