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夜間も鮮明に録画できる高画質・高精細モデル!ケンウッド 最新2カメラドライブレコーダー「DRV-MR775C」「DRV-MR770」は、前後のあおり運転にも対応

ケンウッド
ドライブレコーダーは、これから初めて購入する方はもちろん、普及初期からの買い替えサイクルでは、すでに2台目、3台目という人もいるでしょう。

売れ筋モデルは、前後2カメラ式、全方位映せる360度ドライブレコーダーなどで2万5,000円以上の高付加価値を備えたタイプが人気を集めています。

鮮明な映像を残せるのがマストであり、さらに前後のあおり運転などに対応する安全運転支援機能や、駐車監視機能も求められています。

JVCケンウッドの2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MR775C」、「DRV-MR770」は、こうした目の肥えたドライバーに満額回答するハイエンドモデルです。

文・写真/塚田 勝弘
Chapter
ハイエンドシリーズの最新モデル
WQHD録画モードを搭載するフロントカメラ
JVCケンウッド独自のチューニング「Hi-CLEAR TUNE」
前後方向のあおり運転に対応
発話で操作できるコマンド数が増加
愛車を見守る駐車録画機能
安心できる多彩な機能を搭載
Windowsだけでなく、Macにも対応するソフト

ハイエンドシリーズの最新モデル

ケンウッド DRV-MR775C

DRV-MR775C

JVCケンウッドは、ドライブレコーダーを2023年シリーズから「彩速ナビ」のように機能や商品コンセプトによって3シリーズに分けています。ハイエンドモデルの「Xシリーズ」、ミドルレンジモデルの「Gシリーズ」、エントリーモデルの「Rシリーズ」を設定することで、より分かりやすく、ニーズや予算などに応じて選べるようになっています。 

今回、取材したのはハイエンドモデルの「Xシリーズ」。前後方向の同時録画に対応する2カメラドライブレコーダーの「DRV-MR775C(駐車録画対応電源ケーブル同梱モデル)」「DRV-MR770」です。 

なお、「DRV-MR775C」「DRV-MR770」の違いは、駐車録画対応電源ケーブルの有無のみになります。最初から駐車監視機能を使いたい場合は「DRV-MR775C」を、「DRV-MR770」に同機能を追加したくなったケースでは、別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」を用意すれば使えるようになります。

WQHD録画モードを搭載するフロントカメラ

JVCケンウッドによると、ドライブレコーダーを選ぶ際に重視するのは、予算(価格)は当然のこと、解像度(フルHD)や運転支援機能、操作性や音声コマンドなどの有無も購入検討時に重要視する方が多いそうです。 

2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MR775C」、「DRV-MR770」は、フロントカメラに、フルHDの約1.8倍の高精細なWQHD録画モードが搭載されているのがポイント。

また、夜間やトンネルなどの暗所の撮影に強いソニー製の高感度CMOSセンサー「STARVIS(スタービス)」も搭載されています。

さらに、前後カメラともにトップクラスのF1.8の明るさのレンズが使われているほか、トンネルの出入り口や夜間などで大きな明暗差がある場合でも、白とびや黒つぶれなどを抑えるHDR(ハイダイナミックレンジ)も用意されています。

JVCケンウッド独自のチューニング「Hi-CLEAR TUNE」

DRV-MR775C/MR770 商品紹介動画

ドライブレコーダーに求められるセンサーや高性能なカメラを搭載しているのはもちろん、JVCケンウッドが培ってきた光学系デバイスやビデオカメラの開発で得てきた経験を「DRV-MR775C」、「DRV-MR770」に活かすことで、夜間でも鮮明な映像を残せるのが美点です。

同社では、こうした機能や採用デバイス、コンセプトに基づくチューニングを「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」と命名。高性能なセンサーを搭載するのはもちろん、独自のチューニングにより、昼間はもちろん夜間でも明るく鮮明な映像を記録できるようになっています。

さらに、リヤ用カメラは、リヤスモークガラスにも対応したことで、定評のあった従来機種と比べても歴然といえるほど明るい映像が表示されます。

リヤスモークガラス装着車の夜間の後方映像を見比べるとその差は驚くほどで、2023年シリーズは、夜間でもナンバープレートが分かるのはもちろん、暗い場所での歩行者の存在や街や建物などの様子も把握できます。

DRV-MR775C/MR770 走行動画

一方で映像を明るくしていくと、ノイズが出てしまうという課題があります。開発では、明るさをギリギリまで追い求めながらもノイズを抑制。ドライブレコーダーに求められる証拠能力が追求されています。

こうした高性能を意識させずに使えるのもうれしい点です。明暗差による自動調整機能に任せて、デフォルトの状態でも十分に鮮明な映像が残せるほか、任意で前後別々に7段階の明るさ調整ができます

前後方向のあおり運転に対応

ケンウッド ドライブレコーダー

DRV-MR770

運転支援機能もさらなる充実化が図られています。あおり運転対策として「前方割り込み警告」「前方蛇行運転警告」「後方急接近警告」の3つの機能を搭載しています。前方車両の危険運転を検知して作動する「前方割り込み警告」「前方蛇行運転警告」は、警告音と画面へのポップアップ表示でドライバーに注意を促すと同時に、イベント録画を開始。 

「後方急接近警告」は、後方5m以内に後続車が接近し、継続して後方につかれている場合に、警告音と画面へのポップアップ表示で注意を促す機能。あおり運転を察知すると、こちらも同時録画がスタートします。 

もちろん「前方衝突警告」「車線逸脱警告」「発進遅れ警告」「リフレッシュ通知」「エコドライブ表示」「情報表示モード」は従来モデルから引き継がれています。運転支援機能は、ドライバーとすべての乗員にとって安心できる機能といえます。

