車のイレズミ…角度や照明で変幻自在な「グラインダータトゥー」とは?

東京オートサロンにはNATS(日本自動車大学校)のような学生製作カスタムカーの常連が年々増えている印象ですが、「専門学校トヨタ東京自動車大学校」もそのひとつ。今回はトヨタ往年の名車をチューニングした「パブリカGT」だけでなく、「魅せるラリー車」で素晴らしいドレスアップ技術を見せてくれました!
西山君自慢の鷹が飛ぶ!「Vitz Rally Garuda(ガルーダ)」
「この鷲がですね、グラインダータトゥーではなかなか無いと思うんですよ。」。少し緊張気味ながらも自信を込めた口調で話してくれたのは、「専門学校トヨタ東京自動車大学校」在学の西山将貴(にしやま・のぶたが)君。この学校からTRDラリーチャレンジに出走している、「Vitz Rally Garuda(ガルーダ)」のボディメイク担当者その人でした。
何か部分的に変わった塗装をしているな、と思ってラリー仕様のヴィッツRSをシゲシゲと眺めていたら、面倒見の良さそうな先生に「担当したコを呼んできますから、ぜひぜひ!」と引き合わせていただいたのです。
メガネの好青年、西山君にこれ幸いといろいろ話を聞いてみました!
グラインダータトゥーで絵を描くのは珍しい
「グラインドタトゥーってユラユラした模様のものは結構あるんですけど、こういう模様(チェック)や、絵を描くのって意外と珍しいんです。」「ウチ(トヨタ東京自動車大学校)でも一昨年からグラインダータトゥーやってて、ユラユラ模様を2年やったんで、3年目はせっかくだからガラリと変えたかったんですよ!」
そう言って示してくれた、ヴィッツRSの青くキラキラ光るキレイなボンネットには、なるほどチェッカーフラッグのような模様の上で羽ばたく見事な鷹が!よく見るとすごい細かくてカッコイイじゃないですか!
絵心が無いとそもそもデザインできなそうですが、これをグラインダーで描いてしまおうというのが、まるで氷柱や木の柱からチェーンソーで彫刻作品を作り出してしまうアーティストのようで、素直にスゴイと思いました。