【対立比較】レガシィB4とマークX徹底比較!案外、心移りしちゃうかも!?

スバルのフラッグシップモデルであるレガシィに相応しい質感と機能性を、バランスのとれた美しいデザインで表現したB4と、躍動的なスタイルと走りを楽しむFRパッケージとしてデザインされたトヨタのマークX。それぞれのデザインコンセプトをご紹介します。

Chapter
レガシィB4のエクステリア
マークXのエクステリア
レガシィB4の内装
マークXの内装
独特の安定さが定評のスバル レガシィB4
好みの走行モードを選べるマークX
レガシィB4の安全装備
マークXの安全装備
レガシィB4「予防安全性能アセスメント」で46点満点最高ランクを獲得
マークXは先進の車両運動制御システム「VDIM」
レガシィB4の新車価格と中古価格は?
マークXの新車価格と中古価格は?

レガシィB4のエクステリア

レガシィB4

4WD専用セダン+水平対向エンジンという特異な個性が特徴の「レガシィB4」は、機能性を全面に出すエクステリアを採用。高級感は薄い印象ですが走行性能や安全性、乗員すべてが快適に移動できる室内空間など、「スバルのセダン」として欠かせない基本性能を磨き込み、それらをデザインによっても表現することで、質感を大幅に高めています。

フロントはバンパー一体となるヘキサゴングリルとホークアイヘッドランプによるスバルのファミリーフェースを構成。また、フロントノーズから始まる立体的な造形をボディへ連続させる事で、よりダイナミックで表情豊かな造形表現を実現しています。リアコンビランプにもヘッドランプと共通のモチーフを採用することで、精悍な印象が前後で統一されています。

B4は、スバルのフラッグシップセダンとして、よりスポーティで高品位なスタイリングを追求。塊感のあるフォルムと伸びやかなキャラクターラインにより、たくましさと俊敏な走りの両面を表現しました。

マークXのエクステリア

マークX

マークXはレガシィB4よりも一回り小さなボディを与えられていますが、プラットフォームは初代マークX(12代目クラウンや3代目レクサスGSとも同じ)から引き継いでいます。

レガシィB4が機能性重視の硬派なスタイルであるのに対して、マークXは「glam tech(グラムテック)」をデザイン開発キーワードに、ダイナミックな見ごたえを表現するおおらかな面質(グラマラス)と、近代感や精度感を表現する硬質な面質(テック)との巧みなコントラストによる、ダイナミックかつスタイリッシュなフォルムが特徴です。

1,435mmの全高に、全幅およびトレッドを20mm拡大した低重心スタイルに始まり、前後ピラーの裾野を広げ、アンダーボディとの一体感を強めたエレガントで伸びやかなサイドシルエットを与えられています。外装では、3連を強調したヘッドランプやメッシュグリル、内装では、円筒形状メーターやブーツ式のシフトレバーを採用し、スポーティ感を強調しています。

レガシィB4の内装

レガシィB4
レガシィB4

「コンフォート&スポーティ」をデザインテーマとし、上質さ、快適さを格段に向上させながら、スポーティなドライバーズエリアやインフォテイメントの愉しさを提供する新世代インテリアを実現しています。立体感のある筒型2眼メーターを採用し、メーター中央には、EyeSightやSI-DRIVEの作動状況を表示する大型カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを搭載。上級グレードには、先進的な印象を高めるメーターリング照明を設定。

照明はブルーを基調としながら、EyeSightの警告など、走行状況の変化に応じて色を切り替えます。スバルのフラッグシップに相応しいインテリア品質として、ソフトパッド化されたダッシュボードやクッション厚を増したアームレストなど、各部の素材や触感にこだわったインテリアです。

見た目はシンプルでやや無機質ですがB4の高水準の走りや高い安全性能のイメージをインテリアデザインに盛り込んだという印象です。

マークXの内装

マークX
マークX

マークXの内装はスポーティ感を強調しつつも、上級セダンとしてのラグジュアリームードも考慮されたデザインとなっています。

円筒形状メーターやブーツ式のシフトレバー、グリップを太めにし、握り心地を向上させた本革巻きステアリングホイールなどでスポーティさを演出しているほか、ホールド性を高めるために座面・サイド部(運転席・助手席)の角度を見直し最適化させています。スイッチ操作でシート背面を前後させる電動ランバーサポートを運転席に採用し、運転時の腰のフィット感を向上させています。

スパルタン&機能性重視のレガシィB4と、スポーティ&高級感も十分のマークX。車のイメージがそのままインテリアにも表れていますね。

独特の安定さが定評のスバル レガシィB4

レガシィB4

スバルのレガシィB4は、悪路では深い安心感を、高速道路では疲労の少ない安定した走りを、コーナーでは心躍るスポーティなハンドリングを提供します。この独特の安定した乗り味が人気の理由の一つです。一体なぜこのような走行性能が実現出来たのでしょうか?