※ 運転支援機能は逆光、夜間、悪天候など、条件によっては正しく動作しません。詳しくは取扱説明書をおよみください。

発話で操作できるコマンド数が増加

ケンウッド ドライブレコーダー

音声コマンド機能を試す塚田氏

安心といえば、操作性の向上も見逃せません。発話で緊急録画などが可能になる音声コマンド機能の数が増えています。

「DRV-MR760」は、手動録画は「手動録画」、静止画撮影は「写真撮影」のみでした。

「DRV-MR775C」「DRV-MR770」では、手動録画に「緊急録画」「記録録画」「録画スタート」「Start Recording ※」が、静止画撮影に「静止画記録」「シャッター撮影」「カメラ撮影」「Take Picture ※」が加わり、慌てていても音声操作がしやすくなりました。

なお、「表示切替」のコマンドは、前モデルと同様に「表示切替」となっています。

※ 「Start Recording」、「Take Picture」はシステム設定で言語を「英語」にすると使用できます。

愛車を見守る駐車録画機能

高付加価値を求めるニーズとして上位に入っている駐車録画機能も充実しています。ニーズに応じて「常時監視モード」「衝撃検知録画モード」2つのモードから選択可能

「常時監視モード」は、衝撃検知5秒前から検知後15秒の録画ができます。

3時間、6時間、12時間、24時間のタイマー設定により駐車時間などによって選択できるだけでなく、設定された電圧を下回ると動作を停止することで、愛車の補機バッテリーを保護するので安心です。

もう一方の「衝撃検知録画モード」は、補機バッテリーへの負荷が少なく、24時間365日の録画に対応

衝撃検知後20秒間録画することで、当て逃げなどの様子などを残すことが可能です。

長時間録画にも対応

フレームレートを通常の27.5fpsから13.7fpsに変更できるほか、128GBのmicroSDカードを使用すると、さらに3.4fpsにも変更可能で、最長約43時間も録画できます。

安心できる多彩な機能を搭載

ケンウッド ドライブレコーダー

各種機能について担当者に質問する塚田氏

ほかにも、SDカード寿命告知機能により、SDカードが劣化して記録できなくなる前に寿命を知らせてくれることで、万一の録り逃しを防ぐことができます。さらに、位置情報が分かるGPSの搭載をはじめ、「イベント記録」「駐車録画」の際の衝撃検知が可能になる前後、左右、上下の3軸「Gセンサー」も搭載されています。

また、LED信号への対応で信号の色がしっかり識別(無点灯記録をなくす)できたり、スーパーキャパシターの搭載により、電源喪失時でもファイル破損を防ぐバックアップ電源が作動するのも安心です。

加えて、本体のディスプレイが従来型のTN型液晶からIPS型液晶に変わり、広い視野角を確保するとともに、色度変移が少なくなり、運転席・助手席側どちらから見ても見やすくなったのもうれしいポイントです。

Windowsだけでなく、Macにも対応するソフト

ケンウッド デモカー

今回の撮影に使用したケンウッドのデモカー

2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MR775C」「DRV-MR770」は、乗用車に多い12V車と大型車などの商用車に多い24V車に対応しているため、個人ニーズだけでなく、フリートニーズにも応えています。

またPC用連携ソフトは、Windowsだけでなく、Macにも対応。こうしたソフトは、Windowsのみ対応というタイプが多いため、Macユーザーにとっても購入動機のひとつになりそうです。
昼夜やトンネル内、高架下などシーンを問わず鮮明な映像を残せるドライブレコーダー「DRV-MR775C」「DRV-MR770」。

ソニー製の高感度CMOSセンサーの「STARVIS」、リヤのスモークガラスに対応する「明るさ調整機能」、前後方向のあおり運転などに対応する運転支援機能のほか、とっさの時でも音声で映像・写真撮影も可能です。さらに、ニーズに応じて万全の駐車機能も享受できます。

こうした機能や採用デバイス、コンセプトに基づき、長年培われた経験、日々進化する映像技術と車載技術を組み込み、ドライブレコーダーに必要な、クリアで高画質な映像記録を実現した「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」のXシリーズ「DRV-MR775C」「DRV-MR770」は、初めてドライブレコーダーを購入する人から、2台目3台目のドライブレコーダーになるというベテランユーザーまで、十分に満足させるハイエンドモデルに仕上がっています。

ケンウッド(KENWOOD)

前後撮影対応 2カメラドライブレコーダー「DRV-MR770」「DRV-MR775C」

オープン価格

いつでも鮮明、高画質。

業界TOPクラスの光学系デバイスの採用と、長年培われた経験、日々進化する映像技術と車載技術を組み込み、ドライブレコーダーに必要な、クリアで高画質な映像記録を実現。

ブランド
ケンウッド
モデル名
DRV-MR770/DRV-MR775C
本体サイズ
W:89mm H:50mm D:38mm
本体重量
116g
リアカメラサイズ
W:60mm H:25mm D:29mm
リアカメラ重量
28g
製品保証
1年

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先進性・鋭さ・高品質の想いをブランドロゴの赤トライアングルに込め、音と通信の技術を軸とした製品を展開する「KENWOOD」ブランド。技術の限界に挑戦するため、過酷な速度・温度・振動・騒音環境のモータースポーツの世界で無線システムや車載カメラの提供も行っています。そして今、当社の新時代を担う「モビリティ&テレマティクスサービス分野」におけるさらなる発展を目指し、ドライブをより安全に、より快適にするためのドライブレコーダー(据付型・通信型)や各種車載用製品・サービスを拡大中です。

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