なぜマイルドヤンキーやDQNたちはクラクションの音を「ファーン」に換えるのか?

自動車用ホーンの法的な決まりは?

警笛

自動車のホーンは道路運送車両法で規制される保安部品になります。なので、単に警笛が出れば良い、大きな音が出れば良いというわけではなく、様々な規制があります。

たとえば、ボリュームは「自動車の前方2mの位置において115db以下908db以上」と規定されています。また、ミュージックホーンのようなものは禁止です。それは規定に「音が一定していて変化がないこと」という決まりがあるからです。

国産大衆車のホーン音は、安っぽい?

トヨタ ヴィッツ

普段、日常的に鳴らすものではありませんが、クラクションの音はドアの開閉音と同レベルでクルマのイメージを決める音といえます。そして、音の違いは車格の違いといってよいでしょう。

最近の軽自動車は装備も充実しており、内装の質感も乗り心地も軽であることを忘れてしまうほど良いのですが、いざ、ホーンを鳴らすと安っぽく不快な「ビーッ」という音が鳴って、我に返ることもあります。

そもそも、警笛なので不快であることは重要かもしれません。軽以外も国産車のクラクションは高級車以外はどれも似たり寄ったりの薄っぺらい音です。それに比べると、欧州車やレクサスなどの高級車の音は深みと広がりがあり、高級感を感じさせる音になっています。

ホーンの音の違いは何から?

ホーンの音の違いは車格の違いと考えて間違いはありませんが、音の違いはホーンのタイプ(構造)によって決まってきます。

国産大衆車に純正装着されるホーンは平型が主流です。金属で出来た共鳴板の形状が特徴的です。それに対して欧州車などの高級車は、主に樹脂で出来た内部が渦巻き形状になっている共鳴管が付いたホーンです。

音が鳴る仕組みは平型とほぼ同じなのですが、渦巻きホーンは平型と違いシャフトはポールと接触しません。音が鳴る仕組みはトランペット等の管楽器と同じ原理です。音が増幅されますので深い響きの「ファーン」という音が出ます。

また、ホーンがシングルかダブルかによっても音色が違ってきます。この違いもなかなか大きいです。音楽を一つのスピーカーで聞くのと、ステレオのように二つのスピーカーで聞くのとは音の広がりが全く違いますよね。高級車ともなれば渦巻き型×2つというタイプが多くなります。

あとはホーン自体の大きさや周波数によっても変わってきます。ホーン自体が大きければ大きく深い音がでます。

DQNに限らず、ホーンを交換するクルマ好きは多い

DQNやマイルドヤンキーのような、クルマ好き、地元好き、仲間好きという人たちに限らず、ホーン交換をドレスアップ感覚で実行している人は少なくありません。どんなにカッコよくカスタムしても、ホーンが安っぽい音だと魅力も半減します。

よって、車をエアロで固め、タイヤホイールを替え、カッコよくドレスアップした際にはホーンも高級車のような「ファーン」という音、自分好みの音色にカスタムする人が多いのです。また、音色のいいホーンは数千円で購入可能。作業も比較的カンタンに行えるものがほとんどなので、ライトなカスタムを楽しむにも良いのでしょうね。


筆者もその昔、国産コンパクトカーのクラクションの音が嫌で、渦巻き型のダブルホーンに交換していたことがありました。安い国産車なのに、欧州車に乗っているような気分を味わえました!

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