カーラッピングフィルムのメーカー10選|選び方のポイントもあわせて紹介

カーラッピングとは、専用のフィルムを貼ったり、インクジェットプリンターでフィルムにプリントしたものを、車体全体や一部分を覆ったりすることで簡単にイメージチェンジができる方法です。この記事では、おすすめのメーカーと選び方のポイントについてご紹介します。
監修・石田 直人
カーラッピングフィルムとは
カーラッピングフィルムとは、専用のフィルムを貼ることによって、好みの色や質感、素材を表現できるアフターパーツのことです。このカーラッピングの登場により、気軽に車の色を変えることができるようになりました。
塗装では難しかったアニメのキャラクターなどを、カーラッピングフィルムに特殊なインクジェットプリンターで出力したものを車体に貼ることによって、いわゆる痛車と呼ばれるものを作ることもできます。
部分的にラッピングすることも、全体的にラッピングすることもできるので、自分の好みに合わせて施工することが可能です。また、カーラッピングフィルムを貼ることによって、飛び石などで車体が傷つくのを防ぐ働きもあります。
さらに、飽きてしまったらフィルムを剥がすことで簡単に元の車体の色に戻すことができるので、塗装のような面倒はないところも魅力と言えるでしょう。
カーラッピングの種類3つ
カーラッピングには3つの種類があります。それは、パーツラッピング、フルラッピング、デザインラッピングです。
これら3つのカーラッピングとは、具体的にどのようなものなのか、次にご紹介します。
1:パーツラッピング
パーツラッピングとは、車体の一部分にのみカーラッピングフィルムを貼ることを言います。例えばルーフ部分のみ、フロントグリル部分のみ色を変える場合などがこれに当たります。
使用するフィルムの量も少なく、大掛かりな作業にならない割にはオリジナル感が出るので、DIY初心者にとってはハードルが低いと言えるでしょう。誰でもお試し感覚で気軽にできるカーラッピングの方法と言えそうです。
2:フルラッピング
フルラッピングとは、車体全てにカーラッピングフィルムを貼ることを言います。メーカーの純正にはない色にしたり、塗装では出せない見た目の質感出すことができます。例えばカーボン調やレザー調にすることができます。
フルラッピングは、全く新しいオリジナルの見た目にできるため、人と違うものにしたいという方にはおすすめの方法です。
専門の業者もありますが、DIYとして個人で行う方もいます。人件費がかからないため安価に済むところが魅力ですが、フルラッピングの場合には、1人でやるには限界もあります。少なくとも2人以上でやると良いでしょう。
3:デザインラッピング
デザインラッピングとは、イラストやロゴをカーラッピングフィルムに特殊なインクジェットプリンターで出力したものを貼るラッピング方法です。
イベントカーやレーシングカーに施したり、営業車両に営業内容や連絡先を出力したものを貼って、宣伝として利用する方法もあります。アニメのキャラクターなどが施された痛車もこの部分に該当します。
カーラッピングフィルムのメーカー10選
カーラッピングの種類についてご紹介しましたが、ここからはカーラッピングフィルムのメーカーについて10種類ご紹介します。
各メーカーによって扱っているフィルムにそれぞれ特徴がありますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
1:3M ジャパン
スリーエム(3M) <3M>ラップフィルムシリーズ マット 2080-M230 マットグレーアルミニウム 1524mm×25m(原反1本)
191,923円〜(税込)
3M ジャパンと言えば、付箋のポストイットや台所用品のスポンジが有名ですが、実は、カーラッピング用のフィルムも扱っているメーカーです。
3M™ラップフィルムシリーズ 1080/2080は、3M™ コントロールタック™ 粘着剤を採用しているため、貼り付けの時の位置合わせが楽にできます。また、3M™ コンプライ™ 粘着剤を採用しており、広い面積や複雑な面にも楽に貼ることが可能です。
剥がしたい時には、粘着剤が残ることなく綺麗に剥がすことができるため、ストレスフリーで作業を行いたい方におすすめです。
