車の査定でキズがあると査定にどう影響する?キズがある車でも高価買取が期待できる買取業者も紹介
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特に、長年使ってきた愛車であれば、知らないうちにキズがついていることも珍しくありません。
そこで、本記事では、車の買取時キズが査定額に与える影響や、おすすめの車買取業者、キズがある車を高く売るコツについて解説していきます。
- Chapter
- そもそも車査定の判定基準とは?
- 車の査定に影響があるキズの大きさと減額について
- 爪が引っかからない程度のごく浅いキズはそれほど査定に影響ない
- 車の塗装のみにある浅いキズは大きさによって減額
- へこみを伴う深いキズはより減額される可能性が高い
- 車のキズがある部位ごとの減額目安は?
- バンパーのキズは比較的減額が少ない
- ドアやボンネットのキズはキズの面積によって減額度合いが変わる
- ルーフのキズはへこみを伴う場合も多く減額が大きい
- キズがある車査定でおすすめの買取業者2選
- キズのある車をより高く買い取ってもらいたい場合は一括査定の業者もおすすめ
- キズがある車をできるだけ高く買い取ってもらうコツ
- コツ①:査定前にキズを修復しない
- コツ②:査定を複数の業者にしてもらう
- コツ③:洗車や車内清掃をしておく
- コツ④:車検切れ前に手放すようにする
- コツ⑤:業者にとって需要が高い時期を狙う
- キズがある車の査定額はキズの大きさや深さだけでなく買取業者によっても異なる
そもそも車査定の判定基準とは?
そのため、車を高価買取してもらいたい場合は、まず買取業者の査定方法を知ることも大切でしょう。
一般的に、車の査定基準は以下の3つのポイントで決まります。
- 車種
- 年式
- 走行距離
減額される特徴は他にも以下のようなものがあります。
- エンジンがかかりにくいなど不調はないか
- タイヤの残り溝が少なくないか
- 過去に修復歴がないか
- 車検の残りが短いか
- 改造の有無
ここからは、車にあるキズの大きさや種類、キズのある部位ごとにおける減額の相場について解説していきます。
車の査定に影響があるキズの大きさと減額について
その理由として、キズの程度や大きさによって、どれだけ減額になるかが違ってくることが挙げられます。
この章では、キズの程度は以下の3種類に分け、それぞれの減額幅について解説していきます。
- 爪が引っかからないほどのごく浅いキズ
- 車の塗装のみにある浅いキズ
- へこみを伴う深いキズ
爪が引っかからない程度のごく浅いキズはそれほど査定に影響ない
爪が引っかからない程度のキズの場合、査定にはほとんど影響ありません。
そもそも、ちょっとしたキズはどれだけ気をつけて走行していてもつく可能性があり、減額対象にしていてはキリがありません。
その点は査定士もたくさん車を見ていく中で十分に理解しているポイントです。
ただし、ごく浅いキズでも大量に存在している場合、直す手間がかかるため減額される可能性があるため注意しましょう。
車の塗装のみにある浅いキズは大きさによって減額
大きさごとの減額目安は以下の通りです。
- 1cm未満:なしの可能性が高い
- 1cm~9cm未満:1万円~3万円程度
- 9cm~30cm未満:1万円~3万円程度
- 30cm~:2万円~8万円程度
ただし、実際の相場は査定をする買取業者によって違うため、気になる場合はあらかじめ買取業者に問い合わせを行いましょう。
へこみを伴う深いキズはより減額される可能性が高い
大きさごとの減額費用も最低額で2万程度、大きいものだと20万程度減額される場合もあります。
- 1cm~9cm未満:2万円~5万円程度
- 9cm~30cm未満:2万円~10万円程度
- 30cm~:7万円~20万円程度
そのため、場合によっては修復専門の業者や工場での作業が必要になり、査定額にも大きな影響が出てきます。
ただ、減額幅については買取業者の基準や買取業者における買取後の修復フローにかかる費用によって変わりますので、あくまで1つの目安として考えましょう。
言い換えると、業者によってキズのある車の査定額はまちまちであり、複数の業者に査定してもらうことでより高額で車を買い取ってもらえる可能性が上がるとも考えられるでしょう。
車のキズがある部位ごとの減額目安は?
