ドライバーの疲労を軽減する車に!? メルセデスSクラスがマイナーチェンジ!

メルセデス・ベンツのSクラスといえば、誰もが認める高級ラグジュアリーセダン。流れるようなフォルムも他のセダンとは一線を画すポイントです。
今回、上海モーターショーでワールドローンチとなった新型Sクラスは、さらに高級感溢れる仕上がりになっているようです。
Sクラスとは?
Sクラスはメルセデス・ベンツを象徴するモデルで、Sの名称が初めて登場したのは1972年、源流をたどれば1950年代までさかのぼることができます。2013年に登場した現行モデルは6代目です。
外観で下位グレードと異なるのは、ノーズ先端に飾られるスリーポインテッドスターですね。このエンブレムが、メルセデスのアイデンティティと考えている方も多いのではないでしょうか?
サイズは5mを超える大柄のボディということもあり、乗員はゆったりと寛ぐことができます。
現行モデルは、4.7Lと6.0Lのガソリンエンジンに、2.2Lクリーンディーゼルのハイブリッド、3.5Lガソリンエンジンのハイブリッド、さらに3.0Lツインターボエンジンのプラグインハイブリッドモデルがあります。
【Sクラスのボディサイズ】
全長:5,250mm
全幅:1,900mm
全高:1,495mm
重量:2,180kg
Sクラスがマイナーチェンジ!その内容は?
現行モデルの発売から4年、Sクラスのマイナーチェンジが発表されました。
動力面では、新型のV型8気筒ツインターボエンジンの投入が大きなトピックです。
また、プラグインハイブリッドモデルのEV走行の航続距離は、フル充電で約50kmとなる予定です。
新型Sクラス 画像ギャラリー
世界初の機能、ENERGIZING comfort control
市販車として世界初の搭載となるのが、ドライバーの疲労を和らげる「ENERGIZING comfort control(エナジャイジング・コンフォート・コントロール)」です。これまでドライバーの疲労を検知して注意を促す機能はありましたが、ENERGIZING comfort controlとは、一体どんな機能なのでしょうか?
この機能は、エアコンやシートヒーター、ベンチレーションに加えて、パフュームアトマイザー(芳香剤)やマッサージ機能、照明などをリンクさせることで、走行中の快適性を高め、疲労を和らげるシステムです。
また、メルセデス・ベンツがかねてより続けてきた半自動運転技術も進化。車載カメラとナビゲーションシステムの連携により、カーブ手前での減速など、より人間の運転感覚に近い自然な乗り味となります。
性能はもちろん、快適性を重視するSクラスならではの機能ですが、これならロングクルーズでも疲れ知らずです。