- メーカー
- スリーエム ジャパン株式会社
- ブランド
- スリーエム(3M)
- 商品モデル番号
- 2080-m230
監修コメント
3M ジャパンは、カーラッピングで有名です。代表的な商品がカーボン調のラッピングで、車の外装だけではなく、内装にもよく使われています。
空気の抜けや温めた後の伸びが良いという特徴があります。また、しわになった時も温めれば復元できるので、初心者の方にはかなりおすすめの商品になります。一度買ってみて小さな物から貼ってみるのも良いでしょう。
2:ハッピークロイツ
ハッピークロイツ(HAPPYKREUZ) ハッピークロイツ カーラッピング・保護フィルム 20cm × 30cm 2枚セット カーボンシルバー HZ2778
972円〜(税込)
ハッピークロイツは、加飾フィルムの開発・製造・販売を行っている会社で、カーラッピングのフィルムも扱っています。
このメーカーは、「バブル・フリー・ライナー」という技術をフィルムに採用しています。貼り付け時入ってしまう空気を容易に抜くことができ、水なしでの貼付け可能なため、初心者におすすめの製品です。
- メーカー
- ハッピークロイツ(HAPPYKREUZ)
- ブランド
- ハッピークロイツ(HAPPYKREUZ)
- モデル名
- HZ2778
- 商品モデル番号
- HZ2778
監修コメント
加えてハッピークロイツで人気なのは、保護フィルム(プロテクションフィルム)です。色々な所に貼ることができるため、車の乗り降りするステップの傷防止やトランク部の荷物の積み下ろしによる傷の防止、ドアの開閉時の傷防止に役立ちます。
150ミクロンの厚みでしっかり傷を防ぐことができるうえ、透明度も高いので、車のカラーも活かしながら使用することができます。汚れてきても綺麗に剝がせ、新しいシートも難なく貼ることが可能です。
3:ホークスアイ
ホークスアイ(HAWK's EYE) ホークスアイ(HAWK's EYE) 伸縮性 高品質 マットカラー ラッピングシート 業務用 切り売り 152×120cm ブラック HE0311
4,400円〜(税込)
ホークスアイは、カーラッピング専門のメーカーです。
安価で良質な中国製のカーラッピングを販売しています。
このメーカーのカーラッピングフィルムは耐熱性・防水性・柔軟性のある塩化ビニール素材で、お手頃価格でありながら、エア抜き溝仕様になっています。マットな質感なので、艶のあるものよりも貼る際の難易度は低めであると言えます。
- メーカー
- ホークスアイ(HAWK's EYE)
- ブランド
- ホークスアイ(HAWK's EYE)
- モデル名
- HE0311
- 梱包サイズ
- cm; 486 g
- 商品モデル番号
- HE0311
- 商品の重量
- 486 g
監修コメント
ホークスアイは、ヘッドライトやテールライト、フォグランプのフィルムとして人気があります。
色のバリエーションも全12色と多く、好みの色を貼り付けることができます。イエローフィルムをフォグランプに貼ったりして、自分なりのカスタムを楽しむことが可能です。
ただ、ビニール素材のためラッピングシートと違い伸びにくく破れやすかったり、復元しにくいというデメリットがあります。多めに購入し、失敗した時に備えてスペアとして持っておくと良いでしょう。
4:TECKWRAP
TECKWRAP 迷彩 カーボンシート カーボンフィルム カーボンファイバー ステッカー ラッピングフィルム ハイグロス ブラック(黒)(光沢・艶あり)伸縮性 耐水 エア抜き溝仕様 内外装 長さ152cm幅30cm
1,199円〜(税込)
TECKWRAPのカーラッピングフィルムは、ドライヤーなどで軽く温めることで伸縮性が上がり貼りやすく、また折り目がついていても元の状態に戻せます。
また、エア抜き溝があるので、エア噛みせずに貼り付けることができる製品です。
- メーカー
- TECKWRAP
- ブランド
- TECKWRAP
- モデル名
- cm
- 商品モデル番号
- GC01-1.52x0.3m
5:IlMondoMall
IlMondoMall IlMondoMall メッキ シルバー クローム 鏡面 カーラッピング ラッピングシート (A4, メッキシルバー(高品質))
