軽トラのエンジンルームの開け方は?ボンネットのない車のエンジン位置について解説!

スズキ キャリイ KX

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乗用車のエンジンは一般的にボンネットのなかにありますが、ボンネットのない軽トラはどこにエンジンがあるでしょうか。馴染みがないという方も多いと思いますが、じつは大きなホームセンターや家具店では、ユーザー自身が荷物を運ぶため、軽トラの貸出をおこなっている店舗もあります。そういった場所で軽トラを借りて、トラブルに見舞われてしまったら…。軽トラのエンジンルームの開け方を、知っておいたほうが良いかもしれません。

文・吉川賢一
Chapter
軽トラのエンジンルームはシートか荷台の下
軽トラの座席の下のエンジンルームの開け方
軽トラの荷台の下のエンジンルームの開け方

軽トラのエンジンルームはシートか荷台の下

軽トラの車体のサイズは、長さ3.4m以下、幅1.48m以下に制限されています。そのうえで、広い荷台と乗員のための空間を確保するには、特別な改造車でない限り、エンジンは荷室、もしくは運転席シートの下の、どちらかに置くというのが一般的です。

そのため、エンジンカバーの開け方にひとクセある車種が多くなっています。

軽トラの座席の下のエンジンルームの開け方

スズキ キャリイやダイハツ ハイゼットは、いわゆるキャブオーバーという構造で、エンジンは運転席のシート下にあります。座席の下にエンジンがある車種の開け方は、おおむね以下の手順です。

①シートを一番後ろまでスライドさせます。
②座面と背もたれが接するあたりにあるレバーを引いて、背もたれを前に倒します。
③シートの前側に下部にあるキャッチを解除して、座面を持ち上げます。
④座面と背もたれを固定用ベルトで固定すると、運転席と助手席、両方のシートの下が開きますので、エンジンルームが見えるようになります。
※(車種によっては)肘掛の後ろのあたりにあるネジを外してシートを前にずらすと、ひじ掛けから先の方までのコンソールが外れます。

作業の際には、エンジンの熱が冷めていることを確認してから作業をするようにしましょう。

軽トラの荷台の下のエンジンルームの開け方

■荷台の中央部にある場合
ホンダのアクティは、荷台のほぼ中央の下にエンジンルームがあります。荷台にカバーがネジ止めしてあるため、ネジを外して持ち上げれば、エンジンが姿を現します。

■荷台の後方部の下にある場合
2012年に生産終了してしまいましたが、スバルのサンバーのエンジンルームは、車の後方部の荷台の下にありました。荷台の底部についているカバーは、ネジを外して、持ち上げることで開きます。また、車体の後方部分からも開けられるようになっています。

その際はリアバンパーを外し、鍵穴のようなスリッドがあるので、コインなどを使って回します。そして、リアバンパーを引っ張ることで外れるようになります。

「いますぐ軽トラのエンジンを見なきゃいけない」といった状況に置かれることは少ないかもしれませんが、 もし機会があれば、興味をもって見てみると面白いのではないでしょうか。

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