エンジン始動直後にエンストも!?車のエアクリーナーを交換せずに走り続けるとどうなる?

エンスト

エアクリーナーは、極端なチューニングカーでなければ必ず着いている部品の一つ。エンジンが吸気をする吸気経路上にあり、エンジン内部にゴミを吸い込んでしまわないようにする役割があります。チューニングカーなどでは吸気量を阻害する、という理由から、サーキットで走るときなどに限定して付けていない車もあります。

定期的なメンテナンスが必要な部品でもあり、放置すると案外大きなトラブルに見舞われることも。エアクリーナーが詰まるとどうなるのでしょうか。

目詰まりで調子を崩す理由

エンジンが動作するためには、空気とガソリンが必要です。空気とガソリンが混合され、圧縮したところで点火します。空気とガソリンの混合比率は、空燃費と言われますが、理論上の理想的な空燃費は14.7:1とされており、ガソリン1gを燃焼するためには14.7gの空気が必要です。

さて、エンジンは車種によって、それぞれ性格があるので、正確に14.7:1の空燃費が保たれているわけではありません。ターボカーなど出力重視なら、燃料は少し濃いめ、低燃費車だとガソリンが少なめ…など、多少の変化はあります。しかし、これが大きく崩れてくると、エンジンが不調を起こす結果となります。

その最初の症状が、出力の低下などになります。最終的に吸気が追いつかなければ、エンジンストール、エンジン始動不良となっていきます。また、劣化したエアクリーナーに穴が空き、大きめのゴミが入ってしまった場合、エンジン内部に異物が入りますので、ブロックやピストンを傷つけエンジンブローに繋がる場合があるので注意が必要です。

エアクリーナーのメンテナンス

通常、一般的なエアクリーナーは乾式と呼ばれる乾燥したフィルター状のものが使われています。定期的に掃除機でゴミを吸い込んだり、軽くたたいてゴミを落としたりすることで、メンテナンス完了です。

それでもゴミが残ったり、排気ガスなどで黒く汚れている場合は、エアクリーナーごと交換します。概ね3000円程度の部品ですし、車種によっては簡単に交換できますので、DIYで交換するのもオススメです。

表裏は間違えて取り付けできないように、裏表の形は異なっていますし、概ね工具など無くても交換できるようにクリップなどでカバーが止まっている場合が殆どです。使われ方や走行する環境によって異なりますが、概ねエアクリーナーは1万キロを超える頃には交換を検討する方が良いでしょう。

また、一部の車種やサードパーティ製品では、湿式と呼ばれ、エアクリーナーにオイルを染みこませたタイプの物があります。湿式の場合、オイルの成分などに付着させてゴミを取り除いているため、掃除機などで吸っても取れません。そのため、思い切って交換した方が良いです。その際、エアフロセンサーの掃除も忘れないようにしましょう。

エアクリーナーの交換は、それこそチューニングの第一歩、とも言えるかもしれません。エアクリーナーだけ交換して吸気量が増えてもパワーが急に上がる事は有りません。理論空燃費に近づいたりする事で、パワーが上がるケースはありますが、最終的にはトータルバランスですので、燃調セッティングも含めて見ていきたい物です。それよりは、定期的な清掃で目詰まりを防いだ方が、車のためにも良いですね。

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