冬キャンプに必要な装備のポイント13選|気を付けることと楽しみ方
更新日:2022.11.09

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冬のオートキャンプは装備を充実させれば初心者でも楽しめると言われ、興味のある方も多いのではないでしょうか。この記事では必要な装備のポイントや冬キャンプの楽しみ方について紹介します。冬のオートキャンプの装備を知りたい方はぜひ読んでみてください。
冬キャンプに必要な装備とは
冬キャンプで1番困るのは寒さなので、防寒と保温が装備の必須条件になります。
キャンプ経験が豊かな方でも、初めての冬キャンプは従来の常識が通用しません。基本的な装備に加えて、冬用のシュラフや銀マットなど季節に合った準備をしましょう。
キャンプ経験が豊かな方でも、初めての冬キャンプは従来の常識が通用しません。基本的な装備に加えて、冬用のシュラフや銀マットなど季節に合った準備をしましょう。
冬キャンプに必要な装備のポイント13選
冬キャンプは防寒対策を優先させ、必要な装備をもれなく準備します。
テントやタープなどの滞在する場所、シュラフやコットなどの寝る装備、照明や食事のための準備など基本的な装備は冬用を基本にして、寒さや雪への備えも加えましょう。
テントやタープなどの滞在する場所、シュラフやコットなどの寝る装備、照明や食事のための準備など基本的な装備は冬用を基本にして、寒さや雪への備えも加えましょう。
1:カイロ
カイロは手軽に使えるため冬キャンプに欠かせない装備です。
カイロが1個あるだけでも温かいですが、足先用や腰用など複数で使うと更に効果的で、食事の準備中や暖を取れない状況でも寒さ対策が可能になります。
カイロが1個あるだけでも温かいですが、足先用や腰用など複数で使うと更に効果的で、食事の準備中や暖を取れない状況でも寒さ対策が可能になります。
2:シュラフ
シュラフは冬用を選ぶのはもちろんですが、その中でも密閉性の高い頭まですっぽり入れる人型(マミー型)がおすすめです。
ダウンのシュラフは化繊よりも軽くて小さく収納できますが、空気を含んでいない状態では保温の効果が半減しています。テント設営が完了したらなるべく早く広げて、ダウンを膨らませておきましょう。
ダウンのシュラフは化繊よりも軽くて小さく収納できますが、空気を含んでいない状態では保温の効果が半減しています。テント設営が完了したらなるべく早く広げて、ダウンを膨らませておきましょう。
3:テント
冬キャンプのテントは、徹底した防寒対策を施したタイプを選ぶ必要があります。
降雪の重さに耐えられないドーム型を避け、シェルター型や2ルーム型、ティンピー型でフルクローズできるデザインが適しています。素材は寒さを遮断できるものを選択しましょう。
降雪の重さに耐えられないドーム型を避け、シェルター型や2ルーム型、ティンピー型でフルクローズできるデザインが適しています。素材は寒さを遮断できるものを選択しましょう。
4:ストーブ
寒さ対策用に様々なストーブがあるので、熱源を確認して装備しましょう。
ガソリンやガスを利用するタイプもありますし、薪ストーブは料理もできて便利です。できるだけ屋外で使用し、一酸化炭素トラブルへの配慮を忘れないようにしましょう。
ガソリンやガスを利用するタイプもありますし、薪ストーブは料理もできて便利です。できるだけ屋外で使用し、一酸化炭素トラブルへの配慮を忘れないようにしましょう。
5:コット
コットとはアウトドア用の簡易ベッドのことで、冬キャンプではぜひ揃えたい装備です。荷物の置き場所やベンチとしても使えます。
ハイタイプとロータイプがあり、冬キャンプには地面から距離を確保し下からの冷気を遮断できるハイタイプがおすすめです。
ハイタイプとロータイプがあり、冬キャンプには地面から距離を確保し下からの冷気を遮断できるハイタイプがおすすめです。
6:スコップ
雪は冬キャンプの魅力の1つですが、スコップなどで対策しないと思わぬ失敗につながることがあります。
テントの設営前と設営後の適切な雪かきは命を守るための大切な行動です。スコップはコンパクトに収納できるタイプで、軽いものを選びましょう。
テントの設営前と設営後の適切な雪かきは命を守るための大切な行動です。スコップはコンパクトに収納できるタイプで、軽いものを選びましょう。
