滅多にない大雪注意報が発表!事前にできる対策は?

雪

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普段、滅多に雪の振らない地域に住んでいると、雪への備えは怠りがちです。

そんな地域であっても、雪のなかを運転しなければならないことがあります。

翌日の天気予報で雪が予想されるとき、どんな備えが必要なのでしょうか。

私たちが、雪の前にできる対策について確認しておきましょう。

文・吉川 賢一

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一
Chapter
雪に備えて万全の準備を!
路面状況の予習をする
レンタカーという手段もあり

雪に備えて万全の準備を!

雪が降る前というよりも、シーズン前にやっておきたいことのひとつが、スタッドレスタイヤの装着です。

少しの雪ならばノーマルタイヤでも走ることができるという過信は、不意の事故に繋がります。滅多に雪が降らない地域であっても、中長距離のドライブを楽しんだり、毎日、仕事でクルマを使う予定がある方は、必ず装着するようにしましょう。

さらに、雪の多い地域に向かう予定がある場合は、タイヤチェーンの装着規制となる可能性もありますので、確認しておくことをお薦めします。
夜間、フロントガラスに積もった雪を払うには、スノーブラシが役立ちます。ウインドウに氷が付着して、ワイパーでは取りきれない状態となっているときには、スノーブラシにスクレーパーが付いているものが便利です。また、ワイパーが凍り付いて作動しないときや、鍵穴が塞がってしまったときには、解氷剤を用意しておくと良いでしょう。

雪道でフロントガラスが汚れやすくなるので、ウォッシャー液の使用頻度も増えます。雪の前にはウォッシャー液の残量をチェックし、必要ならば補充をしておきましょう。その際は、凍結しにくい寒冷地用のウォッシャー液が理想です。

さらに念を入れるなら、雪にはまって動けなくなる事態に備え、雪かき用のスコップ、牽引ロープ、外作業に適した防寒着や軍手、長靴なども準備しておくと良いかもしれません。

路面状況の予習をする

雪の積もった道は、日照条件や時刻によって路面状況が刻々と変わります。特に滑りやすくなるのが、”トンネルの出入り口””橋の上”です。日陰や風が吹き抜ける場所では、路面凍結の恐れがあります。

そのような場所では、手前から十分に減速し通過することを心がけて運転しましょう。また日中、濡れた路面が、夕方から夜間にかけて気温が下がると、アイスバーンとなっている場合があります。走行する時刻も意識するようにしましょう。

さらにブラックアイスバーンや、大雪のあと気温が高めの際におきるシャーベット状の路面では、スリップをしてハンドルが取られやすくなります。細心の注意を払って運転しましょう。

レンタカーという手段もあり

スタッドレスタイヤやチェーンなど事前の準備が間に合わないときには、レンタカーを借りるという手段もあります。レンタカーでしたらウォッシャー液やオイルなど、しっかりメンテナンスがされているため安心感もあります。

雪の日にどうしてもクルマが必要になってしまったけれど、肝心の愛車は夏タイヤのままという時はレンタカーが便利です。

ただし、スタッドレスタイヤやチェーンはオプション扱いとなっていることが多いので、料金や内容をしっかりと確認してから、借りましょう。
ドライブ前に雪予報が発表されたら、”滑る、埋まる、渋滞する”など、あらゆるトラブルを想定し、事前の対策をしっかりしたうえで、無理のない運転と時間配分を心がけて、出かけましょう。
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