トヨタ タンク/ルーミーの欠点【試乗して気になった3つの事を紹介】

トヨタ タンク/ルーミー 2016

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2016年11月、タンク(TANK)&ルーミー(ROOMY)がトヨタの全チャンネルから発売されましたね。

先日このモデルを試乗した際、ディーラーさんに色々とお話しを聞くことができたのですが、居住性と取り回しのしやすさがお客さんに好評で発売当初の売れ行きはなかなか好調のようです。

また、私もこのトヨタのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)を先日試乗させて貰ったのですが、運転席からの視界の良さや運転のしやすさは好印象!軽自動車から乗り換えても苦労なく運転できるのかなと思いました。

私はこのクルマをもうすでに何回も試乗をしていているのですが、残念・欠点だなと感じる部分も…。

私が実際にこのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)を試乗をして残念に感じたこと、欠点に思ったことを包み隠さずお話したいと思います。

2016/11/29
Chapter
トヨタ タンク/ルーミの欠点1:ノンターボ車のパワー
トヨタ タンク/ルーミの欠点2:ハンドルのフィーリング

トヨタ タンク/ルーミの欠点1:ノンターボ車のパワー

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)を実際に試乗をしてみて、欠点・不満と思った事がノンターボ車のパワー&加速力。
このではカスタム・標準車ともに1.0リットルのノーマルエンジン(NAエンジン)とターボエンジンを搭載したモデルの2つがラインナップされています。

このように2つのモデルで外装・エクステリアに違いはありません。なので、見た目から違いを判断する事は不可能です。

■ノーマルエンジンを搭載したモデルの外装・エクステリア

■ターボエンジンを搭載したモデルの外装・エクステリア

ただ、ノーマルエンジンとターボエンジンを搭載したモデルでは、運転してすぐにわかるくらい加速力やパワーがまったく異なります。

私がターボ車とノンターボ車の2台のモデルを実際に試乗をして特に違いを感じたのは、信号待ちからの出発など走り出しの時。
タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)は車体重量が1トンを超えるクルマにも関わらず、ターボエンジンを搭載したモデルでは、発進時にアクセルを踏み込むと気持ち良く加速をしていきます。(若干エンジン音の大きさは気になりますが…)

なので、ターボエンジンを搭載したモデルでは、発進時にもっさり感を感じることは、ありません。十分な加速力があるので、高速道路の追い越しや合流でもストレスなく運転ができそうだなと感じました。
一方、ターボ車の後に試乗をしたタンク(TANK)のノンターボ車では、発進時の加速感が全く異なります。

発進時、もっさり感があり、アクセルを踏み込んでワンテンポ遅れてからのろのろと前に進んでいく感じ。

街中の普段使いでは発進時のもっさり感を我慢すれば問題なく運転できると思いますが、これで山道や急勾配の坂道を運転するのはちょっと大変かなと感じました。

正直に言って「車体重量が1トンを超えるクルマを1.0リットルのノーマルエンジンで動かすのは、パワー的に少し無理があるのかな!?」と、試乗をしながら思いました。

競合車・ライバル車のスズキのソリオ(SOLIO)でも、搭載しているエンジンは1300ccですし…。

このもっさり感を感じるノーマルエンジンの加速力・パワーは、タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の欠点・デメリットの一つかなと思いました。

トヨタ タンク/ルーミの欠点2:ハンドルのフィーリング

トヨタのタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の欠点・デメリットの一つが、ハンドルのフィーリング。
このモデルは同じプラットフォームを採用したコンパクトカー、パッソ(PASSO)と同様にハンドルフィーリングがめちゃくちゃ軽い。

ハンドル・ステアリングホイールの手応えがおもちゃのクルマみたいにスカスカ…。ハンドルから何も路面状況や手応えを感じるできないので、運転をしていて不安になっちゃうくらい…。

そのくらいタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)のハンドル・ステアリングホイールは軽いです。

低速で細い路地を運転する時など女性にとっては軽いハンドル・ステアリングホイールは良いかもしれませんが、個人的には何の手応えを感じないハンドルの軽さは少々不満でした。

ハンドルの軽さ以上に気になった事とは…

また、今回タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)を試乗してハンドルの軽さ以上に気になったのは、ハンドル・ステアリングホイールの遊びの多さ。
このモデルではハンドルを左右に軽く揺らす程度では、クルマはビクともしません。ここまでハンドルの遊びが大きいクルマに乗った事は無いので、運転をしていてビックリしました。

なので、カーブを曲がる時や駐車の時などいつも以上にハンドルを大きく回さないといけません。

また当然のことながら、ハンドルまわすととスパッと曲がるキビキビさは感じられません。

この遊びが大きすぎるハンドルフィーリングも試乗をしていて気になりました。もしこれからこのクルマを試乗するのなら、ぜひともハンドルのフィーリングも操舵性についてもしっかりと確認をしてみてくださいね。

トヨタ タンク/ルーミの欠点3:安全装備

タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)を試乗して残念に思ったのが、このクルマに装備されている安全装備。

このモデルはダイハツのスタッフが開発したモデルなので、搭載されている安全装備は”トヨタセーフティセンス”ではなく、タントやムーブなどに装備されている”スマートアシスト2(スマアシ2)”となっています。
このスマートアシスト2(スマアシ2)は、フロントガラスの上部に単眼カメラが装備され歩行者も検知できるようになり、また、衝突回避支援ブレーキ機能(自動ブレーキ)の精度も良くなりました。

このように改良され精度が高くなった事は良いのですが、ワイパーを作動するとこのスマートアシスト2(スマアシ2)は自動的に解除されてしまいます。

これはちょっと残念ですよね。

雨の日など天候が悪い日こそスマートアシスト2(スマアシ2)のような安全装備は必要な機能だと思うのですが…。

このスマートアシスト2(スマアシ2)の信頼性もタンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)の欠点・デメリットの一つかなと思いました。
タンク(TANK)/ルーミー(ROOMY)ですが、実際に試乗をしてみてこのような欠点・デメリットを感じました。

このクルマを試乗をして特に気になったのは、ハンドルの操舵性。遊びが大きく、また、軽くてスカスカとしたステアリングフィールは、かなり癖があるように感じました。

もしこのクルマを試乗される方は、ぜひとも乗り心地や操舵性もしっかりと確認してみてくださいね。
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