7:ペグ
テントやタープの設営に使用するペグは、プラスチック製よりも丈夫で長いタイプを多めに装備します。
雪の中は簡単に打ち込めますが、凍った地面にあたるとペグは入りません。強風対策として強固な設営を目指したいので、幅広で長い雪・砂用ペグでしっかり固定します。ペグ以外にロープも多めに準備しておくと安心です。
雪の中は簡単に打ち込めますが、凍った地面にあたるとペグは入りません。強風対策として強固な設営を目指したいので、幅広で長い雪・砂用ペグでしっかり固定します。ペグ以外にロープも多めに準備しておくと安心です。
8:グランドシート
グランドシートはテントの下に敷き、テントの底面を保護するとともに、テント内の温度低下や浸水を防ぐためのものです。
グランドシートを利用すると、テントの濡れや汚れ防止に効果があり、短時間で片付けられます。
グランドシートを利用すると、テントの濡れや汚れ防止に効果があり、短時間で片付けられます。
9:銀マット
銀マットは地面からの冷気をシャットアウトするために、テントの床に敷きます。
冬キャンプでは、銀色の面を上にして体温を利用して保温性を高める方法が一般的です。厚みのあるタイプを選ぶと保温性が高まります。
冬キャンプでは、銀色の面を上にして体温を利用して保温性を高める方法が一般的です。厚みのあるタイプを選ぶと保温性が高まります。
10:ブランケット
体をくるんだりひざかけにしたりできるブランケットは、冬キャンプの必須アイテムです。
厚みがあると保温性が高く、クッション代わりにも使えます。シュラフの上にかけたり、ペットボトルを活用した湯たんぽカバーにするのもいいでしょう。
厚みがあると保温性が高く、クッション代わりにも使えます。シュラフの上にかけたり、ペットボトルを活用した湯たんぽカバーにするのもいいでしょう。
11:焚き火台
火災予防と環境保全のために、キャンプ場では地面での焚き火が禁止されていることが一般的なので、焚き火をする際は焚き火台を使用します。
焚き火台は目的を決めると、選ぶ際の目安になります。焚き火限定であれば薪の魅力を満喫できる浅型、BBQを楽しみたいときは焼き網がセットのタイプ、ダッチオーブンで料理したいなら耐荷重を考慮します。
焚き火台は目的を決めると、選ぶ際の目安になります。焚き火限定であれば薪の魅力を満喫できる浅型、BBQを楽しみたいときは焼き網がセットのタイプ、ダッチオーブンで料理したいなら耐荷重を考慮します。
12:服装
発熱インナーの重ね着やダウンジャケットなど、保温力の高い服装を選びましょう。
どんなにいいシートやストーブを導入しても、服装での備えを怠ると冬キャンプを十分に楽しめなくなります。温かさを実感できるように、特に下半身を重点的に温めるのがポイントです。
どんなにいいシートやストーブを導入しても、服装での備えを怠ると冬キャンプを十分に楽しめなくなります。温かさを実感できるように、特に下半身を重点的に温めるのがポイントです。
13:ポータブル電源
ポータブル電源を装備すると、キャンプでも電気製品を使用でき、防寒対策に効果を発揮します。
リチウムイオン電池を使用したタイプは携帯に便利なのでおすすめです。選ぶ際は環境温度を確認して、どれくらいの寒さまで利用可能か把握しましょう。
リチウムイオン電池を使用したタイプは携帯に便利なのでおすすめです。選ぶ際は環境温度を確認して、どれくらいの寒さまで利用可能か把握しましょう。
冬キャンプで気を付けること6選
冬キャンプでは、寒さによって起こる現象を把握しておくことが重要です。
寒さ対策は、天候を事前に確認して必要に応じて装備を充実させるようにしましょう。降雪情報や天候の悪化など、状況の変化に素早く対応することもポイントです。
寒さ対策は、天候を事前に確認して必要に応じて装備を充実させるようにしましょう。降雪情報や天候の悪化など、状況の変化に素早く対応することもポイントです。
1:天候チェック
キャンプ場は普段生活している場所と異なり、天候の急変などが起こりやすいため、天候チェックは欠かさず行うようにします。
出発前に滞在中の天候を確認し、必要に応じて装備を変えます。悪天候が予想される場合は、思い切ってキャンセルするなど危険回避に努めましょう。
