大雪で車が埋もれて動かない!脱出方法や対処法を解説

ワイパー 雪

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都会は雪に弱いと言われますが、2014年2月のように都心部で30cmもの積雪があれば、立ち往生する車がそこかしこで見られるようになります。もしも自分の愛車が大雪で動けなくなったら、どうしたら良いのでしょうか?
Chapter
大雪でJAFも大忙し!
大雪で車が埋もれて動かない!
大雪でエンジンがかからなくなった!
大雪でタイヤがスリップして動かない
大雪で車がスタックして動けない!
大雪で車が動かず、諦めた場合

大雪でJAFも大忙し!

東京都心部で30cmクラスの積雪となると、交通網は大パニック。そんな状況では、愛車にトラブルが起きたからといって、JAFやロードサービスに連絡しても、すぐに対応してもらえません。

同様のレスキューコールが数件も発生しているからです。大雪が降っても対応できる準備を、普段から行う必要があります。

大雪で車が埋もれて動かない!

大雪が降れば、屋外駐車場なら車に雪が積もります。まずはワイパーを立て、ルーフから雪を落としていきましょう。

このときワイパーを立てた状態にしていないと、落ちてきた雪でワイパーが破損することがあります。構造的に立たないワイパーなら、雪が直撃しないよう保護しておきましょう。

また、ルーフ上の雪を降ろさずに走行すると、解けた雪が塊で落下し、周辺の車両を破損させたり、重大事故のきっかけにもなり得ます。

もしもタイヤまで埋もれていたら、周囲を除雪し路面を露出させ、駆動力を確保します。

大雪でエンジンがかからなくなった!

愛車を雪中から掘り出し、いざスタート!しかしいくらイグニッションをひねっても、スタートボタンを押してもエンジンから聞こえるのはキュルキュル音だけ。こんなときはバッテリー上がりが考えられます。

対処方法はブースターケーブルを事前に用意し、ご近所さんに頼み込んでそのお宅の車から電気を分けてもらうか、いっそのことバッテリー交換するのみ。現実的に可能なのは、電気を分けてもらうジャンプスタートですね。

冬のバッテリー上がりは、当たり前のトラブルです。この記事を読んでからでも遅くありません。バッテリー点検を行い、必要なら交換。ブースターケーブルを購入し、愛車に搭載しておくと安心です。

大雪でタイヤがスリップして動かない

関東地方で降る雪は、水分を多く含んだドカ雪です。北海道のようなさらさらとしたアスピリンスノーなどは、まず降りません。関東地方の雪は自動車の走行によって溶け、夜間には凍結、そして翌朝にはアイスバーンとなります。こうなるとスタッドレスだけではすべり、走行ができません。

冬の走行で滑ったら、タイヤチェーンを使用しましょう。タイヤチェーンは駆動輪に装着する2本で十分です。もしフルタイム4WD車にお乗りなら、駆動力を多く配分する側のタイヤに装着します。前後とも同じ配分なら、雪道走行には前輪に装着すると良いでしょう。

雪道でタイヤがスリップする原因は路面状況のほか、過大な駆動力にもあります。雪道発進するときはATならスノーモード、MTなら2速発進が原則です。

また凍結路面の坂道で一時停止しようものなら、スリップして自力脱出はほぼ不可能。坂道を一気に走りきれるタイミングまで坂の下で待つか、坂を迂回しましょう。

大雪で車がスタックして動けない!

道路状況はどこも同じではなく、ところどころ穴があったり傾斜があったりするもの。降雪によってタイヤが落ちるほどの穴が隠されていることもあり、そこに入り込んだらスタック状態となります。

自力脱出は困難ながらも、スコップ、毛布やスノーヘルパーなど脱出用の道具を使えば不可能ではありません。冬季は、雪道脱出用アイテムを常時携行しておきましょう。

使い方は、スコップでタイヤ前後の雪を退けて路面を出し、毛布やスノーヘルパーをタイヤの進行方向の反対に設置します。これによりタイヤのグリップ力を上げ、脱出しやすくするのです。

発進するときは、一気に脱出しようとせず、ゆっくりと前後に車体を動かし、段々に挙動を大きくしていきます。これで脱出できないようなら、除雪範囲を広くしたり、後ろから誰かに押してもらうなどします。

大雪で車が動かず、諦めた場合

大雪で車がどうしても動かず、使用をあきらめた場合には、ワイパーを立てておくのをお忘れなく。ワイパーブレードは簡単に曲がりますし、ワイパーアームも比較的観点に破壊されます。

ワイパーを立てるのは、ワイパーの破損防止目的です。車が動いた方も、積雪中に車を使用しない時間は、ワイパーを立てておきましょう。
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