アルファード級の快適さ!? トヨタの「TOTONE」は本当に眠れるのか体験してみた

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「寝たつもりはなかった⋯」。

これが、トヨタ自動車が開発した仮眠サポートツール「TOTONE(トトネ)」を体験した直後の率直な感想だった。

ところが、体験後に渡された「おひるねレポート」には、寝つくまでに8分、眠れた時間は5分という結果が記録されていた。自覚がないまま、本当に眠っていたのだろうか。

8月23日まで横浜みなとみらいで開催されている『Pokémon Sleep』3周年を記念したイベント「ポケスリ3周年 横浜でみっけ!ポケモンねがおリサーチ」で、カビゴンのお腹の上で眠るような体験ができる特別仕様のTOTONEを試してきた。

CARPRIME編集部

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Chapter
『Pokémon Sleep』3周年イベントが横浜で開催
トヨタが開発した仮眠サポートツール「TOTONE」とは?
脳波を測定しながら仮眠を体験
アルファードのセカンドシートばりの快適さ
背中に伝わる“カビゴンの呼吸”
寝た自覚はなかったのに、実際には5分眠っていた
劇的にスッキリしたわけではない。それでも心地よかった
「横浜でみっけ!ポケモンねがおリサーチ」開催概要

『Pokémon Sleep』3周年イベントが横浜で開催

2026年7月17日から8月23日まで、横浜ランドマークタワーのランドマークプラザとMARK IS みなとみらいで、「Pokémon Sleep 3rd Anniversary 横浜でみっけ!ポケモンねがおリサーチ presented by MITSUBISHI ESTATE GROUP」が開催されている。

会場では、約90種類のポケモンの寝顔を探せる展示やスタンプラリー、約3mの巨大なカビゴンが眠る「おやすみカビゴン広場」、オリジナルグッズの販売、ドリンクスタンドなどを楽しめる。スタンプラリーやイベント会場への入場は無料だ。

その中でCARPRIMEが注目したのが、MARK IS みなとみらい5階に設置された「おひるねかいふく装置 supported by TOTONE」だ。

トヨタが開発した仮眠サポートツール「TOTONE」とは?

TOTONEは、トヨタ自動車が培ってきた空間設計技術やシート設計技術、居眠り運転防止技術を応用して開発された仮眠サポートツールだ。

「働く脳に、15分の戦略的仮眠を」をコンセプトに掲げており、短時間でも質の高い仮眠が取れるよう、入眠から目覚めまでをサポートする機能を備えている。

入眠時にはシートヒーターで身体を温めるとともに、エアクッションの動きによって、ゆりかごのような揺れを再現。睡眠時には素材や形状、厚さが異なる3層構造のクッションで身体を包み込み、覚醒時にはストレッチ機能や光、自動リクライニングによって穏やかな目覚めを促すという。

今回のイベントでは、『Pokémon Sleep』との初コラボレーションとして、モンスターボールをイメージした特別デザインのTOTONEが設置されていた。

脳波を測定しながら仮眠を体験

今回は、株式会社S'UIMINが開発した睡眠計測サービス「InSomnograf(インソムノグラフ)」による脳波測定も併せて体験した。

体験前に、脳波を測定するためのセンサーを頭部に貼り付けてTOTONEに乗り込む。体験後には測定結果をまとめた「おひるねレポート」が出力され、自分がどのように眠っていたのかを確認できる仕組みだ。

InSomnografは、睡眠時の脳波を測定し、AIで解析する睡眠計測サービス。医療機関における睡眠トラブルのスクリーニングや、睡眠関連製品の効果検証、研究などにも活用されている。

アルファードのセカンドシートばりの快適さ

シートに腰掛けてヘッドホンを装着すると、『Pokémon Sleep』のアプリでも使用されているBGM「ポケモンのふえ」が流れ始め、シートがゆっくりとリクライニングしていく。

身体を預けた姿勢は、ベッドに横になるというよりも、トヨタ「アルファード」の2列目シートで深くリクライニングしたときに近い印象だ。

スエード調の生地は肌触りが良く、身体を柔らかく包み込んでくれる。シート部分がカビゴンの身体と同系色に仕上げられていることもあり、まるでカビゴンのお腹の上に乗って休んでいるような感覚を味わえた。