出発前に滞在中の天候を確認し、必要に応じて装備を変えます。悪天候が予想される場合は、思い切ってキャンセルするなど危険回避に努めましょう。
積雪が予想されるときは
降雪の予報が発表されているときは、積雪量と風に注意します。
低気圧の通過前は気温が上昇しますが、通過中は強風を伴う雪、通過後は降雪量が増加します。降雪が落ち着くと晴天に恵まれますが、雪の状態を考慮したテント設営が必要です。
低気圧の通過前は気温が上昇しますが、通過中は強風を伴う雪、通過後は降雪量が増加します。降雪が落ち着くと晴天に恵まれますが、雪の状態を考慮したテント設営が必要です。
2:一酸化炭素中毒
テント内でのストーブ使用による一酸化炭素のトラブル防止のためには、一酸化炭素警報機を活用します。
フルクローズテントは、風の出入りも少なくなるため、開口部で換気を徹底します。就寝中は気づかない間に一酸化炭素が充満する恐れがあるためストーブの使用を避け、日中だけに限定することが重要です。
フルクローズテントは、風の出入りも少なくなるため、開口部で換気を徹底します。就寝中は気づかない間に一酸化炭素が充満する恐れがあるためストーブの使用を避け、日中だけに限定することが重要です。
3:テント設営
雪の上にテント設営する際は、雪を踏み固めて安定させるなどの対策を講じてから行います。
テント下を安定させないと、傾いたり倒れたりして危険です。また、降雪時は適宜雪下ろし作業を行い、テントが雪の重みでつぶれないような注意も欠かせません。
テント下を安定させないと、傾いたり倒れたりして危険です。また、降雪時は適宜雪下ろし作業を行い、テントが雪の重みでつぶれないような注意も欠かせません。
4:火の取り扱い
キャンプでは火を扱いますが、焚き火などの火の粉による火傷や燃え移りには気を付けましょう。
寒さで焚き火に近づきすぎたり、調理に夢中になって飛んできた火の粉に気づかなかったりすることもあるため、想像以上に注意が必要なことを理解しておきましょう。
寒さで焚き火に近づきすぎたり、調理に夢中になって飛んできた火の粉に気づかなかったりすることもあるため、想像以上に注意が必要なことを理解しておきましょう。
5:結露対策
テントの内と外の気温差によって発生する結露は、テント内部が濡れて室温低下の原因になるため、対策を施す必要があります。
有効な結露対策は、こまめな換気です。濡れると困るシュラフやブランケットはテントの側面から離しておくことも重要です。
有効な結露対策は、こまめな換気です。濡れると困るシュラフやブランケットはテントの側面から離しておくことも重要です。
6:カイロの長時間の使用
長時間使用による低温火傷を避けるため、カイロは直接肌にあたらないようにします。
肌着の上から貼り付けても、お腹など肌の柔らかい部分では軽い低温火傷になってしまうことがよくあります。少しずつ場所をずらす、貼るカイロは衣服の上から使用するなどの注意が必要です。
肌着の上から貼り付けても、お腹など肌の柔らかい部分では軽い低温火傷になってしまうことがよくあります。少しずつ場所をずらす、貼るカイロは衣服の上から使用するなどの注意が必要です。
冬キャンプの楽しみ方6選
キャンプの楽しみは自然とのふれあいですが、雪や寒さとの共存は、夏キャンプにはない冬キャンプならではの面白さと言えます。
また、キャンプの楽しみに焚き火を挙げる方は多くいますが、冬は日暮れが早いため炎の明るさや温もりをより実感できます。
また、キャンプの楽しみに焚き火を挙げる方は多くいますが、冬は日暮れが早いため炎の明るさや温もりをより実感できます。
1:焚き火を楽しむ
焚き火はキャンプの楽しみであり、1人でも複数人でも欠かすことのできない時間だと考えている方は少なくないでしょう。
調理する以外に、焚き火を囲むと心が和みます。仲間とのキャンプなら、気持ちが通った会話を楽しむこともできるでしょう。
調理する以外に、焚き火を囲むと心が和みます。仲間とのキャンプなら、気持ちが通った会話を楽しむこともできるでしょう。
2:静かな自然の景色を楽しむ
キャンプは自然の中で過ごす大切な時間ですが、雪に覆われた景色を満喫することも楽しみの1つです。
冬は活動する動物も少なく、自然界全体が眠っているように静かです。自分の鼓動が大きく聞こえるほどの静寂に包まれます。