レガシィB4独特の安定した乗り味は、水平対向エンジンと独自のAWDシステムが大きく貢献しています。スバルおなじみのAWDシステムは水平対向エンジンと左右対称(SYMMETRY)のパワートレーンで構成されており「シンメトリカルAWD」と呼ばれています。

重心位置が低く、前後左右の重量バランスに優れたその構造は、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」を採用。コーナー進入時の安定性と、滑りやすい路面での発進性を高めたシステムです。

また、グレードル構造にも注目。スバルのレガシィB4は、シャシーとボディの高剛性化や最適化により、抜群の直進安定性、リニアなハンドリング、ロールや突き上げを抑えたしなやかな乗り心地を実現しています。エンジンをゆりかご(クレードル)状のフレームにマウントすることで振動を吸収する「クレードル構造」もその性能に貢献しています。

さらにステアリングシステムの最適化により、剛性感と滑らかさを感じさせる上質な操舵フィールも実現。パフォーマンスの追求のみならず、感性の領域にまで訴える“走りの質感”をつくり上げています。

また、静粛性にも徹底的にこだわっています。パワーユニット各部を最適化し、騒音や振動を抑制。さらにフロントガラスやパネル類の遮音性を高めることで、車内に伝わるエンジンノイズを低減しています。また、足回りとボディ剛性の強化や防音・遮音材の全面的な見直しなどにより、不快なロードノイズや振動も抑制。

エアロフォルムのリヤワイパーも採用するなど、広範囲かつ緻密な取り組みによって、驚くほど静かで快適なドライビング空間をつくり上げています。

レガシィB4、マークXをエンジンと燃費性能で選ぶなら?

好みの走行モードを選べるマークX

マークX

マークXの乗り味は、最高出力203ps、最大トルク24.8kgf・mの力強いエンジンと、6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速オートマチック+シーケンシャルシフトマチック)による滑らかな変速フィーリングが特長です。また、マニュアル感覚の操縦を楽しめるシーケンシャルシフトマチックを全車に採用しています。

スイッチひとつで、好みの走行モードを選択できる「走行モード制御スイッチ」も好評で、3つのモードに対応しています。

[SPORT MODE]
⇨アクセル操作に対する反応を早めます。さらにAVS*2、電動パワーステアリング、VGRSの働きをよりスポーティにします。

[SNOW MODE]
⇨アクセル操作に対する駆動力を制御し、雪道など滑りやすい路面でのスムーズな発進に貢献します。

[ECO MODE]
⇨空調制御とアクセル操作に対する駆動力を省エネ化し、エコドライブをサポートします。


マークXはFRのセダンです。

エンジンを前方に配置し、後輪で駆動するFR(フロントエンジン、リヤドライブ)パッケージは、マークXのアイデンティティの一つです。フロント54:リヤ46の理想的な重量バランスを生み出すことにより、FR特有の俊敏なハンドリングや卓越したコーナリング性能をさらにレベルアップするとともに、あらゆる走行シーンにおいて高次元の操縦安定性を獲得しています。

サスペンションは前ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング、後マルチリンク式コイルスプリングを採用。

高速走行時でもコーナリング時でも優れた操縦安定性を確保し、加減速時においても車両姿勢をしっかりと抑制するなど、スポーツ走行に適したチューニングを施しています。同時にショックアブソーバーの摩擦低減により、路面からのショックを緩和。高級車にふさわしい、上質で洗練された乗り心地を味わえます。

レガシィB4も、マークXも独特の乗り味と優れた走行性能を持っている車です。購入の際はぜひ実際に乗り比べてみての検討がオススメです!

レガシィB4の安全装備

レガシィB4

レガシィの安全装備といえば「アイサイト」が真っ先に思い浮かびますね。スバル=安全性が高い車、というイメージも定着してきた感じがします。現在はレガシィシリーズ全車にアイサイト(ver.3)が標準装備されています。ver.3ではどんな機能が追加されているのでしょうか?

もちろんアイサイトだけではありません。レガシィB4に標準装備される内容をざっと挙げてみると…ないものはない!というくらいに充実しています。これらの装備が291.6万円~のB4全車に標準装備されるのですからすごいことです。

・アドバンスドセイフティパッケージ
[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/ハイビームアシスト(自動防眩インナーミラー付)]
・プリクラッシュブレーキ/アクティブレーンキープ(車線逸脱抑制)/AT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御/車線逸脱警報/ふらつき警報
・デュアルSRSエアバッグ
・SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ
・運転席SRSニーエアバッグ
EBD(電子制御制動力配分システム)付4センサー4チャンネルABS
・VDC[ビークルダイナミクスコントロール]
・アクティブ・トルク・ベクタリング
・エマージェンシーストップシグナル

ブレーキアシスト 
・ブレーキオーバーライド(ブレーキ操作優先制御) 
・ハイマウントストップランプ 
・セイフティブレーキペダル 
・セイフティフットレスト 
・プリテンショナー(助手席はダブルプリテンショナー)&可変ロードリミッター付フロント3点式ELRシートベルト

