夏場はバッテリーが上がりやすい? 対策方法まで解説
更新日:2024.09.09
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今年も暑い夏がやってきます。エアコンを多用して快適なドライブを楽しみたいところですが、バッテリーには負担大。気をつけないと、突然バッテリー上がりに襲われます。
夏場はバッテリーに厳しい季節
一般にバッテリーは温度変化に弱く、温度が下がるとバッテリーの性能は低下します。つまり、自動車のバッテリーにとって、冬は非常に厳しい季節でした。
しかし、現在は冬期よりも梅雨から夏にかけてがバッテリーには厳しい季節になっています。温度が高くバッテリー性能も十分に発揮されているはずの季節に、なぜバッテリーへの負担が大きくなるのでしょうか?
しかし、現在は冬期よりも梅雨から夏にかけてがバッテリーには厳しい季節になっています。温度が高くバッテリー性能も十分に発揮されているはずの季節に、なぜバッテリーへの負担が大きくなるのでしょうか?
自動車の電気は、どうやって作られる?
自動車のバッテリーには容量があるため、使い続けるためには常に充電を行わなければなりません。
その充電を行う装置が、オルタネーター(ACジェネレーター、ダイナモとも呼ばれます)です。オルタネーターは、エンジンの回転を利用して駆動される装置なので、正常なら必要量の電気を発電し、余ればバッテリーに充電します。
しかし、オルタネーターが十分な発電をできるのは、エンジンが一定回転以上で動いている場合です。アイドリング領域の回転数では、発電機能は十分に発揮されません。
そんな状態で大量に電気を使えば、充電が足りず、バッテリー上がりの原因となります。
その充電を行う装置が、オルタネーター(ACジェネレーター、ダイナモとも呼ばれます)です。オルタネーターは、エンジンの回転を利用して駆動される装置なので、正常なら必要量の電気を発電し、余ればバッテリーに充電します。
しかし、オルタネーターが十分な発電をできるのは、エンジンが一定回転以上で動いている場合です。アイドリング領域の回転数では、発電機能は十分に発揮されません。
そんな状態で大量に電気を使えば、充電が足りず、バッテリー上がりの原因となります。
特に電気を使う自動車の装備品とは?
夏によく使う電装品といえば、エアコンです。エアコン本体のコンプレッサーは、エンジンによって駆動されているのですが、送風ファンが電気を必要とします。次にブレーキランプ、ヘッドライトです。この3つを上手に使いこなすことで、夏場のバッテリー上がりを防ぐ手助けとなります。
エアコンなら送風を少な目にする、オートエアコンなら設定温度を上げるなど、とにかく送風ファンの負担を極力減らすことです。
ブレーキランプについては、ブレーキを踏まないわけにはいきません。すぐにクルマが動かない状況なら、ATのパーキングやサイドブレーキを使ってクルマを止めるのも良いでしょう。
また、ヘッドライトについても、夜間の渋滞時などではポジションランプで走行するなどで、消費電力を抑えることができます。もし可能なら、どちらもLEDに交換しておきたいところです。
エアコンなら送風を少な目にする、オートエアコンなら設定温度を上げるなど、とにかく送風ファンの負担を極力減らすことです。
ブレーキランプについては、ブレーキを踏まないわけにはいきません。すぐにクルマが動かない状況なら、ATのパーキングやサイドブレーキを使ってクルマを止めるのも良いでしょう。
また、ヘッドライトについても、夜間の渋滞時などではポジションランプで走行するなどで、消費電力を抑えることができます。もし可能なら、どちらもLEDに交換しておきたいところです。
夏+渋滞=バッテリーは地獄!