冬は活動する動物も少なく、自然界全体が眠っているように静かです。自分の鼓動が大きく聞こえるほどの静寂に包まれます。
3:雪遊びを楽しむ
普段雪と接することが少ない方にとって、雪遊びは冬キャンプのときの楽しみになります。
雪だるまや雪合戦、そり遊びは定番ですが、何歳になっても楽しめます。雪だけでなく寒さを活かした「濡れタオルを凍らせる実験」も実際に試せます。
雪だるまや雪合戦、そり遊びは定番ですが、何歳になっても楽しめます。雪だけでなく寒さを活かした「濡れタオルを凍らせる実験」も実際に試せます。
4:星空を楽しむ
冬は空気が澄んで、星空を楽しめる絶好のチャンスです。
街なかでは照明で見えない星も、キャンプではよく見えます。普段は空を見上げることもない方でも、星空に吸い込まれるような体験ができます。
街なかでは照明で見えない星も、キャンプではよく見えます。普段は空を見上げることもない方でも、星空に吸い込まれるような体験ができます。
5:暖かい料理を楽しむ
温かい料理は、体も心もほっこりとさせる冬キャンプの楽しみの1つです。
煮込み料理は手軽に作れて失敗も少ないので、冬キャンプでは人気のメニューです。熱々の料理から立ち上る湯気を見るだけでも、心がウキウキするでしょう。
煮込み料理は手軽に作れて失敗も少ないので、冬キャンプでは人気のメニューです。熱々の料理から立ち上る湯気を見るだけでも、心がウキウキするでしょう。
6:テントを彩るランタンを楽しむ
テント内の照明に使用するランタンは、灯りとテント内を彩るという2つの役割を担っています。
焚き火同様、ランタンはキャンプの夜の楽しみです。ランタンの灯りは不思議な柔らかさがあり、独特の雰囲気を演出します。同じメンバーで集まっても、照明が異なるだけで語り合う言葉まで変えてしまう魔法のアイテムです。
焚き火同様、ランタンはキャンプの夜の楽しみです。ランタンの灯りは不思議な柔らかさがあり、独特の雰囲気を演出します。同じメンバーで集まっても、照明が異なるだけで語り合う言葉まで変えてしまう魔法のアイテムです。
冬キャンプにおすすめの暖を取るアイテム
キャンプでは、1台で複数の役割をこなすアイテムを活用すると、荷物を減らせて助かります。
冬キャンプでは、暖房と調理を兼用できるアイテムは多くありますが、大きくてかさばるといった短所もあります。
ここではそんな取り扱いも簡単で、冬キャンプ初心者におすすめの装備を紹介します。
冬キャンプでは、暖房と調理を兼用できるアイテムは多くありますが、大きくてかさばるといった短所もあります。
ここではそんな取り扱いも簡単で、冬キャンプ初心者におすすめの装備を紹介します。
コールマン「遠赤ヒーターアタッチメント」
コールマン(Coleman)
コールマン 遠赤ヒーターアタッチメント 170-7065
コールマン 遠赤ヒーターアタッチメント 170-7065
2,523円〜(税込)
ガソリンシングルストーブとセット利用でヒーターと調理に使える冬キャンプにおすすめの装備
遠赤外線効果で効率よく加熱し、美味しく調理しながらストーブの役割も果たします。
家庭用ストーブと同じ特殊鋼材で、初心者でも安心して利用できます。コールマン社のガソリンシングルストーブ専用のため、他社のストーブやコールマン社のLPガス対応製品との使用はできないので注意しましょう。
- メーカー
- コールマン(Coleman)
- ブランド
- コールマン(Coleman)
- モデル名
- 170-7065
- 商品モデル番号
- 170-7065
冬キャンプは装備のポイントと注意点を押さえ快適に楽しもう
冬キャンプは、防寒対策の装備をととのえて注意点を守れば、初心者でも楽しめます。
必要な装備を揃え、使う順番を意識して車に積み込みましょう。装備を選ぶ際は、使いやすさと断熱性、防寒性を重視します。天候情報などを適切に入手し、無理をせず行動することも大切です。
必要な装備を揃え、使う順番を意識して車に積み込みましょう。装備を選ぶ際は、使いやすさと断熱性、防寒性を重視します。天候情報などを適切に入手し、無理をせず行動することも大切です。
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