「アルファード級」というのはあくまで筆者が座り心地を表現したものだが、自動車のシートづくりで培われたトヨタの知見を感じられる快適さだった。

背中に伝わる“カビゴンの呼吸”

体験中に最も印象に残ったのが、背中から伝わってくるエアクッションの動きだ。

マッサージチェアのように身体を強く揉み込むのではない。背中側がゆっくりと膨らみ、一定のリズムで上下する。

TOTONEでは、この動きを「ゆりかごのような揺れ」として入眠をサポートするという。

実際に体験すると、その穏やかな上下運動は、まるで眠っているカビゴンのお腹が呼吸に合わせて上下しているように感じられた。今回のコラボならではの演出も相まって、不思議な心地よさがある。

体験開始から数分が経つと、シートヒーターによって背中がじんわりと温かくなってくる。温もりとゆっくりとした動きが重なり、自然と身体の力が抜けていった。

ヘッドホンから流れる『ポケモンのふえ』も、今回のコラボならではの演出だ。体験時には少し音量が大きいようにも感じたが、商業施設内の周囲の音を遮り、仮眠に集中できる環境づくりを意識した設定なのだろう。

音楽を聴きながら身体をシートに預け、背中から伝わる穏やかな動きを感じていると、次第に意識がぼんやりとしてきた。自分では「眠った」というより、「うとうとしていた」という感覚だった。

TOTONEでは、エアクッションによる揺れに加え、シートヒーターや音、照明などを組み合わせることで、短時間でもリラックスしやすい環境づくりが図られている。

寝た自覚はなかったのに、実際には5分眠っていた

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おひるねレポート

さらに、レポート上ではレム睡眠とノンレム睡眠のN2まで測定されていた。N2はノンレム睡眠の中でも比較的安定した睡眠段階で、「うとうと」よりも一歩深く眠っている状態とされる。

体験中は眠りに落ちた感覚がほとんどなかったため、結果を見たときは「実は眠れていたのか?」と驚かされた。睡眠時間そのものは5分と短い。しかし、自分ではうとうとしていただけだと思っていた時間に、脳波上では睡眠状態に入っていたことが、今回の体験で最も興味深かった点だ。

目覚めも自然だった。まず『ポケモンのふえ』のBGMや背中のエアクッションの動きが止まり、その後、リクライニングしていたシートがゆっくりと起き上がる。突然大きな音で起こされたり、急に身体を起こされたりすることはなく、眠りから穏やかに現実へ戻されるような感覚だった。

今回の体験では、「劇的に頭がスッキリした」という感覚までは得られなかった。それでも、自分では眠った自覚がないほど自然に眠りへ導かれたことには驚かされた。短時間で心身をリフレッシュするというTOTONEのコンセプトを体感できる、興味深い体験だった。

劇的にスッキリしたわけではない。それでも心地よかった

今回のおひるね体験では、残念ながら劇的にスッキリした、あるいは身体が一気に軽くなったという感覚までは得られなかった。しかし、スエード調のシートに身体を預け、背中の温もりや呼吸のような動きを感じながら過ごす時間は心地よく、短時間でもリラックスすることができた。

自動車メーカーであるトヨタが、長時間の移動を支えるシートや快適な車内空間づくりで培ってきた技術を、オフィスなどでの短時間仮眠に応用したTOTONE。実際に座ってみると、そのクルマづくりの知見が、シートの座り心地や入眠・目覚めの演出にも生かされていることが伝わってきた。

「横浜でみっけ!ポケモンねがおリサーチ」開催概要

イベント名:Pokémon Sleep 3rd Anniversary 横浜でみっけ!ポケモンねがおリサーチ presented by MITSUBISHI ESTATE GROUP

開催期間:2026年7月17日(金)~8月23日(日)

開催時間:10時~19時

会場:ランドマークプラザ、MARK IS みなとみらい

入場料:無料

TOTONE体験場所:MARK IS みなとみらい5階

イベントではTOTONEのほか、ポケモンの寝顔を探すスタンプラリー、巨大カビゴンのフォトスポット、イベントグッズ、オリジナルドリンクなども用意されている。各企画の参加方法や整理券の有無などは、イベント公式サイトで確認してほしい。
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