450円〜(税込)
IlMondoMallは、大きいサイズのラッピングシートを主に取扱っています。
このメーカーから販売しているカーラッピングフィルムは、メッキシルバーで、グロスタイプのラッピングシートです。表面には保護フィルムが貼ってあり、スリキズの防止をします。
高品質版は、伸縮性が高い仕様になっているので、ドライヤーやヒートガンなどで温めながら貼ることにより密着させることができます。
- メーカー
- IlMondoMall
- ブランド
- IlMondoMall
- 商品モデル番号
- IM-MSHG-
6:Mr.M
Mr.M Mr.M クローム メッキ調 カ―ラッピングシート カッティングシート 銀 鏡面伸縮ビニール 艶あり ラッピングフィルム シルバー
9,900円〜(税込)
Mr.Mが販売しているカーラッピングフィルムは、裏溝が付いているのでエア抜きが簡単にでき、耐熱・耐水仕様なので外装にも内装にも使えます。
メッキ調ですが、ギラつきすぎなくまた、安価に貼ることができます。
- メーカー
- Mr.M
- ブランド
- Mr.M
- モデル名
- SP-04
- 商品モデル番号
- SP-04
7:エイブリィデニソン
AVERY DENNISON エイブリィデニソン シュプリームラッピングフィルム マットメタリック フロスティーブルー SW900-643-M
13,700円〜(税込)
エイブリィ・デニソン・ジャパン株式会社は、粘着材料やラベル製品などの商品技術力が高く販売網が広いことで知られています。
エイブリィデニソンが販売しているカーラッピングフィルムは、カラー層とクリア保護層の2つの層でできており、色の鮮やかさや耐久性に優れています。そして、フィルムなのに塗装のような仕上がりを実現します。深い凹凸にもフィットした施工を実現します。
またカラーバリエーションが79色もあるので、自分のイメージしている色がきっと見つかるでしょう。
- メーカー
- エイブリィデニソン(Avery Dennison)
- ブランド
- AVERY DENNISON
- 商品モデル番号
- 5918
監修コメント
この商品は、最上級のカーラッピングフィルムと言えます。金額は高めですが、貼りやすく一人でも綺麗に貼ることができるという利点があります。
たくさんカラーの種類があるので、世界に一台しかないオリジナルの車を作ることが可能です。フルラッピングするのであれば、少し金額が高くてもこの商品を使って施工することをおすすめします。
やり直しもできるので、小さい面から試してみるのも良いでしょう。
8:AUTOMAX izumi
AUTOMAX izumi AUTOMAX izumi メッキラッピングシート (大) 銀 幅152cm 長さ1m シルバー 鏡面 クロームメッキ
2,875円〜(税込)
AUTOMAX izumiは、カーラッピングフィルム以外にもハンドルカバーヒーターなども手掛けている会社です。
AUTOMAX izumiから販売している、オリジナルブランドのカーラッピングフィルムですが、カラーは9種類あり、クロームメッキ(ミラー調)です。伸縮性があり粘着性が強すぎないので貼り直しが可能であり、飽きた時には剥がしてしまえば元通りになります。
- メーカー
- AUTOMAX izumi
- ブランド
- AUTOMAX izumi
- 商品モデル番号
- wrapping-silver-lsize
監修コメント
AUTOMAX izumiは、オリジナル商品が豊富で珍しいラッピングも取り扱っています。例えば、木目調カッティングシートは車だけではなく家具のイメージチェンジにも使うことが可能です。
また、艶消しブラックのラッピングシートにも注目です。こちらはエアレス仕様で、大きなエアーが入ってしまっても簡単に抜くことができます。
フロントガラスに貼る断熱シートもあり、車種に応じてカットしてくれます。Made in Japanの商品なので、安心して注文できるでしょう。
9:SEAMETAL
Seametal SEAMETAL 7D リアルカーボンシート 高品質なハイライト タイプ シールステッカー 黒 ブラック炭素 40cm X300cm 取付補助 ナイフ標示ボックスと説明書付き (40*300cm)
