スズキ イグニスの海外などグローバルな立ち位置とは?
更新日:2024.09.09
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今回は、スズキ イグニス(5AA-FF21S)がどのようなモデルか紹介します。
スズキが2016年2月に小型クロスオーバーSUV「イグニス」を発売してから4年以上が経ちました。世界的な流行となっているクロスオーバーSUVをスズキ流で開発するとこうなる、といった形が現れたモデルと言えます。改めてイグニスはどんなモデルなのか見ていきながら、そのグローバルな立ち位置を探ってみましょう。
スズキが2016年2月に小型クロスオーバーSUV「イグニス」を発売してから4年以上が経ちました。世界的な流行となっているクロスオーバーSUVをスズキ流で開発するとこうなる、といった形が現れたモデルと言えます。改めてイグニスはどんなモデルなのか見ていきながら、そのグローバルな立ち位置を探ってみましょう。
スズキの小型クロスオーバーSUV 「イグニス」
スズキ イグニスは2016年2月に販売が開始された、スタイリッシュなエクステリア(外装)と使い勝手の良さを追求したクロスオーバーSUVです。スズキの名車のデザイン要素を継承しながら、新しさと存在感のあるスタイリングとなっています。
そして、販売されてから4年が経過した2020年2月に行われたマイナーチェンジを受け、再び注目を集めています。
イグニスの特徴としてデザインや使い勝手の良さなど多くの部分が挙げられますが、注目すべき部分は低燃費であることです。モーターをエンジンのサポートに使うマイルドハイブリッドによって、2WDモデルでは19.8km/L(WLTCモード)という数値を達成しています。
ワゴンRのエネチャージから、マイルドハイブリッドへと進化したこのシステムはモーターの出力は3.1PSですが、軽量化と低燃費の両立を可能にしています。
その結果、FFモデルでは車重850kg。重量が重くなりがちな4WDモデルであっても、920kgと軽量に仕上がっています。エンジン最高出力は、91ps/67kW(91PS)/6,000rpm、最大トルクは118Nm(12.0kgm)/4,400rpmです。
数字だけを見て物足りないと思う人もいるかもしれませんが、軽量な車重を考えるとパワー不足を感じるシチュエーションはそうそうないと思われます。
そして、販売されてから4年が経過した2020年2月に行われたマイナーチェンジを受け、再び注目を集めています。
イグニスの特徴としてデザインや使い勝手の良さなど多くの部分が挙げられますが、注目すべき部分は低燃費であることです。モーターをエンジンのサポートに使うマイルドハイブリッドによって、2WDモデルでは19.8km/L(WLTCモード)という数値を達成しています。
ワゴンRのエネチャージから、マイルドハイブリッドへと進化したこのシステムはモーターの出力は3.1PSですが、軽量化と低燃費の両立を可能にしています。
その結果、FFモデルでは車重850kg。重量が重くなりがちな4WDモデルであっても、920kgと軽量に仕上がっています。エンジン最高出力は、91ps/67kW(91PS)/6,000rpm、最大トルクは118Nm(12.0kgm)/4,400rpmです。
数字だけを見て物足りないと思う人もいるかもしれませんが、軽量な車重を考えるとパワー不足を感じるシチュエーションはそうそうないと思われます。
スズキ イグニスは日本にも適したボディサイズ!
