車検はそのままでOKか?今ある車をガルウィングドアに交換するのに必要な方法

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ガルウィングドア(バタフライ、シザードアを含む)とは、gullwing(カモメの翼)のような形をしたドアのことです。

ヒンジタイプの通常の車のドアと違って、真上または斜め上に開く独特の形状が特長です。

今回は、お手持ちの車をガルウィングドアに改造する方法をご紹介します!
Chapter
ガルウィングドアってどんなドア?
高級車も軽自動車でもキット代金は10数万円でOK
作業環境が整っていれば自分でも交換可能!
車検はそのままでOK!

ガルウィングドアってどんなドア?

イメージされるのは、ランボルギーニ・カウンタックやディアブロ、タイムマシンになったデロリアンなどでしょう。

もっと昔の車なら俳優・故石原裕次郎氏の愛車でもおなじみであったメルセデスベンツ300SLなどがあります。日本車では過去にトヨタ・セラ、マツダ・オートザムAZ-1といった車がありました。

非日常的でレアなクルマというイメージですが、実は多くの車が、後付で通常のヒンジドアからガルウィングドアに改造できるのです!自作する方法もありますが、今回は簡単で安全性も高い「ガルウィングドアキット」を紹介してみましょう。

高級車も軽自動車でもキット代金は10数万円でOK

これらのキットは龍鬼眼というカーグッズのブランドから発売されているものです。

ドアの開き方は、ガルウィングというよりはSLRマクラーレンなどと似たバタフライドアというタイプになります。ドアを閉めた状態ではヒンジタイプと変わりませんが、開けてびっくり!という印象になってくれるこのキット。

日産スカイラインGT-R,フェアレディZ、シルビア、マツダ RX-7、RX-8などのスポーツタイプの国産車やメルセデス、BMW、シトロエン、プジョー、ボルボ、フォード、クライスラーなど多くの車種に対応しています。

作業環境が整っていれば自分でも交換可能!

整備工場などでのプロによる交換を行うのが理想的ですが、車の整備や作業になれていて、自宅ガレージに工具などが整っている場合は自力での交換も一応は可能とのことです。

ですが車のドアは1枚でもかなり重いので2-3名での作業が望ましいでしょう。また、基本的にはボルトオンでの装着になりますが、しっかり固定されていないとドアの重みで本体の取り付け面にズレが生じて、ドアが閉まらない恐れもあるため必要に応じて溶接作業も行った方がよさそうです。

ちなみに、キットには、

・ガルウイング本体(左右)
・固定用スクリューネジなど
・ダンパー2本(左右分)
・取付イメージ説明書

が同梱されています。龍鬼眼以外にも、輸入品含めて様々な種類のガルウィングキットが販売されています。

車検はそのままでOK!

ドアを大幅に改造する印象ではありますが、実は車検には関係ないとのこと。見た目もほとんど従来のドアと変わらず、ボディ全体のサイズが大幅に変わったり、最低地上高が9センチ以下となったりするわけでもないので、車検もそのままで合法的なカスタムが可能というわけです。

しかし、車種やキットの精度などによっては車検NGになることもあるとか……!気になる方は事前にショップや車検を受けるところに相談することをおすすめします。

費用もかかり、なかなか大変なカスタマイズになるガルウィングドアですが、おもしろさ満点です!

やってみたい!と考えている方はぜひご参考にしてみてください。
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