2,199円〜(税込)
SEAMETALは海外のメーカーととなっており、様々な製品を手掛けている企業になります。
SEAMETALから発売しているカーラッピングフィルムは、立体感のあるカーボンシートです。
通常のフィルムよりも厚めの素材で耐久性や耐水性なども高くなっています。また、延長性があり、折り目がついてもドライヤーやヒートガンなどで温めると元の状態に戻すことができるため、貼りやすくおすすめです。
- メーカー
- SEAMETAL
- ブランド
- Seametal
- 商品モデル番号
- C40163
10:Lypumso
Lypumso カーフィルム Lypumso カーボンシート 300×30CM カーボンシール カーラッピングフィルム カッティングシート ブラック シールステッカー 自由にDIY
1,688円〜(税込)
Lypumosoから発売されているカーラッピングシートは、光沢感のある6Dのリアルなカーボンシートです。
このメーカーの製品は空気を逃す加工と伸縮性の高い素材を使っているので、初心者の方でも簡単に貼れます。
立体的な外観になるので、他の車と差をつけたい方におすすめです。
- メーカー
- Lypumso
- ブランド
- Lypumso
- 梱包サイズ
- 300 x 30 x 0 cm
- 商品モデル番号
- KFIRM
カーラッピングフィルムを選ぶ時のポイント4つ
カーラッピングを販売しているメーカーを10社ご紹介しましたが、思ったよりも手軽に車体を好みの色や質感に変えられることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
手軽に貼れることがお分かりいただけたところで、カーラッピングフィルムを選ぶ時のポイントについてご紹介します。4つのポイントを知り、参考にしてみてください。
1:メーカーで選ぶ
カーラッピングフィルムを選ぶコツその1は、メーカーで選ぶことです。先ほどご紹介したメーカーのご紹介でもお分かりいただけたかと思いますが、メーカー毎にフィルムの良いところが異なっていたでしょう。
また、価格についても安価なものから高価なものまであるので、予算に合わせた上で「この点は譲れない」という点とマッチしたメーカーを選ぶようにすると良いでしょう。
2:カラーで選ぶ
カラーで選ぶなんて当たり前だと思われる方もいるでしょう。黒、白は別にしてその他の色はそれぞれ微妙に色合いが異なります。例えば青と言っても、明るいものから藍色に近い色合いのものまであります。
ネット通販でカラーを選ぶ場合には、気になる色のサンプル品をまず購入してみるのも良いでしょう。それをすることによって、実際自分の思っている色と差異がないか確かめられます。
3:デザイン・質感で選ぶ
カーラッピングには、すでに一定の柄がプリントされているいわゆる壁紙のようなフィルムがあり、例えば、迷彩柄、アニマル柄、木目調などがあります。また、鏡面のようなものからサテン調、マットなものまで様々な種類があります。
自分がどのタイプが好みなのか、吟味して選ぶのも楽しい作業の1つと言えるでしょう。
4:貼る場所に合わせて選ぶ
「外装に貼るのか、内装に貼るのか」という点や、その貼る場所の面積の大きさによって選ぶことも重要です。なぜなら気に入ったカーラッピングフィルムがあっても、サイズの大きいものを販売していない場合もあるからです。
貼る場所に必要な大きさのフィルムを扱っているかどうかを確認するようにしましょう。
愛車をカーラッピングフィルムでイメージチェンジしよう!
いかがでしたか。カーラッピングという方法が、思っていたよりも気軽に取り入れられると思われたのではないでしょうか。
これまでは、乗っている車の色に飽きた場合、買い換えるという選択肢しかなかった方にとって愛車をカーラッピングするという新たな選択肢を増やせます。
カーラッピングは部分的に施すにしても、全体的に施すにしても愛車が自分だけの思い入れがある1台になるでしょう。これを機会に、愛車をイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか。