トヨタ タコマってどんな車?燃費や維持費、中古市場について

トヨタが米国で展開するタコマってどんな車?

トヨタ タコマとは、北米トヨタが米国で販売するスポーツユーティリティーピックアップトラックです。初代トヨタ タコマは、日本でも販売されていたハイラックスサーフ•スポーツピックアップの米国仕様車でした。

初代タコマとハイラックスサーフ•スポーツピックアップの一番の違いはエンジン構成です。タコマでは2.7L 直4と3.4L V6が搭載されましたが、日本では2.0L直4、2.7L直4、3.0Lディーゼルでした。

初代タコマが日本と米国で生産されていたのに対し、2代目タコマは米国でのみ生産されるようになりました。これは日本ではスポーツピックアップはジャンルとして根付かず、ハイラックスサーフ•スポーツピックアップは廃止となったものの、米国では大人気モデルとなったためです。

2代目タコマの搭載エンジンは2.7L 直4と4.0L V6です。さらに4.0L V6エンジンには、TRDの過給パーツを装着した最高出力300PSのスーパーチャージャー仕様も用意されていました。

そして2016年、タコマは3代目にモデルチェンジ。搭載されるエンジンは2.7L 直4と新開発の3.5L V6です。2代目モデルで人気のあったスーパーチャージャー仕様は現在のところ設定がありません。

また、3代目タコマのサイズは、2代目モデルと大きくは変わりません。

【3代目トヨタ タコマのボディサイズ】
全長 5,392mm
全幅 1,890mm
全高 1,792mm
ホイールベース 3,235mm

全長はおよそ5.4mとかなり巨大ですが、これでも米国ではミドルサイズピックアップです。メッキパーツで縁取られた巨大なフロントグリルはランクル200のデザインに近いものです。トヨタSUVのブランドアイコンである模様です。

タイヤサイズは標準で245/75R16。16インチタイヤをスチールホイール、またはアルミホイールと組み合わせて採用しています。

初代モデルについて

もともとはハイラックス トラックとして日本で製造・販売されていた小型ピックアップトラックが、北米でGMと合弁で建設した製造工場、NUMMI(現在はEVで有名なテスラモータースの工場)に生産移管を始めました。それをキッカケに、独立車種となったのが、初代タコマです。

その生い立ちゆえに、初代の初期型は日本でもかつて販売されていたハイラックス・サーフと似たフロントマスクでした。

ボンネットの下には日本仕様ハイラックスサーフにも使われた2.7リッター直4エンジンのほか、3.4リッター V6の5VZ-FEが収められています。

しかし、日本版ハイラックスと似ているのはそこまでで、キャビンの後ろの荷台は長く広大、大径タイヤで最低地上高も高く、小さいながらもまさにアメリカンピックアップトラックだったのです。

さらに1988年にはマイナーチェンジでフロントマスクがガラリと変わり、ハイラックスからの独立を印象づけています。

キャビン形式は何種類かあり、2ドア2人乗りのレギュラーキャブ(日本ではシングルキャブ)、観音開き4ドア4人乗りながら、リアシートはエマージェンシーシートで実質2+2シートのアクセスキャブ、4ドアのダブルキャブがあります。

これに加えて、スポーツタイプのSランナーが設定されており、カスタムを受けたレーシングトラックがドラッグレースや各種レース、タイムトライアルなどにも積極的に参戦しています。

なかでも日本で有名なのはパイクスピーク・ヒルクライムでの活躍で、日本代表のごとく毎回参戦しているモンスタースポーツの田嶋選手の前にタコマも立ち塞がりました。

1998年、ミッドシップにエンジンを搭載するなど大改造を受けたタコマは、名手ロッド・ミレンのドライブで見事に総合優勝し、日本にもミレンとタコマの名を轟かせたのです。