近年、国内の自動車メーカーも海外市場がメインとなりつつあります。日本市場を主戦場にしているのは軽自動車程度で、他はどのメーカーも日本以外の市場に力を入れるようになっています。
円安基調であるため当然ではありますが、同時に車の大型化が進み、5ナンバーサイズの普通車が珍しくなってきました。とはいえ、日本の道路事情を考えると3ナンバーモデルは、取り回しに関して少々手に余る部分があるのも事実です。
その点イグニスは海外市場でも販売されていますが、全長3,700mm×全幅1,660-1,690mm×全高1,605mmとかなり小型で、4.7mmの最小回転半径であるため、取り回しに優れたパッケージとなっています。
それでいてホイールベースは2,435mmと全長に対して長くなっており、コンパクトなボディながら居住性は十分に確保されています。日本市場で求められているベストなサイズ感の力作と言えるでしょう。
円安基調であるため当然ではありますが、同時に車の大型化が進み、5ナンバーサイズの普通車が珍しくなってきました。とはいえ、日本の道路事情を考えると3ナンバーモデルは、取り回しに関して少々手に余る部分があるのも事実です。
その点イグニスは海外市場でも販売されていますが、全長3,700mm×全幅1,660-1,690mm×全高1,605mmとかなり小型で、4.7mmの最小回転半径であるため、取り回しに優れたパッケージとなっています。
それでいてホイールベースは2,435mmと全長に対して長くなっており、コンパクトなボディながら居住性は十分に確保されています。日本市場で求められているベストなサイズ感の力作と言えるでしょう。
スズキ イグニスは安全装備もばっちり!
イグニスに装備される運転支援装備はデュアルカメラブレーキサポート/誤発進抑制機能/車線逸脱警報機能/エマージェンシーストップシグナル。安全装備はSRSカーテンエアバッグ/フロントシートSRSサイドエアバッグといった安全装備が標準装備されています。(運転支援装備が標準装備となるのはスズキ セーフティサポート装着車)
なかでもデュアルカメラブレーキサポートはステレオタイプのカメラで、車だけではなく歩行者も検知し衝突被害を軽減。このカメラから得る情報は、車線逸脱警報機能やふらつき警報機能などにも用いられています。
また、オプションとなる全方位モニター用カメラパッケージを装備すれば、俯瞰画像によって車両の全方位を表示が可能になります。これにより車庫入れや縦列駐車の際、目視では死角になってしまう部分を確認出来ます。またナビゲーションは、apple CarPlayに対応。手持ちのiPhoneをナビ画面で操作出来るようになります。
なかでもデュアルカメラブレーキサポートはステレオタイプのカメラで、車だけではなく歩行者も検知し衝突被害を軽減。このカメラから得る情報は、車線逸脱警報機能やふらつき警報機能などにも用いられています。
また、オプションとなる全方位モニター用カメラパッケージを装備すれば、俯瞰画像によって車両の全方位を表示が可能になります。これにより車庫入れや縦列駐車の際、目視では死角になってしまう部分を確認出来ます。またナビゲーションは、apple CarPlayに対応。手持ちのiPhoneをナビ画面で操作出来るようになります。
スズキ イグニスのグレード展開とその他の装備
イグニスのグレードラインアップは「ハイブリッドMG」「ハイブリッドMX」「ハイブリッドMZ」「ハイブリッドMF」の4種類で、それぞれFFとフルタイム4WDが用意されています。
2020年2月のマイナーチェンジ以前は、「ハイブリッドMG」「ハイブリッドMX」「ハイブリッドMZ」の3種類でしたが、マイナーチェンジを経てハイブリッドMFが追加。ハイブリッドMFはSUVテイストを強めたグレードとなっています。
4WDモデルには、ハスラーにも搭載されている雪道発進サポートのグリップコントロールを搭載。さらに急な下り坂を走る際、およそ7%以上の勾配を検知すると7km/hに抑えるよう自動ブレーキをかけてくれるヒルディセントコントロールも採用、これによりドライバーはステアリング操作のみに集中できるのです。
2020年2月のマイナーチェンジ以前は、「ハイブリッドMG」「ハイブリッドMX」「ハイブリッドMZ」の3種類でしたが、マイナーチェンジを経てハイブリッドMFが追加。ハイブリッドMFはSUVテイストを強めたグレードとなっています。
4WDモデルには、ハスラーにも搭載されている雪道発進サポートのグリップコントロールを搭載。さらに急な下り坂を走る際、およそ7%以上の勾配を検知すると7km/hに抑えるよう自動ブレーキをかけてくれるヒルディセントコントロールも採用、これによりドライバーはステアリング操作のみに集中できるのです。
スズキ イグニスの追加グレード「ハイブリッドMF」SUV色が強い!?
