なぜ車のヘッドライトカバーは黄ばむのか?

ヘッドライトカバーは何でできている?

ヘッドライト

昭和の時代、ヘッドライトはガラスが普通でした。ライトは点灯していると、熱を持ち夏場などは相当に熱くなります。その熱で溶けない素材、熱害に強い素材としてガラスが使われていたためでした。

しかし、プロジェクターやHID、LEDなど、新たな光源が表れてくると、ライトユニットはコンパクトになり、熱による影響も減りました。そのおかげで、ヘッドライトのデザインの自由度は飛躍的に高まったといえるでしょう。

デザインの自由度が高まると、ガラス時代にできなかったヘッドライトの形状が流行します。そのため、成形の容易な樹脂が重宝されるようになったのです。

この樹脂には車両の軽量化、衝突時の安全性などにも寄与することから、現在のヘッドライトカバーは樹脂製、ほとんどはポリカーボネートという素材になっています。

ポリカーボネート樹脂の耐衝撃性は、同じ厚さのガラスの約200倍、透明度にも優れていることからヘッドライトカバーに使われています。

ただし、長く使用すると熱や紫外線の影響を受けやすく、分子構造に化学的な変化が起きてしまうそうです。これこそが、黄ばみや曇りの原因です。

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