タコメーターすらない車が普通なのに、追加でメーターを付ける意味ってあるの?

マツダ ロードスター タコメーター

装着されていればスポーティといわれるタコメーター。以前ならスポーツモデルだけではなく、高級車にも装備されていましたが、最近は純正でも装備されない車が増えました。しかし、追加で付けている車をたまに見かけます。そこまでしてエンジン回転数を見る必要はあるのでしょうか?

Chapter
タコメーター以外にも、昔はいっぱいあったメーター類
現在の車では不安を呼ぶかもしれない?
「半自動運転」では必要性が薄い?
それでも必要な時もあるタコメーター

タコメーター以外にも、昔はいっぱいあったメーター類

スピードメーター(速度計)の隣でドライバーにエンジン回転数を伝えるタコメーター(回転計)。 以前はそれだけではなく、油温、油圧、電流、電圧、燃料、ターボ車の場合はブーストなど、数多くのメーターがドライバーの前に並んでいました。

特に各メーカーでライバル車との販売合戦を繰り広げているような状況、さらにデラックス路線でユーザーが見た目でわかる差別化を求めるようになると、メーターひとつの有無、それもちゃんとしたメーターに見えるかどうかまでこだわるようになります。

それが今では、スピードメーターはさすがについていますが、その他のメーターはほとんど姿を消し、燃料計さえ残量が少なくなると点灯する警告灯しか無い場合も。

省かれたメーターに代わって登場したのが、燃費計やシフトインジケーター(オートマ車でのギア選択表示)、あるいはエコドライブアシスタントなどです。燃費計が一番気になるというユーザーの声がありました。

現在の車では不安を呼ぶかもしれない?

スポーツモデルや上級グレード、高級車には当たり前のようについていたタコメーターが物議をかもしたのは、1990年代中盤のことです。

「なんでこの車は加速していくのにタコメーターが下がっていくの?」
「アクセルを踏んでいるのに回転数が下がっていく。気持ち悪い!」

という声が、相次いで起こりました。原因は、その当時から普及し始めたCVT(無段変速機)です。

従来から存在し、今でもあるAT(自動変速機)であれば、基本的には車が加速状態であればギアをキープして、加速が終わって巡航に移ればギアチェンジをします。その時のタコメーターの動きは、加速すれば回転数が上がり、ひとつ上のギアになれば回転数が下がるという、MT(手動変速機)と基本的に変わりません。

しかし、CVTはその性格上、手動モードを設定しない限り「段」(1速や2速など)が存在せず、ギアは常にシームレスで変化していきます。

おまけに、その速度やアクセルの踏み具合に応じて、もっとも最適となるギア比を選択するようプログラムされているため、場合によっては”エンジン回転数を下げても、滑らかに効率よく加速して燃費もいい”ということが起きました。

もともとタコメーターが付いていなければ、そんなことは気にならないのですが、タコメーターによって回転数がリアルにわかるばかりに、ドライバーに違和感を与えてしまいます。

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「半自動運転」では必要性が薄い?