事故りそうなぐらい超眠い…非常駐車帯に停めて仮眠しても大丈夫?

非常駐車帯

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もうすぐお盆の帰省ラッシュです。長時間・長距離運転中に、疲労で睡魔が襲ってきたらどうしますか?SAやPA、道の駅などが近くにあれば、仮眠を取ることもできますが、自動車専用道路の渋滞時など、周囲にクルマを停めて身体を休める場所がない場合、非常駐車帯を利用しても、良いのでしょうか?
Chapter
非常駐車帯とは
運転中の睡魔対策4選

非常駐車帯とは

非常駐車帯とは、自動車専用道路(高速道路やバイパスなど)に一定間隔で左側(道路によって右側もあり)に設置されているスペースのことで、緑色の標識で示されています。

通常、高速道路では500m、トンネル内では約750m間隔で設置され、高規格道路では、幅員3.0mと規定されています。これだけのスペースならば、仮眠に使いたくなるのもわからないでもありませんね。

非常駐車帯設置の目的は、突然故障が発生した車両、消防・救急・警察・自衛隊などの緊急車両、JAFや道路清掃などの道路管理車両らが、停車するためです。したがって一般の車両は、原則使用禁止です。

数年前、国土交通省が高速道路の正しい使用をうながすために発表した資料によれば「ガス欠、故障や事故などの不良の事態のみ、非常駐車帯を利用してください」とあります。

つまり、それ以外の携帯電話の利用や仮眠といった目的での利用は、NGということになります。

運転中の睡魔対策4選

とはいえ遠方の郷里に帰省となると、長距離の運転を強いられることになります。お盆期間なら普段の数倍の時間、車内で過ごすことにもなりかねません。

自動車専用道路上で急激に眠くなったら、どのような対策を取ったら良いのでしょう。

①近隣のSA・PA、道の駅で仮眠休憩

近隣に、SA・PA、道の駅といった施設があれば、駐車して仮眠を取りましょう。

もしも眠気や疲労を感じていなくても、運転中は2時間に1度、10〜20分程度の休憩を取ったほうが良いでしょう。

その際は、背伸び、膝の屈伸、腰を回す、肩を回す、肩甲骨を開いたり寄せたりといったストレッチを行い、長時間同じ姿勢で滞っていた血行を促進させましょう。疲労対策になり、疲労が軽減されたら睡魔にも打ち勝てます。

もし中央自動車道諏訪湖SAを利用するのなら、温泉にも入っておきましょう。疲労低減、血行促進、リラックス効果があり、気分転換にもなります。睡魔が促され、仮眠も取りやすくなるでしょう。

②近隣のICから一般道へ出る

自動車専用道路で眠くなり、近隣に休憩施設もないような状況であれば、思い切って専用道路から出てしまうことも手です。

一般道に出たら、道の駅、スーパー銭湯、郊外型大型SCなどでリフレッシュするのも良いかもしれません。道路料金が多少余計にかかりますが、睡魔を感じながら運転をするよりは、はるかに安全です。

万が一、そのまま運転して事故を起こしてしまったら、悔やんでも悔やみきれません。

③前日はしっかり睡眠確保

お盆の帰省ならスケジュールは決まっている方が大半でしょう。ならば前日から準備を行い、夜はしっかりと睡眠を取り、体調を整えおくことも忘れずに。

よほど急いでない限り、心と時間には余裕を持って行動するようにしましょうね。

④公共交通?でも、やっぱり車が一番かも

そもそも遠方の郷里への帰省に、自動車を運転する必要はあるのでしょうか?長距離運転と渋滞は予想できるはず。ならばいっそのこと、鉄道や飛行機を利用してみても良いのではないでしょうか。

自動車での帰省と比較すると費用はかかりますが、運行時間は余程のことがなければスケジュール通りで、長時間運転は避けられます。シートに座っていれば良いので疲労は少なく、睡魔を感じたらすぐに寝ることも可能です。

とはいえ、車好きとしたら車で動くことが大前提でしょう。途中の寄り道も車移動の魅力ですし、なによりも目的地についてからの行動範囲が公共交通を利用するよりも格段に広がりますしね。

【最終手段】近隣に休憩施設もICもない場合

近隣に休憩施設もICもなく、どうしようもない場合は非常駐車帯に駐車せざるを得ません。ただし、ハザード点滅と三角板の掲出は忘れずに。

また、本来使用するべき車両が来たら、すみやかに場所を開けましょう。警察の尋問なども想定しておいたほうが良いかもしれません。その際、睡魔による事故防止も緊急避難とみなされるかは、運次第です。

※仮眠のために非常駐車帯利用をお勧めしているわけではありません。また利用は、自己責任でお願いします。
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