【"1秒に5本売れている"グッドイヤーに聞いた!】スタッドレスタイヤ”ICE NAVI8(アイスナビエイト)”の性能や特徴を徹底解説

スタッドレスタイヤ グッドイヤー

日本の気候・地の利に合うスタッドレスタイヤを開発、販売しているグッドイヤーに、2021年に新発売したICE NAVI8(アイスナビエイト)を中心に、各商品の特徴や性能について、日本グッドイヤー株式会社の商品企画部の岸さんとマーケティング部の高木さんに話を伺ってきました。
特に注視される氷上性能を中心に、冬の性能とライフ性能を大幅に進化させた最新のスタッドレスタイヤは、これからの季節にはぴったりの商品でしょう。(取材日:2021年9月28日)

Chapter
120年以上の歴史を持つグッドイヤー
タイヤ業界を牽引し続けるグッドイヤーの強み
グッドイヤーのスタッドレスタイヤ”ICE NAVI8(アイスナビ8)”の特徴を解説!
スタッドレスタイヤの価格帯はどのくらい?購入できる販売店は?
グッドイヤーのスタッドレスタイヤ商品一覧
1.【冬道の性能とライフ性能を向上】ICE NAVI8(アイスナビエイト)
2.【氷雪路、ドライ路面の安心感】ICE NAVI SUV(アイスナビSUV)
開発担当者直伝!スタッドレスタイヤの選び方と今後
使って初めて分かるグッドイヤーのスタッドレスタイヤで冬道の走行を快適に

120年以上の歴史を持つグッドイヤー

1898年に米国オハイオ州にて創設されたグッドイヤーは、“Protect Our Good Name”(直訳で「名前の良いイメージを守る」「評判に傷をつけない」)という企業理念のもと、110年以上にわたってタイヤ・ゴム業界・市場を牽引しているメーカーです。
1916年に世界で初めてのトラックタイヤを開発、その翌年の1917年にはトラック用タイヤ普及に向け、大陸横断トラック便である「ウィングフィット・エクスプレス」を創設、トラック輸送のパイオニア的存在になります。
そして、1926年には世界最大のタイヤ・ゴムメーカーへと発展しました。

1952年(昭和27年)には、ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバ-・カンパニーの100%出資の日本法人として、日本グッドイヤー株式会社が設立されます。
世界でも評価されていた本社開発のスノータイヤを日本市場に初紹介したのがまさにこのときで、大々的に売り出されました。
また、1971年に行われた月面調査では、派遣されたアポロ14号の月面探査車にグッドイヤーが開発したタイヤが使用されています。
そして1998年、いよいよ米国本社は創設100周年を迎えました。

現在の従業員数は世界中で約64,000人を擁し、22カ国48施設で製造を行っています。
アクロンとルクセンブルグのイノベーションセンターで最先端の製品とサービスを開発し、タイヤ業界のリーディングカンパニーとして今日まで存在し続けてきました。
また、2つのイノベーション・センターのほかに、中国の大連、ドイツのハーナウ、アメリカのへブロンの各地域に開発センターが設立されています。

日本グッドイヤー株式会社の事業内容は、乗用車用タイヤをはじめとする幅広い需要に対応できる商品を、国産品と海外工場からの輸入によって展開しています。
現在は、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、北陸、広島、福岡など全国の主要都市に販売拠点をもっています。

タイヤ業界を牽引し続けるグッドイヤーの強み

グッドイヤーは、タイヤの総販売本数が、約1億5920万本を突破しています。
タイヤ販売本数は一つの指標とされますが、”1秒に5本売れている”と言われているほどで、今までで1億5千万本超えのタイヤを今まで販売してきたことに驚きを隠せません。

また、日本をはじめとするイタリア、イギリスなど25社のカーメーカーで新車装着タイヤとして採用されていることも大きな特徴です。
レクサス、トヨタ、メルセデス・ベンツなどの名だたるメーカーから、品質、パフォーマンスともに認められたタイヤだということがわかります。
そして、グッドイヤーの長い歴史のなかで特許を6000件も取得していることも大きな強みと言えるでしょう。
その他に、世界で様々な賞を受賞していることも大きな強みとして挙げられます。南アフリカ共和国、マレーシア、中国、ブラジルなど世界各国で行われる賞に選ばれています。
世界から認められたタイヤメーカーであり、今も進化し続けているのです。

グッドイヤーのスタッドレスタイヤ”ICE NAVI8(アイスナビ8)”の特徴を解説!

グッドイヤーのスタッドレスタイヤである「ICE NAVIアイスナビ)」シリーズは、1997年に初めて日本市場に投入されてから20年以上の歴史を持ちます。2021年に発売が開始した新モデル「ICE NAVI8アイスナビエイト)」で、スタッドレスタイヤは8代目を迎えました。

新モデルのICE NAVI8は、冬道の性能とライフ性能の向上を特徴として売り出されています。グッドイヤー独自で消費者調査を行った際に、冬道での性能(雪上・氷上)に加えて、耐摩耗性、つまり長持ちするタイヤを消費者が求めていることを知り、冬の性能と耐摩耗性を従来品から向上させたタイヤをコンセプトに開発を進めたそうです。

そんなICE NAVI8の性能を向上させたポイントとして、まず左右非対称のトレッドパターンを採用している点があります。これは夏タイヤのスポーティ系と似ており、氷上でのハンドリングを安定させ、コーナリング性能に大きく貢献する仕様です。
また、LAND比(ランド比)をアップし、ピッチ数(ブロックの大きさ)を適正にすることで、氷上のブレーキング性能も従来から向上させています。LAND比が小さくなると氷上ブレーキング性能に欠かせない接地面積の確保が難しくなり、逆にLAND比を大きくすると雪上性能を高めるために必要な溝が少なくなるため、接地面積が増えて氷上性能は高まるものの、雪上性能が低くなってしまいます。

そこで、グルーブやサイプの形状や数を調整しながらパターンデザインを考えたことで、氷上性能を高めながら雪上性能を損なわないピッチ数の最適化を実現しました。また、ピッチ数を増やしたことでパターンから発生するノイズも従来品より低減させています。

そして、耐摩耗性が従来品より3%向上した点も大きな特徴です。ライフ性能と冬の性能を同時に高めることは難しいですが、今回均一摩耗プロファイルという構造を取り入れたことで、接地面にかかる圧力を均一化させ、タイヤの偏摩耗を抑制しています。また、転がり抵抗も前モデルのICE NAVI7(アイスナビセブン)と比較して2%低減することに成功しました。

スタッドレスタイヤの価格帯はどのくらい?購入できる販売店は?

グッドイヤーのスタッドレスタイヤで最新モデルのICE NAVI8(アイスナビエイト)は、13インチから19インチまで対応しており、16インチのタイヤを例にすると価格帯が約1万5千円〜2万2千円となっています。
16インチのタイヤを4本購入すると考えると、約6万円〜9万円で揃えることができる計算になります。
もちろん、タイヤサイズが大きいものほど値段も高くなるので、インチが一番小さい13インチの価格帯は、1本約6千円〜8千円で、一番大きい19インチだと1本約3万円〜4万5千円ほどで販売されているようです。
ある小売店で提示されている価格を参考にすると、16インチのアイスナビ8のみ4本、工賃込みで約7万円〜8万2千円で購入・交換が可能となっています。
(※ 販売価格はCarMe編集部調査の値段です。メーカー(グッドイヤー)ではオープン価格としています。)

購入する前に自分の車のタイヤサイズや規格について調べておくようにしましょう。
また、工賃や夏タイヤの保管費用などもかかってくるため、タイヤを交換してもらうお店の担当者に詳しい見積もりを聞くことをおすすめします。
もちろん、サイトや販売店によって価格は異なるため、実際に販売しているお店に直接問い合わせることでより詳しい価格を知ることができます。

グッドイヤーのスタッドレスタイヤ商品一覧

1.【冬道の性能とライフ性能を向上】ICE NAVI8(アイスナビエイト)

