海外でも話題に!マツダが公開した新ロータリースポーツ RX-VISIONとは

海外も期待する「ロータリースポーツ」

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マツダはロータリースポーツの復活を宣言するといえる「RX-VISION」を東京モーターショーに持ち込みました。新型ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載するFRスポーツとして、RX-7、あるいはRX-8の後継のイメージを持たせています。

ワールドプレミアだっただけに、海外からも様々な声が寄せられているようです。

「本当にカッコいいプロポーション!」
「シンプルで機能的でありながら、冷たさやシニカルではなく、繊細で潜在的に過去を受け継いでる」
「頼むから45,000ドル以下に留まってくれ」
「ターボが付いて欲しい!」
「電動ハイブリッドではないか?ロータリーの欠点を解消できる」

このようにデザインや、ターボ、またハイブリッド化を予想する声まで出ていますね。こうした反響は今後も世界中で広がっていくのでないでしょうか。

過激なロングノーズ・ショートデッキの美しい造形

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RX-VISIONはかつてのロータリースポーツ以上に、ロー&ワイド、ロングノーズショートデッキのボディが目を引きます。意図的に古典的なスポーツカーのマナーを忠実に守り、マツダのアイコン的デザインを施した、といえますね。

しかし、ここまでロングノーズにする理由は、コンパクトさが売りであるロータリーエンジンを搭載する事を考えると、整合性がありません。つまりもっとコンパクトで、NDロードスターのように合理的なレイアウトを本来可能にできるハズなのです。

魅力的なデザインと市販化への密接な関係

敢えてこうしたデザインにした、という事であれば、これは明確に「デザインによる訴求」を意図したものと考えられます。このRX-VISIONは「コンセプトモデル」であり、このまま市販される予定は残念ながらまだないでしょう。

開発・製造コストがかかるスポーツカーは、メーカーサイドにとって「商業的リスク」の大きいカテゴリです。勿論、「ロータリー」「RX-7」という遺産のあるマツダにはこの点、有利に働く要素は当然ありますが、市販化する為には、このコンセプトの反響、というものが非常に大きい。

実際目にしたユーザー、またメディアの発信、声をメーカーはしっかり調査するでしょうし、それを元に市場投入の可能性を測ると考えます。そうした意味では、このようにインテンスあふれるデザインも必要不可欠であるといえますし、そもそも魅力的なデザインでなければなりませんよね。

気になる新ロータリーユニット

今回、マツダはこのコンセプトのパワーユニットは新世代ロータリーの「SKYACTIV-R」と発表しています。当然、市販されるのであれば、新型ロータリーエンジンが搭載されるのは間違いありません。

RX-8が欧州での販売を終了させたのは、排ガス規制「EURO5」をクリアできなくなったからです。現在ではさらに厳しい「EURO6」となっており、これをクリアするのがまずもってロータリーエンジンに課せられた条件です。そして「燃費」もロータリーの弱点と以前から指摘を受けています。

海外の声にもあるように、近年のスーパースポーツは「ハイブリッドスポーツ化」が一つのソリューションとされています。確かにロータリーとモーターを組み合わせる事で、前述の「排ガス」「燃費」といった事はクリアできるでしょう。

しかし、近年のマツダは「内燃機エンジン」にイノベーションを起こせる存在でもあります。SKYACTIVテクノロジーは世界的にも評価されていますし、日本でも「クリーンディーゼル」を普及させた功績もあります。つまり内燃機にこだわり、新たな技術的ブレイクスルーを続けているマツダが、そうそう安易にハイブリッドという「逃げ道」を使うとは考えにくいのです。

次世代SKYACTIVテクノロジーに期待!

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以前記事でも紹介したように、マツダはHCCIエンジン(プラグ着火を使わず、温度、圧縮比でまんべんなく燃焼室で爆発させる技術)の開発を進めています。この技術を使ったロータリーエンジンの可能性も十分にあり得ます。

やはりマツダのスポーツカーには「ロータリー」が欠かせません。久しぶりに対面するロータリーには、どんな技術が採用されているのか、今から楽しみでなりません。

設計に込められた思いとは?

rx-visionは4シーターではなく、2シーター。いわばRX-8ではなく、RX-7を意識していることが分かります。

そしてRXシリーズのアイデンティティと言っても過言ではないロータリーエンジン。こちらも次世代型の「SKYACTIV-R(スカイアクティブ・アール)」を搭載する模様。ちなみにこちらは2016年の3月24日に既に特許申請がなされています。

スペック等も噂レベルで出てき始めているのですが、マツダとしてはやはりロータリーエンジンを載せる点に意義を見出しているのでしょう。

速い”だけ”ではなく、格好良い”だけ”でも終わらせないのがマツダのスポーツカー。かつて多くの人を魅了したロータリーエンジンを現代の環境技術にも適合させて搭載することで、文字通り「ロータリーエンジンの完全復活」を、多くの自動車マニアは待望にしているはずでしょう。

近年、マツダはSKYACTIVエンジンに力を入れていますが、もしかしたら当初からロータリーエンジンとの融合を考えていたのかもしれません。

まだまだ噂ばかりが先行していますが、東京オートサロン2016やオートモビルカウンシルなどに姿を現すなど、着実に販売実施のプランは前に進んでいるのが伝わってきます。

案外早くに商品化が発表されるかもしれませんね。

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