【2018年版】航続距離が長いEV車ランキング TOP10

日産 リーフ 2018

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2017年末、パナソニックとバッテリー事業の協業を発表したトヨタは、2030年ごろに世界販売台数の約半数をEVやハイブリッド車にする方針であることを表明。またフランスでは、2040年までに内燃機関を搭載した車両の販売を停止するなど、EVをとりまく環境は目まぐるしく変化しています。それに呼応するようにメーカーでは、EVの航続距離を伸ばす努力をしています。今回は航続距離が長いEV車ランキングを紹介します。

※ランキングは欧州のNEDC(新欧州ドライビングサイクル)基準をもとに算出しています。
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10位、起亜 ソウル EV 約250km
9位、ルノー カングー Z.E. 約274km
8位、ヒュンダイ アイオニック エレクトリック 約280km(EPA:124mile)
7位、VW e-Golf 約300km(JC08:301km)
6位、BMW i3 約312km(JC08:390km)
5位、日産リーフ 約378km(JC08:400km)
4位、ルノー ZOE Q90 約403km
3位、シボレー ボルトEV 約520km(EPA:238mile)
2位 テスラ モデルX P100D 約565km(EPA:295mile)
1位 テスラ モデルS 100D 約682km(EPA:335mile)

10位、起亜 ソウル EV 約250km

2014年にデビューした韓国の起亜が販売するコンパクトカー、ソウルのEV版。

ガソリンエンジン車と共用するボディは、どことなく国産某社のコンパクトカーにも似ています。ヨーロッパ、北米市場でも販売されています。

9位、ルノー カングー Z.E. 約274km

利便性の高さや独特なルックスが受け日本でも人気となっているカングー。そのEVモデルにあたるのがカングー Z.E.です。

現行型の航続距離は、初期型よりも60パーセントほど改善された170mile(約274km)。商用車としても、日常使いにしても低ランニングコストで、経済性は抜群でないでしょうか?

残念ながら日本では発売されていないモデルです。

8位、ヒュンダイ アイオニック エレクトリック 約280km(EPA:124mile)

韓国の自動車メーカー ヒュンダイのEVは、ミドルクラスの4ドアセダンです。

2016年のデビューで、ハイブリッド版が先に登場。遅れてEV版が追加されました。そのフォルムからもわかるとおり、ライバルはトヨタ プリウスとされ、ハイブリッド版はプリウスよりも高い性能を発揮します。

パワーは控えめでタイヤもやや細目ですが、EVに力を入れているアメリカ市場や欧州のモデルと比べても燃料効率性がさらに優れているとして注目されています。

7位、VW e-Golf 約300km(JC08:301km)

Cセグメントハッチバックの代名詞であるVW ゴルフにも、EVモデルがラインナップされています。NEDCのデータでは186mile(約300km)。JC08モードで計測した数値との乖離が少ないことがポイントです。

日産リーフが採用したことで注目されているワンペダル方式は使わず、減速は通常のブレーキペダルで行う方式。高速巡行時の燃費は、この方法のほうが良いようです。渋滞が少なくアウトバーンのあるドイツでは、理にかなっているのかもしれませんね。

6位、BMW i3 約312km(JC08:390km)

2014年に登場したi3もマイナーチェンジを重ね、航続距離は300kmを越えてきました。NEDCでは194mile(約312km)、JC08モードでは390kmです。

ちなみにレンジエクステンダーモデルでは、航続距離511km(国内スペック)と非常に長い距離を走ることが可能になっています。レンジエクステンダーモデルの発電には、リアに搭載された647ccのスクーター用2気筒エンジンが使用されます。

また、ボディの大部分をカーボンにしていたり、幅の狭い大径タイヤを採用するなど、BMW独自の視点で効率化が図られたモデルでもあります。

5位、日産リーフ 約378km(JC08:400km)

昨年のフルモデルチェンジにより航続距離を大幅に延ばしたリーフ。一度の充電でこれだけ走ることができれば日帰りドライブでも気持ちに余裕を持って出かけられそうですね。NEDCでは235mile(約378km)をマークしています。

賛否両論あった先代に比べ、大幅に手が加えられたデザインは、Vモーショングリルの採用で精鋭かつより日産車らしいスタイリングになっています。

現在購入できる国産EVでは、もっとも実用的なモデルではないでしょうか?

4位、ルノー ZOE Q90 約403km

※写真はZOE Z.E.40

日産リーフよりもわずかに優れた航続距離を誇るのが、フランス・ルノーのZOE。あまりイメージはわかないかもしれませんが、ルノーはガソリンモデルだけでなくEVにも注力しているメーカーなのです。なかでも同社でトップの航続距離を持つのがこのモデル。

ボディは国産コンパクトハッチと同じくらいの大きさで(ただし、全幅1,788mmで3ナンバー枠)取り回しもしやすいモデルです。日産とルノーがグループ会社ということもあり、リーフの販売台数に影響するため、日本国内には導入されていません。

3位、シボレー ボルトEV 約520km(EPA:238mile)

ボルトEVは、ハッチバック型のコンパクトカーです。ヨーロッパではオペル(アンペラ−e)ブランドから販売されている国もあります。

2016年に発売されたボルトEVの航続距離は、NEDC基準で323mile(約520km)と、日産リーフに大きく水を空ける性能を達成しています。。

ちなみにシボレーには、同じ発音ながら異なる車種VOLT(こちらはBOLT)があり、しばしば混同されることがあります。

2位 テスラ モデルX P100D 約565km(EPA:295mile)

モデルXはクロスオーバーSUVとして生まれたEVです。クーペのような滑らかなラインが高級感を引き立てていますね。

さらに印象的なのが後部ドアのファルコンウィングドア。明らかに他のSUVと違う構造はは所有感を満たしてくれるだけでなく、乗降性も考慮されているのです。

大柄なボディですが、その恩恵もあり、車内は広く最大7人で快適なドライブが可能です。また大型のバッテリーを搭載しながらも荷室容量は最大2,180Lとクラストップレベルの積載性を誇るのもポイントです。

1位 テスラ モデルS 100D 約682km(EPA:335mile)

他を大きく引き離したのは、テスラ モデルS 100D。やはりEVメーカーということだけあって力の入れ具合は相当なものなのでしょう。

ハッチバックタイプが多いEVスタイリングもスポーツセダンやGTカーを思わせるもので、他のEVとも異なる価値観を打ち出しています。航続距離は、424mile(約682km)です。

0-100km/h加速2.7秒というスーパーカー並みの加速力に加えて、409mile(約658km)という航続距離を実現しています、

間もなく航続距離335mile(NEDC)の廉価版モデル3が投入される予定のテスラには、今後も期待ができそうですね。

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