夏のドライブといえば、お盆の帰省。お盆の帰省と言えば、大渋滞です。路面の照り返しや日中暖められた路面からの熱、周囲のクルマが発生する熱など、渋滞ではエアコンが必須です。もしもお子さんなどが乗っていれば、モニターでアニメなどを見ているかもしれません。
動きも少し走っては止まりと繰り返し、ブレーキを頻繁に踏みます!うっかりすると、ブレーキランプは点灯しっぱなしです。また雨ならワイパ−を使いますし、夜間になれば、ヘッドライトも使用します。
前述したようにオルタネーターは、アイドリングでは十分な電力を発生することができないため、バッテリーは相当に酷使されることになります。そして、バッテリー上がりが発生します。
ただしアイドリングストップ車の場合、アイドリングストップ専用充電池を備えています。夏の渋滞に巻き込まれても、アイドリングストップ機能をオフにする必要はありません。
動きも少し走っては止まりと繰り返し、ブレーキを頻繁に踏みます!うっかりすると、ブレーキランプは点灯しっぱなしです。また雨ならワイパ−を使いますし、夜間になれば、ヘッドライトも使用します。
前述したようにオルタネーターは、アイドリングでは十分な電力を発生することができないため、バッテリーは相当に酷使されることになります。そして、バッテリー上がりが発生します。
ただしアイドリングストップ車の場合、アイドリングストップ専用充電池を備えています。夏の渋滞に巻き込まれても、アイドリングストップ機能をオフにする必要はありません。
バッテリーが上がったら、どうしたらいい?
バッテリーが上がる兆候としては、エンジンが掛かりづらい、パワーウインドウの動きが緩慢、ヘッドライトが暗くなる等がありますが、よほど神経質になっていないと気づきにくいでしょう。
もしも走行中に前述したような症状が発生したら、なるべく電力消費を少なくすることを心がけてクルマを走らせましょう。
高速道路上でそのような症状が発生したら、近くのSA/PAで休憩しつつ、バッテリーへの充電を行いましょう。充電は、車両の電装品をすべてオフにして、エンジンを2,000回転程度で回し続けます。
また、上がってしまいそうなときには、ブースターケーブルを用意し、親切そうな人を探して、バッテリーの充電をお願いしましょう。もし全員に断られたら、最近ではモバイルバッテリーでもエンジンを掛けられるものがあります。普段からブースターケーブルやモバイルバッテリー、対応ブースターケーブル等を用意しておきましょう。
そして充電してもらったら、1時間はエンジンを掛けっぱなしにしてバッテリーに充電します。
もしも走行中に前述したような症状が発生したら、なるべく電力消費を少なくすることを心がけてクルマを走らせましょう。
高速道路上でそのような症状が発生したら、近くのSA/PAで休憩しつつ、バッテリーへの充電を行いましょう。充電は、車両の電装品をすべてオフにして、エンジンを2,000回転程度で回し続けます。
また、上がってしまいそうなときには、ブースターケーブルを用意し、親切そうな人を探して、バッテリーの充電をお願いしましょう。もし全員に断られたら、最近ではモバイルバッテリーでもエンジンを掛けられるものがあります。普段からブースターケーブルやモバイルバッテリー、対応ブースターケーブル等を用意しておきましょう。
そして充電してもらったら、1時間はエンジンを掛けっぱなしにしてバッテリーに充電します。
そもそもバッテリーの寿命は?
バッテリーの寿命は、一般に2~5年とされています。しかし電気を多用して短距離を中心に運転すると、バッテリーの寿命は短くなります。
たとえば近所への送り迎え、買い物などが中心の短距離運転では、オルタネーターの発電よりも消費が上回ってしまいます。夜間であれば、さらに電気を使用するので、ますますバッテリーの寿命が短くなる可能性が増えます。
バッテリーが消耗してきたら、バッテリーの端子回りに粉が付いたり、バッテリーが膨らんだり、バッテリー液の減りが早くなったり、漏れたりします。
夏のロングドライブの前にはチェックを行い、前述のような症状が発生していたら、早めにバッテリーを交換しておきましょう。
たとえば近所への送り迎え、買い物などが中心の短距離運転では、オルタネーターの発電よりも消費が上回ってしまいます。夜間であれば、さらに電気を使用するので、ますますバッテリーの寿命が短くなる可能性が増えます。
バッテリーが消耗してきたら、バッテリーの端子回りに粉が付いたり、バッテリーが膨らんだり、バッテリー液の減りが早くなったり、漏れたりします。
夏のロングドライブの前にはチェックを行い、前述のような症状が発生していたら、早めにバッテリーを交換しておきましょう。