なぜスーパーカーはカーボンブレーキを装着しているのか?

カーボンブレーキとは?

Brembo

カーボンコンポジット(C/Cコンポジット:Carbon Fiber Reinforced Carbon Composite)とは、炭素繊維をさらに炭素で強化した複合素材であり、日本語では炭素繊維強化炭素複合材料と表記されます。その多くは、カーボンとセラミックを主材料としたカーボンセラミックブレーキです。

一般的なスチールと比較して、高温時の強度に優れ、軽量、高弾性などの特性も合わせ持っており、さらに耐錆性や耐久性にも優れるなど、ブレーキの素材としては理想の材料。だたし製造コストがかさむため、クルマではレーシングカーや一部のスーパーカーのブレーキにのみで採用されています。

カーボンブレーキを採用しているメーカーは?

フェラーリ カリフォルニアT

ホンダ、アウディ、ポルシェ、マクラーレン、マセラティ、ランボルギーニ、レクサス、AMG、BMW、アストンマーティン、シボレー コルベット、ジャガー、ゾンダ、日産、ブガッティ、フェラーリ等々。いずれのメーカーでも、最高速度250km/hオーバーのモデルに、標準もしくはオプションで用意されています。

これからも採用するメーカーやモデルが増えていくのかもしれません。

カーボンブレーキを選ぶメリットは?

フェラーリF430 カーボンブレーキ

超高速域での制動力

超高速域からのフルブレーキで発生する高温に耐える性能と耐久性。耐フェード性に優れ、ローターの歪みなども少ない。

バネ下重量の軽減

通常のブレーキシステムよりも同じサイズで軽量化が可能、。つまり、バネ下重量軽減の効果があります。その結果、加速および減速だけでなく、旋回時や走行安定性の向上にも寄与します。

見た目のカッコよさ

まさに「お洒落は足元から」。通常のブレーキよりも大型のキャリパーが与えられたり、カーボンブレーキ専用色で差別化するなど、足元でさりげなく主張する効果は絶大です。

カーボンブレーキのデメリットは?

街乗りメインには不向き

市街地の渋滞時など、低速走行を繰り返すような状況では、オーバークオリティかもしれません。また、カーボンブレーキは温度管理が難しく、低速で十分な制動力を発揮できないといわれてきました。(※最近では、低速時の制動力も改善されています)

部品代が非常に高価

ユーザーにとって、最大のデメリットは価格でしょう。普及率のアップ(と言ってもわずかですが)にともない、コストば安くなりつつあるようですが、通常のブレーキローターやパッド交換に比べたら、まだまだ高価であり、一般的なモデルに普及することは難しいかもしれません。


スーパーカーであっても、サーキット以外でその真価を発揮する機会は少ないかもしれません。しかし、強大なパワーを抑えつける強力な制動力は必須の装備であり、カーボンセラミックブレーキは、制動性、耐久性、プレミアム性いずれも最高の性能を有しています。

現代のスーパーカーには、あらゆる面で必然の装備であると言えそうですね。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事