- バンパーのキズ
- ドアやボンネットのキズ
- ルーフのキズ
バンパーのキズは比較的減額が少ない
ただ、へこみを伴うキズは発生しにくく、擦りキズの可能性も高いため、減額目安も低めです。
大きさ9~30cm以内であれば10,000円程度の減額ですみ、それ以上でも50,000円程度が相場でしょう。
擦りキズの場合は再塗装だけで済むことも多いため、範囲が広くても大幅な減額にはなりません。
ただ、衝突が激しく、へこみを伴うキズやパーツ交換が必要な場合は減額が大きくなることもあるので注意しましょう。
ドアやボンネットのキズはキズの面積によって減額度合いが変わる
サイズが大きいため、狭い通路の走行時や飛び石などで、キズがつきやすい部分でもあります。
減額の目安としては、大きさ9~30cm以内であれば10,000~30,000円程度の減額ですみます。
一方、広範囲のキズがあり、修理の手間が多く必要な場合は、100,000円程度の減額がなされる場合もあります。
パーツが大きい分、交換が必要になった時の修理負担額が上がってしまうことを理解しておきましょう。
ルーフのキズはへこみを伴う場合も多く減額が大きい
思わぬ落下物やあられが原因でキズつくこともあります。
減額の目安はパーツの中でも度合いが大きく、大きさ9~30cm以内であれば10,000円程度です。
しかし、板金と塗装が必要な深いキズの場合は80,000円程度の大幅なものになる可能性もあるでしょう。
特に、ルーフのキズはへこみを伴うことが多く、減額は大きくなりがちです。
キズがある車査定でおすすめの買取業者2選
- カーネクスト
- カーセブン
- ユーポス
株式会社カーネクスト
カーネクスト
カーネクスト
どんな車も0円以上で買取!
カーネクストは「どんな車も買うわ!」というCMでおなじみの車買取サービスです。
長く走った車も、動かない車も、もちろん普通の車も0円以上で高価買い取りを謳っています。
電話で査定額がわかり、車を早く売れるため、車を早く手放したい人にもピッタリのサービスです。
カーネクストが1番良かった
他社とも見積もりしてもらったが、カーネクストが1番良かった。
査定額ももちろんですが、担当してもらったスタッフの対応も良くサービスも心地よく予想以上の対応に感謝しています。
カーネクストは安いとか噂を聞いていましたが、全然そんなことはなかった。
売却した車:ホンダ フリード (2019年式、走行距離3万キロ)
売却金額:100万円
5万円の買取額がついた
走行距離が8万超えだったので査定はついても1万円かと思っていたが、5万円の買取額がついたので満足しています。
スタッフの対応も親切で丁寧で安心して任せることができた。
振り込みも思っていたより早かった。また次回売却することがあれば利用したい。
売却した車:日産 デイズルークス (2013年式、走行距離8.2万キロ)
売却金額:5万円
買い取ってもらえて良かった
かなり走行距離も多くなっていたので本当に買い取ってくれるのか不安だったのですが実際に買い取ってもらえて良かったです。
ネットで確認した通りレッカー引き取りや廃車手続き代行も無料でしてくれたので本当に助かりました。
こちらからの質問にも丁寧に早く答えてくれたので安心して任せられました。
売却した車:ダイハツ ミライース (2011年式、走行距離17万キロ)
売却金額:1万円
- 買取実績
- 2008年創業
- 手数料
- 無料
- 0円以上買取保証
- ◯
- 申込方法
- WEB、電話
- 電話対応時間
- 8〜22時(年中無休)
- 引取対応日時
- 平日、土曜日
- キャンセル料
- 3万円
- 対応エリア
- 全国対応(一部離島を除く)
株式会社カーセブンデジフィールド
カーセブン
カーセブン
契約後の減額なし
カーセブンは契約後の減額が一切なく、キャンセル料が一切かからないため、売主に優しい買取会社です。
沖縄を除いた日本全国の出張買取や店舗買取に対応しており、手軽に利用できる買取業者でもあります。
また、車の買取だけでなく、買い取った車の自社販売も行っています。
そのため、取られる中間マージンが少なく、その分高価買取が期待できるでしょう。
査定サービスの申し込みも非常に手軽に行えます。
公式サイトで売りたい車の特徴を1分ほどで入力しさえすれば、あとは2営業日以内に来る電話やメールを待ち、査定方法を決めるだけです。
その上、成約した買取車両を引き渡した後も、7日間までなら無料でキャンセルが可能のため、後悔なく取引できる可能性が高いとも言えそうです。
なお、契約金の一部(契約金額の10%・5万円上限)を当日に前払いすることもでき、即金性も期待できます。
