VWとマツダのディーゼルエンジン、それぞれの特徴は?

ディーゼルエンジンとは?

ディーゼルエンジンは、重くて回らない。けどトルクフルで燃費がいい。それがこれまでのディーゼルエンジンの印象でした。バスやトラックが走るときのイメージが、まさにディーゼルエンジンのそれですね。

ディーゼルエンジンは、空気を高い圧縮比で圧縮し、温度が上がったところに燃料(軽油)を噴射、自然発火させてエンジンを動かします。この高圧縮比のため、爆発圧力が大きく、エンジンはそれなりの強度を確保しなければならず、基本的に重くなります。

ピストンやコンロッドも重くなっているので、高回転は苦手。しかし低回転でトルクが出る特性で、効率にすぐれたエンジンが出来上がります。

このように良さも悪さも合わせ持つディーゼルエンジンは、トラックなどの大型車(トルクを必要とする)や、長距離走行を行う場合などには非常にメリットがあります。

ディーゼルの悪癖

排気ガス

2017年現在から20年近く前の1999年。元東京都知事石原慎太郎氏は、ディーゼル車が排出するPM(粒子状物質)の危険性を世の中に広めました。そして、排ガス規制が強化された結果、ディーゼルエンジンはしばらく日本の乗用車から姿を消すことになったのです。

ディーゼルが吐き出す有害物質は、NOx(窒素酸化物)とPMです。NOxは以前から問題視されていましたが、PMも危険であることを訴えたのが前出の石原元都知事。軽油を燃焼させることで、これらの有害物質は発生します。

燃焼温度が高く、混合気の空気の割合が多くなるとNOxが発生し、混合気の空気の割合が少なくなり燃料の不完全燃焼が増えるとPMが発生します。

つまり、NOxとPMはトレードオフの関係で、2つを同時に減らすことが困難なのです。そこでメーカーは、エンジン側でNOxを減らして排気系にPMを低減させるシステムを使うか、エンジン側でPMを減らして排気系でNOxを低減させるかをしています。

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