シビアコンディションとは?対策となる走行距離や乗り方も解説!

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自動車は、その用途によって使用頻度や1日の走行距離が異なります。それでも同じサイクルで、メンテンナンスを受けていれば良いのでしょうか?じつは、自動車にとって過酷な環境というものがあり、そういった車は通常の使い方をされている車よりも、頻繁なメンテナンスが必要になるのです。
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シビアコンディションとは?
チョイ乗りが多い人は注意
シビアコンディション対策となる走行距離

シビアコンディションとは?

シビアコンディションとは、車にとっての過酷な状況を意味します。

簡単に説明すると「発進・停止の繰り返しが多い」「アイドリングでの待機が多い」「未舗装路や積雪路、高低差のある登坂路や山岳路などを走ることが多い」「空気の汚れた場所での使用が多い」「低速走行が多い」「商用車として酷使されている」といった条件が、シビアコンディションにあたります。

車に負荷がかかる使い方をすれば、当然消耗品の劣化を早めたり故障が多くなったりと、トラブルの原因にもなります。

そのメンテナンスサイクルは車種ごとに設定されており、取扱説明書やメーカーHPなどで確認できます。

ただし、前述した条件に該当しない場合でも、シビアコンディションになるケースがあります。

チョイ乗りが多い人は注意

車は乗ってもほとんど距離を走らない、たまにしか運転しないというオーナーは、走行距離が伸びないため、車を良い状態で維持できていると考えているかもしれません。しかし、これは大きな間違いなのです。

車に乗る頻度が少ない場合は、充分な発電がされておらず、日常的に運行されている車両に比べてバッテリー上がりを起こしやすくなると言われます。車は走行中に発電・充電を行っているため、乗る頻度が少ない場合、いざエンジンをかけようとした際に始動できないなんてことがあります。

また、乗る頻度が少ない車のエンジンは、内部に行きわたるべきオイルが切れていることがあります。オイル切れを起こせば金属同士が触れ合うことになり、エンジンパーツの消耗を早めます。定期的にある程度の距離を乗ってあげることでエンジンオイルを内部に行きわたらせ、オイル切れを防止することができるのです。

たまにしか乗らないからと言ってエンジンオイルの交換を先延ばしにしている車両も要注意。エンジンオイルは、空気に触れているだけで酸化して、本来の性能を発揮できなくなります。オイルは距離と使用期間を守って交換しましょう。

シビアコンディション対策となる走行距離

1度の走行距離が8km以下の場合、短距離走行となります。通勤や近所の買い物に使用することが多い車両は要注意です。

できれば週に1回以上、10km以上走行することをおすすめします。30km/h以下のノロノロ運転が多い車両も、シビアコンディションになりがちです。

車は走行するための乗り物です。車の状態を維持するため定期的に暖機運転をする人がいますが、アイドリングだけではバッテリーに十分な電力を供給できず、これもシビアコンディションになりがちです。

最近の車は性能が向上し、過酷な使用状況でもすぐに目に見えたトラブルにはなりにくいのですが、記述したような条件で使用している方は、確実に車に負担をかけていることを覚えておきましょう。

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