といった具合に充実の安全性を見せつけます!レガシィB4にはマークXの安全装備なども標準装備されています。

マークXの安全装備

マークX

レガシィB4と比べると設計の古さも目立ちますし、先進の安全装備は最上級グレードにだけ装備されるといった状況ですから、先進安全装備満載のB4とマークXを比べるのは少々酷なことかもしれません。装備は今一つでもマークXのプラットフォームは12代目クラウンやレクサスGSと同じで非常に剛性が高い高品質なボディですから、衝突安全の観点から言うとボディ自体の衝突安全性能は優れています。

VDIM(アクティブステアリング統合制御付)
VDIM
VSC&TRC&EBDABS
プリクラッシュセーフティシステム
レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
クルーズコントロール
ヒルスタートアシストコントロール
SRSエアバッグ
アクティブヘッドレスト(前席)
上下調整式リヤヘッドレスト
バイキセノン式ディスチャージヘッドランプ&LEDクリアランスランプ

レガシィB4のアイサイトに相当する予防安全にかかわる装備はトヨタでは「プリクラッシュセーフティ」「レーダークルーZ-コントロール」になりますが、これらの装備も装備されるのはトップグレードの3.5Lプレミアムのみです。

レガシィB4「予防安全性能アセスメント」で46点満点最高ランクを獲得

スバル レガシィB4

レガシィ(実験車両はアウトバック)は国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が2015年度に行った安全性能評価試験「予防安全性能アセスメント」で、 アイサイト(ver.3)搭載車が46点満点で最高ランクを獲得。アイサイト(ver.3)の優れた予防安全性能が高く評価され、「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得しています。

アメリカでも爆発的人気となっているスバル車。人気の理由は世界を見据えたきわめて高い安全性と走行性能なのでしょうね。

マークXは先進の車両運動制御システム「VDIM」

マークXにおいてVSC&TRC&EBDABSは全車に標準装備されますが、先進の車両運動制御システム「VDIM」に関しては最上級グレードのみの設定です。

VDIMとはエンジン、ブレーキ、ステアリングなどをひとつのシステムとして統合制御することで、高い予防安全性と理想的な運動性能を両立させる、先進の車両運動制御システムです。

従来のVSC、TRC、EBDABSがそれぞれ限界付近で制御を開始するのに対して、VDIMはより早く、限界領域にいたる前に制御を開始して、クルマの挙動をよりスムーズに制御します。例えば、濡れた路面のコーナーで横滑りしてしまいそうなとき、エンジン出力制御、ブレーキ制御を働かせてその滑り出しを抑える機能が与えられています。

レガシィB4の新車価格と中古価格は?

スバル レガシィB4

レガシィシリーズは、アウトバックとB4の2車種のみの設定。エンジンも2.5L水平対向4気筒DOHC1種のみで全車AWD(ALL WHEEL DRIVE)を採用しています。グレードはB4とB4リミテッドのみの2種類となります。

価格は、B4が291万6000円、B4リミテッドが313万2000円。販売台数はレガシィシリーズ全体で目標月販1000台(アウトバック750台+B4 250 台)で、実際は2015年の販売台数は月平均1300台でした。

B4の月販250台とはあまりの少なさにびっくりしますが、かつての人気車種だったレガシィツーリングワゴンは「レヴォーグ」に名前を変えて別車種になっています。また、B4含めてレガシィシリーズは北米市場をターゲットに開発された車で、注目すべきはその高い安全性や走りの良さを理由にアメリカで爆発的人気となっていること。作っても作ってもすぐ売れてしまうほどにスバル車全体、北米での人気がすごいのです!

カーセンサーによると、レガシィB4の中古車価格は以下の通りになっています。

中古車平均価格:79.8万円
(※2017年2月時点)

しかし、250万円から300万の車体も多く、走行距離など確かめる必要がありますね。

マークXの新車価格と中古価格は?

マークX

マークXの新車価格と販売台数はどうでしょうか?マークX の価格は最もベーシックなグレードとなる250G「Fパッケージ」の250万9715円から3.5Lエンジン搭載のPREMIUMは400万円超の401万1429円という幅広い価格帯になっています。

マークXの販売台数は2015年の1年間で8172台でしたので、平均月販台数は681台となります。デビュー当初は月販3000台を掲げていましたが、2009年のフルモデルチェンジから7年目に入り、かなり年数も経っていることで販売台数の落ち込みが激しいようですね。設計の古さもありますが価格のわりに安全装備が今一つな印象です。

例えばレガシィB4に標準装備されているアイサイトのような装備(トヨタでいうところの「プリクラッシュセーフティ」や「レーダークルーズコントロール」)が400万円超の最上級グレード(プレミアム3.5L)にしか標準装備されないのはかなり問題です。ベースグレードにはクルーズコントロールすらついていません。

カーセンサーを見ると、マークXの中古車価格はいくらでしょうか。

中古車平均価格:119.9万円
(※2017年2月時点)

マークXも、200万から250万の間を推移している車体が多いですね。


以上、マークXとレガシィB4の比較でしたが、いかがでしょうか。新車はもってほかですが、中古車といえど決して安い買い物ではないはずです。広く検討してみてから、購入されるといいかもしれませんね。