歴代アルトワークスでおすすめは?速い型はどれ?

アルトワークス(初代)

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軽ホットハッチの代名詞として一世を風靡し、現在まで続く軽自動車64馬力自主規制も作ったスズキ アルトワークス。最近は「いま、マニュアルに乗る」のキャッチコピーと共に5代目が復活していますが、歴代モデルの中で”今買うべき”なおすすめモデルはどれでしょう?
Chapter
おすすめアルトワークス:初代 CA72V / CC72V
おすすめアルトワークス:2代目 CL / CM系(550cc)・CN / CP /CR /CS系(660cc)
おすすめアルトワークス:3代目 HA / HB21S(RS系、R)・HA /HB11S(ie系)
おすすめアルトワークス:4代目 HA / HB22S(RS系)・HA / HB12S(ie系)
おすすめアルトワークス:5代目 HA36S
どれを買うべき?

おすすめアルトワークス:初代 CA72V / CC72V

スズキ アルトワークスが誕生したのは、まだ軽自動車が550cc時代の1987年2月。

F5A型550cc水冷直列3気筒DOHC4バルブインタークーラーターボEPIエンジンという、いわば「全部載せエンジン」を軽自動車で初めて実現したのです。1985年登場のダイハツ L70V ミラTR-XXが50馬力を叩き出したことに対抗し、一気に突き放す64馬力を発揮。普通車の280馬力規制より1足早く64馬力自主規制を作った、歴史的なモデルでした。

なお、CA72VがFFで、CC72Vが4WDです。

おすすめアルトワークス:2代目 CL / CM系(550cc)・CN / CP /CR /CS系(660cc)

丸目2灯ヘッドライトで「これぞアルトワークス」というデザインを確立したのが2代目です。

550cc時代末期にデビューし、1990年3月にはボディはそのまま、前後バンパーの拡大と660ccエンジンへの換装で新規格(今の視点からは旧規格)に対応、途中のマイナーチェンジでリアがディスクブレーキになりました。この代からSOHCターボ搭載モデル「ワークスie」(550cc時代はワークスS)が登場しましたが、4バルブDOHCと同じエンジン型式(F6A。550cc時代はF5B)で車体の型式も変わらないため、購入時には注意が必要です。

ただし、地域限定で販売された、ターボですら無い「ワークスi」は見つけたら逆にレアかも?バブル景気真っ盛りの頃にはワンメイクレースも開催され、ダートトライアルやラリーではライバルと激しい戦いを繰り広げ、競技用4WDベースモデル「ワークスR」も初登場しています。

おすすめアルトワークス:3代目 HA / HB21S(RS系、R)・HA /HB11S(ie系)

3代目はデザインこそキープコンセプトなものの、フロントバンパーのウィンカー/フォグのコンビライトのデザイン変更やガッシリたくましくなったボディなど、全体的な塊感は大きく向上。新開発のオールアルミエンジンK6Aを搭載したHA21S(FF)/HB21S(4WD)は、モータースポーツでもスバルやダイハツを全く寄せ付けず、「史上最強のアルトワークス」となりました。

この代でも設定された「ワークスR」はボンネット上のインタークーラー用インテークが横幅一杯の大迫力で、いかにもモータースポーツ用の特別なモデルという雰囲気を醸し出しています。

なお、この代の「スズキスポーツリミテッド」はSOHCターボのieがベースなので、走行性能を求めるならおすすめはしません。

おすすめアルトワークス:4代目 HA / HB22S(RS系)・HA / HB12S(ie系)

1998年10月、現在の新規格でもアルトワークスは設定されます。

しかし、ワゴンRのようなトールワゴン軽自動車が爆発的ヒットになる一方、ホットハッチは流行らなくなり、スズキの国内モータースポーツ撤退で存在意義を失い、新規格ボディが重くて走らず先代に比べて酷評されるなど、不振を極めました。ワークスieなど、わずか1年で5ドア化され「ワークスの顔をしたアルトターボ」になってしまいます。

そして翌年、わずか2年2ヶ月でアルトワークスそのものが廃止されてしまったのです。後継としてkeiワークスやラパンSSが登場したものの、純粋なホットハッチはこの後15年途絶える事になりました。

おすすめアルトワークス:5代目 HA36S

4代目の失敗で、スズキはアルトワークスをなかなか復活させなくなりました。

8代目アルトに2015年、ようやくターボを搭載したアルトRSにはMTが無いという慎重ぶりで、同年12月にようやくMTも搭載、5代目アルトワークスが復活したのでした。

ミッションは5MTのほか、シングルクラッチ式セミATの5速AGSが選択でき、AGSはパドルシフトによる手動変速も可能です。エンジンも世代が変わってR06Aターボになり、低回転からトルクフルな軽量ハイパワーホットハッチに仕上がっています。昔と最大の違いと言えば、ライバル車となるハコの軽ホットハッチがもうどこからも発売されておらず、「軽ホットハッチ最後の希望」と化している事でしょうか。

どれを買うべき?

さて今買うべきモデルですが、「一番速いアルトワークスに乗りたい」なら迷わず3代目のRS系、できればワークスRでしょう。

それとは別に「安心して長く乗りたい」ならば、これも迷わず現行の5代目HA36Sでしょう。この代のアルト自体、見た目こそ好みが分かれるものの、軽いだけでなくベアリング類の出来も良いのか抵抗も感じず、パワーよりスッとスムーズな出足が印象的です。

現代的で出来の良いクルマですから後に名車と言われる要素もあり、オススメできますね。
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