Vol.10 40代女性元COTY選考委員、自動車業界に導いた車

2代目スターレット

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1980年代、大学生だった私は、当初クルマに全く興味がなかった。もちろん免許を取得する予定もなかったが、実家の母が「免許取りなさい。お金出してあげるから」と何度も言うので、大学2年の夏休みに免許を取得し、自分の車を所有することとなった。これをきっかけに私の人生が今後大きく左右されることになったのだ。


Chapter
峠道を走る楽しさを知る、車の面白さを知る

峠道を走る楽しさを知る、車の面白さを知る

初めて所有した車は「かっとび」ことEP71スターレットSiだった。

友達はトレノ(AE86)や元祖ハイソカーの初代ソアラに乗っていて、女子だけでツーリングによく行った。

今だと信じられないかもしれないが、80年代の大学生は男女関係なく今よりはるかにクルマ好きが多かったのだ。
私は、車の所有をきっかけに、ディーラーでの納車引き取りなど様々なバイトをした。

峠道を走る楽しさに目覚めたのもその頃だ。ヒマさえあれば首都圏の峠を走り回っていた。といっても、ドリフトなんてできないからただただフツーに走るだけ。

EP71は軽快でキビキビとした走りが魅力で、1300㏄の小さなエンジンではあるものの、レスポンスが良く爽快感があった。
FFになって初のモデルだったが、今思えば新時代のコンパクトカーというイメージだろう。

車の面白さに魅了された私は、大学卒業後、自動車業界で働き、結婚・子育てを経て、今では女性やファミリーに対して車の選び方や楽しみ方を発信する仕事をしている。

私の行動半径と車じゃないと見られない世界を広げてくれた最初の車、スターレット。30年経過して町で見ることもほとんどなくなったのが寂しい限りだ。

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