株式会社ロードカー
ユーポス
ユーポス
35秒で愛車の概算価格が分かる
ユーポスは全国広範囲に多くの店舗があり、沖縄県にも複数店舗展開している買取会社です。
ユーポスの特徴は、35秒程度の簡単な情報入力で売却する車の概算価格が把握できる手軽さにあります。
また、買い取った車はすぐにオークションシステムに出品されるため、在庫を抱えることがなく、維持費等でかかる料金をそのまま買取金額に反映させることも可能です。
オークションシステムには多種多様の業者や顧客が存在しているため、キズのひどい車や事故車でも高額買取が実現する可能性もあるでしょう。
さらには、カーナビやサンルーフなどのオプションパーツから純正・カスタムパーツに関しても需要があり、買取が可能です。
公式サイトで情報入力と問い合わせが終われば、すぐに来店や出張査定で査定を行い、買取価格が提示されます。
提示価格に納得できれば、そのまま買取してもらいましょう。
買取金額は、車と必要書類を受領完了すれば、翌銀行営業日に振込されるため、即金性も大いに期待できます。
新しい車に乗り換える際の資金にも充てられるでしょう。
キズのある車をより高く買い取ってもらいたい場合は一括査定の業者もおすすめ
でも、いちいち多くの買取業者に連絡を取るのが面倒だと感じる方も多いでしょう。
そんな時は、一度に複数の買取業者に査定依頼ができる一括査定がおすすめです。
当記事では、以下の3つの一括査定業者を紹介します。
- MOTA車買取
- カーセンサー
- グーネット買取
MOTA
MOTA車買取
MOTA車買取
営業電話が多くなりにくい
MOTA車買取は、高額査定を行ってもらえる業者のみの連絡ですみ、一括査定サイト最大のデメリットである電話ラッシュが起こりにくいです。
一括査定は、非常に多くの業者に一斉に査定してもらえるメリットはありますが、その反面しつこい営業電話がよくかかってくるといったデメリットがありました。
ただ、MOTA車買取はやり取りを高額査定の3社のみに限定して行える嬉しいポイントがあります。
公式サイトで車種や年式などの簡単な情報を入力すると、翌日の18時に最大10社以上の買取業者から査定額が提示され、上位3社のみから電話がかかってくる仕組みです。
とにかく効率よく一括査定を行いたい、できるだけ手間を省きながら高価買取を目指したい方は、MOTA車買取を利用してみましょう。
- 通常の一括査定
- ◯
- オークション形式
- ◯
- 提携買取業者数
- 1,360社以上
- 大手買取業者との提携
- 7社 / 8社中
- 同時査定依頼数
- 20社
- 手数料
- なし
- 営業電話対策
- ◯
- 業者選択可否
- ◯
- JPUC監修
- -
- 対応地域
- 全国
リクルート
カーセンサー
カーセンサー
もっとも使われている一括査定サービス
カーセンサーは、もっとも使われている一括査定サービスです。
一括査定、もしくはオークションの2つの売却方法を選択でき、愛車の高価買取を狙えます。
一括査定を利用する場合は、最大30社に一括で同時査定依頼ができ、その中には先ほど解説したカーセブンなども含まれています。
そのため、個別で連絡するよりも手軽に、大手買取業者を含めた同時査定が可能です。
また、オークションの場合は電話対応が1社のみで済むにも関わらず、最大5000社が入札する大規模なオークションにかけることができます。
申し込みは、公式サイトから売却方法を選択した上で、90秒ほどで簡単な情報を入力するのみで完了。
手軽な手続きで大手を含めた幅広い業者にアプローチできるので、高価買取が期待できます。
- 通常の一括査定
- ◯
- オークション形式
- ◯
- 提携買取業者数
- 一括査定形式:700社以上、オークション形式:5,000社以上
- 大手買取業者との提携
- 8社 / 8社中
- 同時査定依頼数
- 30社
- 手数料
- なし
- 営業電話対策
- ◯
- 業者選択可否
- ◯
- JPUC監修
- ◯
- 対応地域
- 全国
株式会社プロトコーポレーション
グーネット買取
グーネット買取
査定前に相場がわかる
グーネット買取は、査定の前に車の買取相場がすぐにわかるところが魅力のサービスです。
グーネット買取は30万台の分析データから算出した買取相場が事前に分かった上で査定に臨めるため、もし相場より低い見積もりを出された場合に気づけます。
ただ、キズが多いなど査定額が低くなる理由があった場合は、相場より低い査定額が出る場合もあることは理解が必要です。
グーネット買取は一括査定ではなく、気になる買取業者を選んで査定依頼をしていくサービスです。
