アイドリングストップがエコじゃないって本当!?
更新日:2024.09.09
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現代のエコカーを名乗るうえで、無くてはならない存在となったアイドリングストップ。信号待ちなどの停車中に、エンジンを停止することで「燃費が良くなる=エコ」という考えが浸透していますが、じつはそうとも限らないようです。では、アイドリングストップはどんな時に使うべきで、どんな時は使用を避けるべきなのでしょうか?
渋滞でのアイドリングストップは避けるべき
自動車のエンジンは、始動時に燃料を多く使用します。燃費向上に貢献するアイドリングストップですが、信号の多い市街地や渋滞でエンジン始動を頻繁に繰り返すと、条件によっては燃費が悪くなることがあるといいます。
では、どれくらいの時間アイドリングストップをすれば効果があるのでしょうか?
ある調査では、エンジン始動に消費する燃料は、おおよそアイドリングを約6秒間行った際の量に相当すると報告されています。つまり、それ以上停車している場合は、アイドリングストップを行ったほうが燃料の消費は抑えられることになります。
では、どれくらいの時間アイドリングストップをすれば効果があるのでしょうか?
ある調査では、エンジン始動に消費する燃料は、おおよそアイドリングを約6秒間行った際の量に相当すると報告されています。つまり、それ以上停車している場合は、アイドリングストップを行ったほうが燃料の消費は抑えられることになります。
アイドリングストップ装備車はお財布にも負担?
エンジン始動には通常よりもバッテリーの電圧が多く消費されます。アイドリングストップ装備車は、その機構によって充放電を繰り返すため、バッテリーへの負担も大きくなります。
そのため、アイドリングストップ装備車は通常の車よりも大容量かつ充放電に強い専用のバッテリーが搭載され、もちろん価格も高くなります。さらに、エンジンを始動させるセルモーター、発電するオルタネーターにも負担がかかるので、専用のパーツが採用されています。
つまり環境には良いアイドリングストップですが、使い方によってはユーザーのお財布に厳しい面もあるということです。
そのため、アイドリングストップ装備車は通常の車よりも大容量かつ充放電に強い専用のバッテリーが搭載され、もちろん価格も高くなります。さらに、エンジンを始動させるセルモーター、発電するオルタネーターにも負担がかかるので、専用のパーツが採用されています。
つまり環境には良いアイドリングストップですが、使い方によってはユーザーのお財布に厳しい面もあるということです。
アイドリングストップ装備車のその他のデメリット
アイドリングストップ装備初期のモデルは、エンジン始動に時間がかかるため、信号が青になってから走り出すまでにワンテンポ遅れが出てしまいます。そのため、信号の時間を気にしながら、事前に再始動させておくなどの工夫も必要で、気になるというユーザーも多いようです。
また同様に、エアコンやナビがOFFになってしまうこともありました。夏場のエアコンは、短時間であっても停止すると室内は辛いものがありますね。
ただし、新しいアイドリングストップ車に関しては、そういった問題に対応済み。気をつけなければならないのは、中古車を購入するときです。
また同様に、エアコンやナビがOFFになってしまうこともありました。夏場のエアコンは、短時間であっても停止すると室内は辛いものがありますね。
ただし、新しいアイドリングストップ車に関しては、そういった問題に対応済み。気をつけなければならないのは、中古車を購入するときです。
結局、エコかどうかは運転の仕方によるところが大きい
エコというイメージが強いアイドリングストップですが、バッテリーやセルモーターなどのパーツが専用品となっており、お財布には必ずしもエコとは言えないようです。むしろ普段の運転を見直したほうが、余程エコなのかもしれません。
とはいえ、CO2削減は喫緊の課題であり、地球温暖化の一端を担っている自動車社会全体で取り組まなければならない問題です。
自動車という便利な道具を使うドライバーは、アイドリングストップ装備による車両価格の値上がり程度は、その代償として支払う義務があるのかもしれませんね。
とはいえ、CO2削減は喫緊の課題であり、地球温暖化の一端を担っている自動車社会全体で取り組まなければならない問題です。
自動車という便利な道具を使うドライバーは、アイドリングストップ装備による車両価格の値上がり程度は、その代償として支払う義務があるのかもしれませんね。