2代⽬モデルについて

2004年に2代目となったタコマは、他のアメリカン・サイズのトヨタ車同様、威圧的で大きなフロントグリルを持つようになり、いかにもな風貌を手に入れました。

より大型のタンドラと共通イメージですが、フルサイズピックアップのタンドラに対し、タコマはあくまで小型ピックアップトラックです。

エンジンは新型に置き換えられ、2.7リッター直4と、236馬力に強化された4リッター V6の1GR-FEになりました。

スポーツバージョンの「Sランナー」は「Xランナー」へと名を変え、6速マニュアルミッション、18インチタイヤ、専用エアロパーツにLSDまでついている、本格的なスポーツトラックで、TRDのスーパーチャージャーを装着すれば300馬力へとパワーアップすることも可能。ヘタなスポーツカー顔負けの走りをするのでした。

通常のバージョンも5速、または6速MTか、4速、または5速ATを組み合わせていましたが、初代がコラムシフトだったのに対し、2代目からはフロアシフトになり、まさに「ピックアップトラックの皮をかぶったスポーツカー」になりました。

3代⽬モデルについて

2016年、タコマの最新モデルが登場しました。

一時期アメリカではピックアップトラックの人気が落ち込み、おかげでGMなどBIG3が軒並み経営不振に陥るほどでしたが、2015年頃より原油価格が下がったことで復権し、タコマも満を持して3代目を投入したのです。

3代目タコマは、V6エンジンが新開発の3.5リッターとなっていますが、最高出力は278馬力へとパワーアップしました。

エクステリアもフロントから立体的に大きく突き出した6角形グリルが大迫力で、ランドクルーザーとは違ったイメージを打ち出しています

今後も、アメリカ現地メーカーとの対決は、まだまだ続きそうです。

タコマの維持費や燃費、評価について

3代目タコマは2.7Lと3.5Lのエンジンを搭載する、日本では大排気量に区分されるクルマです。果たして維持費はどれくらいかかるのでしょう。

維持費と聞いて真っ先に思いつくのが燃費です。カタログ燃費は2.7L車で19/23/21MPG、3.5L車で19/24/21MPGです。日本流にいえば、街乗り8.0km/L、高速9.7lm/L、市街地と高速走行の混合で8.7km/Lといったところです。

もし年間1万kmを複合で走行するのなら、必要なガソリンはおよそ1,150Lです。カタログにはまだ記載されていませんが、もしレギュラーガソリン仕様なら、年間115,000円のガソリン代になります。

では、トヨタ タコマの評判はいかがなものでしょうか?米国ユーザーの口コミを調べてみました。

口コミで良い点として挙げられるのは、電気系統の耐久性、燃費の良さです。

不満足な点として挙げられるのは高速走行時のロードノイズとエンジン音がうるさいこと、フロントシートでも座り心地が悪く、米国ユーザーの体格にフィットしづらいこと、パワーが足りないこと、6気筒エンジンのフィーリングが悪く4気筒エンジンの出来の良さが目立つことなどです。かなり辛辣な評価を下しているユーザーが目立ちました。

タコマの中古相場や中古価格について

タコマは、今や日本では絶滅したスポーツピックアップです。レジャー用途のピックアップの購入を検討するのなら、ハイラックスサーフ•スポーツピックアップかタコマの並行輸入車の中古を探すしかありません。タコマの中古相場は結構こなれていますので、探せば掘り出し物が見つかるかもしれません。

そこでタコマの中古相場を調べてみました。中古価格の最高値は448万円でTRDがチューニングしたスーパーチャージャー車です。一方最安値は79.8万円です。

お手頃な中古価格なのですが、注意点があります。それは1997年式で19年落ちであること、米国から輸入された中古車らしく走行距離不明である点です。

米国の中古車文化では走行距離は各ユーザーごとに計測するもの、とされています。車両の通算走行距離ではないのです。従ってどれくらいの程度の中古車両かを把握しづらくなっています。最安値の輸入中古車にはこのような注意点がありますので、ご注意ください。

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