申し込み方法も簡単で、まず公式サイトで簡単な車の情報を入力すると、買取相場が表示されます。その後、査定の申し込みを依頼し、買取業者から査定に関する打ち合わせを経て、契約が完了します。
グーネット買取は実際に車を売却したユーザーの声も確認できるため、査定の前に得られる情報が多く、安心して査定までの準備をしやすい一括査定業者と言えます。
- 通常の一括査定
- ◯※厳密には一括査定ではない
- オークション形式
- ✕
- 提携買取業者数
- 300社以上
- 大手買取業者との提携
- 7社 / 8社中
- 同時査定依頼数
- 10社以上
- 手数料
- なし
- 営業電話対策
- ◯
- 業者選択可否
- ◯
- JPUC監修
- ◯
- 対応地域
- 全国
キズがある車をできるだけ高く買い取ってもらうコツ
- 査定前にキズを修復しない
- 査定を複数の業者にしてもらう
- 洗車や車内清掃をしておく
- 車検切れ前に手放すようにする
- 業者にとって需要が高い時期を狙う
コツ①:査定前にキズを修復しない
ですが、査定前に業者に修理してもらっても、逆に損をしてしまう場合が多くなります。
なぜなら、業者にキズの修理を依頼するとなると、アップする査定額よりも高額な料金が発生する可能性が高いからです。
また、もし仮に自力で修復しようとして逆にへこみが深くなったり、塗装ムラができてしまった場合、さらに査定額が下がることも考えられます。
ただ、保険で適用できる修理やメーカーの保証等で負担なく修理できる場合は、査定前に必ずしておきましょう。
コツ②:査定を複数の業者にしてもらう
そのため、ある買取業者の査定額よりも、他の業者の方が大幅に上回ることもあります。
査定額が異なるのは、業者によって買い取った車の流通経路が異なることが1つの理由です。
例えば、流通ルートがオークションしかない場合、オークションで利益が出せる金額でしか買えません。
一方、自社販売やパーツ販売など、多くの販売ルートを持っている業者であれば、車種によって高価で売却ができる可能性が高まります。
キズのある車の査定をしてもらう際は、1社ではなく複数の会社に査定依頼するようにしましょう。
手間に感じる場合は一括査定を利用する
個別問い合わせの査定となると、毎回自分から電話や来店をしないといけず、手間に感じる方も少なくは無いでしょう。
その場合は、複数の業者に査定依頼ができる一括査定サービスを利用しましょう。
一括査定サービスでも、実際の訪問査定が必要になる場合がほとんどですが、選んだ業者だけ訪問してもらえば、自分で業者を探すよりは効率的になります。
コツ③:洗車や車内清掃をしておく
もしあなたが査定士だとして、査定する車が汚れていたり、埃をかぶっていたりすると、高い値段をつけたくなくなるのは想像がつくでしょう。
また、車の外だけでなく、車の中の清潔さももちろん重要で、同じく埃をかぶっていたり、ペットの毛がある状態は避けたいところです。
特に高額なお手入れは必要ありませんが、最低限、綺麗に見えるように自分で洗車や車内清掃をしておくと、少しでも査定額が高くなる期待が持てます。
コツ④:車検切れ前に手放すようにする
もし、次の車検までの期間が長ければ、査定額のアップが期待できます。
また、車検が近い場合でも、期限が切れる前に売ることがおすすめです。
早く売却した方が車検費用を払わずに済みますし、車検切れで走れない状態で引き取ってもらうこともなくなるため、車検代の節約や査定額のアップにつながるでしょう。
コツ⑤:業者にとって需要が高い時期を狙う
特に、多くの中古車買取業者の決算前である1~2月は査定額のアップが期待できるでしょう。
しかも、4月は新生活が始まることも多く、車の売れ行きも良いため、事前に在庫を増やしておきたい思いが強いとも言えます。
キズのある車を売る場合も、1~2月のうちがおすすめといえるでしょう。
ただ、プレミア車でない場合、購入や販売開始から時間が経つほど、走行距離が多くなるほど車の価値は下がっていきます。
すぐに査定をしてもらい、満足のいく価格であればすぐに売るのもおすすめです。
また、半期決算前の7~8月に合わせるのも1つの手です。
キズがある車の査定額はキズの大きさや深さだけでなく買取業者によっても異なる
車のキズがある部位や大きさ、深さによって減額される程度が違い、さらに査定してもらう業者によっても判断基準が変わってきます。
そのため、キズのある車を査定してもらう際は、できるだけ多くの買取業者に査定してもらうようにしましょう。
連絡が面倒な場合は一括査定サービスを利用するのも1つの手です。