凍ったグリーンを攻略するための2つの方法

パターをもつ女性ゴルファー

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気温の低い冬の時期。朝は寒くて体がなかなかほぐれませんが、それはグリーンも同じ。日照時間が短い冬は、朝7時台のティオフではスタートから数ホールはグリーンが凍っています。そんな凍ったグリーンの攻略法を2つお教えします。

文・ゴルフィ編集部
Chapter
凍ったグリーンはカート道と同じ
1. ショットはグリーン面にキャリーさせない
2. パッティングはスイープにストロークする

凍ったグリーンはカート道と同じ

冬はグリーン内部の水分が凍結し、グリーン面はコンクリートと変わらないくらいまで固くなります。

コースは凍結をさけるため、各ホールにシートをかぶせますが、コストカットを積極的に行っているコースはコース整備の人員も少なく、シートをかぶせることがないため凍結につながってしまうのです。

夏至の時期は日の出が4時半ですが、冬至では7時近くまで日の出が遅くなるためグリーン面の日照時間が少なく、一度凍った水分は溶けにくくなります。そのためスタートから数ホールはこのグリーンへの対策が必要になります。

凍ったグリーンに遭遇したことがある人ならわかると思いますが、グリーン面に直接キャリーさせると「コーン!」という高い音がするほど固まっています。この状態ではスピンも効かず、高さで止めようとしても1バウンド目が高くはねてしまうだけ。

ウッドからミドルアイアンの間の比較的距離の出る番手でグリーン面に直接キャリーさせてしまうと、キャリーの際の着地角度が浅く、簡単にグリーン奥までボールがはねてしまいます。

1. ショットはグリーン面にキャリーさせない

グリーン奥までボールがはねてしまうとOBのリスクもあります。仮にOBがなかったとしても、奥がのり面(斜面)になっていれば難しい左下がりのアプローチが残ってしまいます。また砲台グリーンの場合、高い球で返しのアプローチを行わなくてはならず、そうするとその返しもグリーン面で跳ねやすくなるため、カップに寄せるのは困難です。

そうならないため、凍ったグリーンの際には普段より10ヤード手前から攻めるようにしましょう。花道や手前のラフに狙いを定めます。そこからランが出てグリーンに乗ればラッキー。たとえそのままグリーン手前に止まってしまっても、次のアプローチで転がして寄せることができるようになります。

10ヤード手前に落とすためには番手を小さくするのではなく、いつもと同じ番手で短く持って8割のスイング幅で距離を落とすとよいでしょう。グリーン手前はガードバンカーが配置されていることが多く方向性が重要となるため、フルショットより確実性のあるスイングが必要とされます。

また冬のスタート直後では体が温まっておらず、いつもより1枚から2枚多くウェアを着ていることが多いはずです。そんなときにフルショットをするとスイングのバランスを崩し、本来の距離を出すことができなくなります。

2. パッティングはスイープにストロークする

スタートホールでグリーン面が凍っていても、それが1日中続くわけではありません。日が高くなり気温が上がってグリーン面の日照時間が長くなれば、徐々に本来の固さに戻ってきます。ですが最初の3ホールほどはグリーン上でも、凍ったグリーンの対策が必要です。

短い距離ではほとんどタッチを変える必要はありません。しかしロングパットで強めのタッチで打つ場合、かなり球足は速くなります。普段よりラインを深くとり、カップより奥には突っ込まないようなタッチで打つとよいでしょう。

また、ロフトを立て気味にストロークをすると、インパクト後にボールが跳ねてラインを外れることがあるので注意が必要です。ハンドファーストを弱めてテークバックを低く引くと、インパクトでロフトがたつことがなく、ボールが跳ねるリスクを抑えられます。

凍ったグリーンではクラブを短く持ってスイングを小さくして手前から攻めていきましょう。パッティングではロフトが立たないように打つことが重要になります。この2つを心掛けるだけで、凍ったグリーンに苦戦することなく攻略できるはずですよ。

(提供元:golfee

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