2020年2月のマイナーチェンジで新たに設定されたハイブリッド MFは、SUVテイストを強めた仕様となっています。エクステリア(外装)では、スキット調デザインの専用フロントバンパーに一部シルバー塗装が施されたリアバンパー/フェンダーアーチモール/サイドアンダーモール/ルーフレールを採用しています。
インテリア(内装)のアクセントカラーはカーキとガンメタリックの2種類が用意され、レザー調のシートが採用されたことで精悍な室内空間が演出されています。
ボディーカラーは、他のグレードよりも多い16色を用意。タフカーキパールメタリックという新たなカラーが追加されました。さらに、ラゲッジルーム(荷室)は、防汚タイプのラゲッジフロアになっており、デザイン性だけでなく実用性も高められています。
インテリア(内装)のアクセントカラーはカーキとガンメタリックの2種類が用意され、レザー調のシートが採用されたことで精悍な室内空間が演出されています。
ボディーカラーは、他のグレードよりも多い16色を用意。タフカーキパールメタリックという新たなカラーが追加されました。さらに、ラゲッジルーム(荷室)は、防汚タイプのラゲッジフロアになっており、デザイン性だけでなく実用性も高められています。
スズキ イグニスの価格はどれくらい?
イグニスの新車価格は、マイナーチェンジ前の価格よりも少し高くなっています。これは多くの安全機能が標準装備となったためです。ハイブリッド MGが152万2400円から、ハイブリッド MXが165万円から、ハイブリッド MZが178万8600円から、ハイブリッド MFが183万9200円からとなっています。
ではイグニスの中古車価格はどうでしょうか。大手中古車情報サイトによると、イグニスは600台近く流通していることが確認でき、中古価格は34万円が最低価格となっていて、最高価格が217.8万円となっています。
※2020年6月時点
ただ、価格が安いものは2020年2月マイナーチェンジ前のモデルで、低価格の個体も多くありません。イグニスは販売されてからあまり年数が経っていないので、全体的に中古車と言っても大幅な値引きは期待できないでしょう。
ではイグニスの中古車価格はどうでしょうか。大手中古車情報サイトによると、イグニスは600台近く流通していることが確認でき、中古価格は34万円が最低価格となっていて、最高価格が217.8万円となっています。
※2020年6月時点
ただ、価格が安いものは2020年2月マイナーチェンジ前のモデルで、低価格の個体も多くありません。イグニスは販売されてからあまり年数が経っていないので、全体的に中古車と言っても大幅な値引きは期待できないでしょう。
スズキ イグニスの狙いは新しいジャンルの創出?
スズキ イグニスは、日本発の新しいジャンルのコンパクトクロスオーバーとして、欧州をはじめとした市場の開拓を狙って企画されたモデルです。
全長4m前後のボディサイズで見た場合、主なライバルは、VWのクロスup!、トヨタのアクア クロスオーバー(全長4,070mm)ぐらいですが、いずれも2WDモデルのみ。フルタイム4WDを備えたモデルとなると、イグニスの位置するBセグメントにはライバル不在という見方もできます。
しかしながら、スズキは欧州や東南アジアの市場においてコンパクトカーでの実績を積んできたメーカーなので、勝算があってあえてライバルのいないジャンルに新型車を投入したのでしょう。
今後、ライバルメーカーはこのジャンルに新車を投入するのか否か。興味深く見守って行きたいです。
全長4m前後のボディサイズで見た場合、主なライバルは、VWのクロスup!、トヨタのアクア クロスオーバー(全長4,070mm)ぐらいですが、いずれも2WDモデルのみ。フルタイム4WDを備えたモデルとなると、イグニスの位置するBセグメントにはライバル不在という見方もできます。
しかしながら、スズキは欧州や東南アジアの市場においてコンパクトカーでの実績を積んできたメーカーなので、勝算があってあえてライバルのいないジャンルに新型車を投入したのでしょう。
今後、ライバルメーカーはこのジャンルに新車を投入するのか否か。興味深く見守って行きたいです。