10インチなど小さいタイヤを装着する車4選
更新日:2024.09.09
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最近はコンパクトカーやミニバンであっても、17や18インチといったホイールを履いていることが珍しくありません。なかには大径ホイールを装着している車も見受けられます。しかし、昔の車を見てみると、ホイールはかなり小さかったことに気付かされます。そんななかでも、小さかったのが10インチというサイズ。今回は、標準で10インチのタイヤを装着していた車を紹介します。
①クラシックミニ
クラシックミニは、1959年にイギリスのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)によって、世に送り出されました。
アレック・イシゴニス氏が考案したボディは、全長約3mという極限まで小さいサイズに大人4人が乗車できるように設計された革新的なものでした。それにはミッションをエンジンの下に配置するエンジン、前輪駆動、ボディの四隅に配置された10インチタイヤも一役かっていたといいます。
BMC、オースチン、ローバーと、いくつものメーカーに権利が譲渡されながらも2000年まで生産されたクラシックミニですが、標準で10インチを採用していたのは、1980年代頃までです。
「ミニは、この姿でなければ」という、こだわりを持ったオーナーによって、いまだに現役で走っている姿を見かけます。
アレック・イシゴニス氏が考案したボディは、全長約3mという極限まで小さいサイズに大人4人が乗車できるように設計された革新的なものでした。それにはミッションをエンジンの下に配置するエンジン、前輪駆動、ボディの四隅に配置された10インチタイヤも一役かっていたといいます。
BMC、オースチン、ローバーと、いくつものメーカーに権利が譲渡されながらも2000年まで生産されたクラシックミニですが、標準で10インチを採用していたのは、1980年代頃までです。
「ミニは、この姿でなければ」という、こだわりを持ったオーナーによって、いまだに現役で走っている姿を見かけます。
②ホンダ N360
N-ONEのモチーフとなったホンダのN360も、10インチのホイールを装着しているモデルです。
登場したのは1967年で、全長は2,995mmと非常にコンパクトながら、タイヤを四隅に配置するなどの工夫で車内空間を確保したり、エンジンを横置きとした前輪駆動など、イギリスで生まれたミニの影響がそこかしこに見受けられます。
空冷2気筒エンジンの排気量は、354cc。最高出力はわずか31ps(/8,500rpm)ですが、高出力と優れたパッケージ、さらに廉価な価格設定によって、人気を集めました。
ホンダ初の量産軽乗用車だったN360は、輸出も積極的に行い、海外向けには排気量をアップしたN400、N600(後に国内でも販売)が容易されました。
登場したのは1967年で、全長は2,995mmと非常にコンパクトながら、タイヤを四隅に配置するなどの工夫で車内空間を確保したり、エンジンを横置きとした前輪駆動など、イギリスで生まれたミニの影響がそこかしこに見受けられます。
空冷2気筒エンジンの排気量は、354cc。最高出力はわずか31ps(/8,500rpm)ですが、高出力と優れたパッケージ、さらに廉価な価格設定によって、人気を集めました。
ホンダ初の量産軽乗用車だったN360は、輸出も積極的に行い、海外向けには排気量をアップしたN400、N600(後に国内でも販売)が容易されました。
③スバル360
第2次大戦後、世界の先進国では、多くの民衆が乗れる車としてイギリスのミニや、ドイツのVWタイプ1、イタリアのフィアット500、フランスのシトロエン2CVといった「大衆車」が積極的に企画されました。日本では、富士重工がスバル360がそれにあたります。
スバル360は、2ストロークの直列2気筒エンジンをリアに搭載した車で、1958年にデビューしました。
VWのタイプ1がビートル(カブト虫)と呼ばれるのに対して、スバル360は「てんとう虫」の愛称で親しまれました。
ミニと同様、数々の工夫が見られる車としても知られており、航空機技術を応用したボディは、車重385kgという驚くほどの軽さを実現していました。
スバル360は、2ストロークの直列2気筒エンジンをリアに搭載した車で、1958年にデビューしました。
VWのタイプ1がビートル(カブト虫)と呼ばれるのに対して、スバル360は「てんとう虫」の愛称で親しまれました。
ミニと同様、数々の工夫が見られる車としても知られており、航空機技術を応用したボディは、車重385kgという驚くほどの軽さを実現していました。
④BMWイセッタ
1955年に登場したBMW イセッタは、イタリアのイソ社が設計したイソ イセッタをBMWでライセンス生産したモデルです。
全長2.9m、全幅1.4mの小さなボディに、大きなキャノピーを備えるいわゆるバブルカーに分類されるBMW イセッタは、まず最初に245ccエンジンを搭載したイセッタ250が登場。その後、298ccエンジンのイセッタ300、582ccのイセッタ600と進化を遂げます。
スタイリングに増してユニークなのは、乗降用のドアが正面にあること。エンジンは2輪用に開発したものが搭載されています。
イセッタは16万台以上生産され、当時経営不振に陥っていたBMWを立て直したモデルとしても有名です。このイセッタがなければ、現在のBMWはなかったかもしれないということですね。
ちなみに10インチよりも小さなタイヤを装着したモデルに、ドイツの軍用機メーカーのメッサーシュミットが同時期に生産していたKR200があり、こちらは8インチというタイヤを装着していました。
全長2.9m、全幅1.4mの小さなボディに、大きなキャノピーを備えるいわゆるバブルカーに分類されるBMW イセッタは、まず最初に245ccエンジンを搭載したイセッタ250が登場。その後、298ccエンジンのイセッタ300、582ccのイセッタ600と進化を遂げます。
スタイリングに増してユニークなのは、乗降用のドアが正面にあること。エンジンは2輪用に開発したものが搭載されています。
イセッタは16万台以上生産され、当時経営不振に陥っていたBMWを立て直したモデルとしても有名です。このイセッタがなければ、現在のBMWはなかったかもしれないということですね。
ちなみに10インチよりも小さなタイヤを装着したモデルに、ドイツの軍用機メーカーのメッサーシュミットが同時期に生産していたKR200があり、こちらは8インチというタイヤを装着していました。