プロボックス、E100系カローラバン…営業車最速はどれだ?

なぜ営業車は速い!?

無題

ビジネス用途の商用車でこれほど走行性能が注目されるのはなぜでしょう?

一般ユーザー向けの乗用車とは異なり、商用車ではカタログスペックよりもまず実用性を第一とします。

その実用性とは、十分な積載能力と、満載でも走行性能を維持するため、高回転高出力ではなく低回転から十分盛り上がり、扱いやすいトルク特性のエンジン、それに重量が増しても加速力を維持するためのギア変速比が挙げられるでしょう。また、空荷であっても荷物を積んでいても柔軟に保たれたステアリング特性、そしてボディやサスペンションの耐久性。

つまり、カタログスペックより実際の取り扱いの良さや実用性を重視しているという意味で、ライトバンなどの商用車は現代のクルマづくりを先取りしていたとすら言えるのです。

加速しやすく運転しやすい、そんなクルマが遅いはずもなく、空荷での動力性能はちょっとしたスポーツカー並とすら言えるでしょう。エアロパーツこそ装着しないものの、長いルーフは十分なダウンフォースの源でもあり、高速安定性にも優れています。

高速巡航なら圧倒的トルクのハイエースバンやNV350

営業車と一口に言っても、1ナンバーや4ナンバー車はさまざまなタイプがあり、さらにそれらをベースに3ナンバーや5ナンバーのビジネスワゴン的なモデルもあります。

ワンボックスボディは重心も高いので横風の影響を受けやすく、乗用車とプラットフォームの全て、あるいは一部を共用するライトバンの方があらゆるステージで速さを発揮できるのは当然のことです。

しかし、3リッターディーゼルターボを搭載し、30kgf•mの大トルクにモノを言わせたトヨタ ハイエースバンや、2.5リッターディーゼルターボで36.3kgf•mとハイエース以上の動力性能を持つ日産 NV350には、圧倒的なトルクによる秀逸な高速巡航性能という魅力があります。

アルトバンやミラバンなど軽ボンバンは最高の遊び車

現在では営業車でも燃費や排ガスなど環境性能を考える時代でもあり、特にライトバンではマニュアルミッション車が皆無になるなど、かつてのライトバンのようにスポーツカー気分でスパルタンな内装に囲まれ、ドライブを楽しめるようなクルマではなくなっています。

そもそも仕事のための車なのですから、ドライブを楽しむ車の設計でないことは正しいのですが、かつてのライトバンを知るものからすると少し寂しいかもしれません。

その意味で、ライトバンでは無いものの全高が低くマニュアルミッションもチョイスできるとなれば、スズキ アルトバンやダイハツ ミラバンといった軽ボンバン(ボンネットバン)も悪く無いチョイスでしょう。

もちろん、NAの軽自動車なので圧倒的な動力性能や大トルクは見込めないものの、簡素化された装備に、コストダウンの結果として軽乗用車とエンジンが統一された結果、ハイパワー化された事により、軽ボンバンは軽自動車レースでも活躍しているほどなのです。

駆動系がターボ車と共通なのでターボエンジンへの換装も容易で、コペン用エンジンへの換装と大型タービンを搭載して、最高速が200km/hオーバーのミラバンなども実在します。中にはFR化されてドリフト用ホットハッチとなっているケースもあり、ベース車が安価で税金も安い軽ボンバンこそ、ホビー感覚で楽しめる最強のトイカーと言っていいかもしれません。

「最強の営業車」の称号を与えたい E100系カローラバン

現在のライトバンこそおとなしいものの、トヨタ プロボックス/サクシードや日産 ADバンの現行モデルが最初にデビューした頃は、まだ互いに動力性能を競って、ゼロヨンタイムを競った販促ビデオすらありました。

中でもプロボックスとサクシードは現在でもワンメイクレースが開催されており、派手なカラーリングのレーシングライトバンが筑波サーキットなどで熱いバトルを繰り広げています。しかし、あえてそこから一時代前の「カロバン」、E100系トヨタ カローラバンこそが、トータルでもっとも速く、楽しい営業車だったと思うのです。

バブル時代に作られた贅沢で頑丈なE100系カローラをベースに、ひたすら簡素でスパルタンな内装により、スターレットと同じエンジンを実用性重視にセッティングした1.3リッターDOHCエンジン搭載のDXでは空荷で1tを切る軽量ボディ。加速性能重視のミッションに、空荷ではほどよく締まったリアサスにより、ドライバー次第で思い切り振り回せるクルマだったのです。

頑丈なボディとサスペンションで悪路もガンガン突っ走ることができたので、荒れた山道を走る時はちょっとしたラリー気分も味わえたE100系カローラバンこそ、「最強の営業車」の称号を与えたい一台です。

商用ナンバーではないが! 思わぬ伏兵ルノー カングー

ルノー カングー

現行モデルは少々大きくなったので、今や商用ナンバーでバン登録の無い、ルノー カングーですが、かつてのルノー エクスプレス以来輸入商用車の定番中の定番。

そのカングーに実は115馬力/19.4kdf•mの1.2リッターDOHCターボを搭載し、6速MTで自在なシフトチェンジを楽しめるホットバージョンが存在することを、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?カングー ゼンというグレードに6速MTとターボが設定されているので、現行モデルの営業車では最高のホットモデルかもしれません。

プロボックス/サクシードワンメイクレースのレーシングカーや、E100系カローラDXと営業車最速を競わせてみたいですね!

Source: www.renault.jp |

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