冬道の性能とライフ性能の向上を実現した、最新モデルのICE NAVI8(アイスナビエイト)。氷上ブレーキ性能を8%氷上コーナリング性能を5%ライフ性能を3%向上させており、よりハンドリングの安定性が確保された、耐摩耗性の良いタイヤとなっています。
氷上性能を向上させつつ雪上性能を従来品と同じレベルとなるように、パターンデザインの最適化やサイプの形状、入れ方に工夫を施しています。トレッドパターンを左右非対称にしており、外側に大きいブロック、内側に小さいブロックを配置させた仕様です。
グルーブやサイプが多いとノイズが大きくなりやすいですが、接地面の大きさやエッジの量を従来より向上させながら、ノイズもパターンノイズを31%、ロードノイズを16%低減した仕様となっています。

サイズは69サイズ揃えており、軽自動車用の13インチから最大19インチまで、乗用車であればどの車種にも対応するサイズラインアップを展開しています。

2.【氷雪路、ドライ路面の安心感】ICE NAVI SUV(アイスナビSUV)

グッドイヤー(Goodyear) グッドイヤー(GOODYEAR) スタッドレスタイヤ ICE NAVI SUV 175/80R15 90Q

8,151円〜(税込)

冬季の様々な路面での走行をより安全にしたSUV専用のスタッドレスタイヤ

ICE NAVI SUV(アイスナビSUV)は氷雪路でもドライ路面でもSUVの大きなボディを支えつつ、安定した走行を叶えたSUV専用のスタッドレスタイヤです。
様々な機能搭載されているタイヤですが、主な特徴としてアクアフィラー for SUVをゴムに配合したことで、ゴムのしなやかさが向上、より氷面への密着効果を高めた点が挙げられます。
また、アイスナビSUV専用の対称パターンを採用して、路面への接地形状を最適化、雪上のグリップ力向上に貢献しています。
さらに、低発熱アクアフィラー for SUVを配合して、経年時のゴムの摩耗を抑制、ライフ性能を従来品から2%アップさせている点も大きな特徴です。
SUVに乗っている方は、是非SUV専用のスタッドレスタイヤを購入してみてはいかがでしょうか。

メーカー
GOODYEAR(グッドイヤー)
サイズ
175/80R15
リム経
15インチ

開発担当者直伝!スタッドレスタイヤの選び方と今後

スタッドレスタイヤの需要としては、北海道や東北といった降雪地域はやはりスタッドレスがまだまだ必要だと考えられます。また、生活圏が関東や東名阪の方も、降雪地域に行く機会が多い場合はスタッドレスタイヤがおすすめだと話されていました。
しかし、山陽や北九州、東名阪を生活圏とされている方で、降雪地域に行く機会が少ない場合は、オールシーズンタイヤへの交換がベストでしょう。それそれの住んでいる地域、生活スタイルに合わせたタイヤの選択が必要です。

使って初めて分かるグッドイヤーのスタッドレスタイヤで冬道の走行を快適に

「グッドイヤーはオールシーズンタイヤの開発・販売も積極的に行っていますが、日本では必ず雪が降る地域があるため、今後もスタッドレスタイヤの需要は絶対になくならないと考えています」と岸さんが話をされていました。
グッドイヤーが日本で展開するスタッドレスタイヤは、開発も冬・ドライ・ウェットのテストと評価も日本国内で完結させているため、より日本の気候・路面状態に適した仕様です。

そして、開発を続けていく際にキーとなるのは氷の性能だそうで、日本のスタッドレスタイヤは氷上性能が消費者から一番重視されるため、今後も氷上性能について注力したタイヤの開発が続くと考えられます。

「本当に消費者が必要としている性能を伸ばすことを第一として開発に取り組んだことで、グッドイヤーのスタッドレスタイヤとして特徴が出せた商品だと感じている」と高木さんが話されていたように、最新モデルのICE NAVI8(アイスナビエイト)はより高品質なスタッドレスタイヤとなっています。

今回の新モデルもそうですが、実際に使用してみないと耐摩耗性などは特に実感できない性能のため、試乗会の代わりとして、ICE NAVI8を実際に使用して関東圏から降雪地帯まで走行した複数社のメディアの方々は、そのパフォーマンスの高さを実感していたそうです。
使用して初めて分かる質の高いグッドイヤーのスタッドレスタイヤ「ICE NAVI8」を是非体感してみてください。