「なんだこれ!?」日本で乗りこなしていたら、思わず振り向く輸入車5選

アウディ A2

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輸入車といえば、高級感や可愛らしさなど、日本車にはないデザインが魅力のひとつとなっています。しかし一方で、斬新なデザインを起用することで、独特な雰囲気を醸していた車両も存在します。今回は、かつて日本にも輸入されていた一風変わったデザインの輸入車を5台、厳選してご紹介します。
Chapter
正規輸入されなかった幻の「アウディ A2」
世界でもっとも醜い車?「フィアット ムルティプラ(前期型)」
女性をターゲット「フォード ka」
ピンク色は希少!?「ルノー カングー クルール・ローズ」
サイドウインドウの大きさに注目「ルノー アヴァンタイム」
個性も車の魅力のひとつ

正規輸入されなかった幻の「アウディ A2」

アウディ A2は、オールアルミボディによる軽量化、環境性能も非常に高いBセグメントの小型モデルです。

なかでも環境性能は特に優れており、10年前のモデルであるにもかかわらず、現在の日本のハイブリッド車と同等の燃費性能を達成していました。

しかし、日本で主流のAT仕様がないことと、そのコンセプトが受け入れられないと判断されたため、日本へ正規輸入されることはありませんでした。

このA2は、並行輸入で何台かが輸入されただけで、国内ではかなり希少な車となっています。

世界でもっとも醜い車?「フィアット ムルティプラ(前期型)」

フィアットのムルティプラ(前期型)は、当時のイギリスの自動車誌で行われた「世界でもっとも醜い車」ランキングで2位になってしまった車です。

ヘッドランプは、ロービームがボンネット先端、ハイビームがAピラーの根元、という何とも不思議な配置にデザインされたミニバンです。しかし、唯一無二の"ブサカワ"デザインに惹かれたオーナーが多かったのも事実。斬新なデザインを好み、他の人と被りたくない人にはうってつけの車ではないでしょうか。

インテリアも特徴的で、フロントシートは3人掛けを採用。フロントのセンターシートは、子供に大ウケするでしょう。また前後とも個々のシートがしっかり独立しているので、意外に乗り心地も悪くなさそうです。

個性的なデザインが特徴だったムルティプラですが、後期型は一般受けの良い無難なデザインに変更されました。

女性をターゲット「フォード ka」

※写真は2代目モデル

初代モデルは、1996年から2008年まで生産されていました。当時、フォードのデザインコンセプトだったニューエッジデザインを採用した丸みを帯びたボディは、塗装が施されていないウレタンパーツを効果的に採用。愛嬌のあるフロントマスクで、女性をターゲットにした車種でもありました。

しかし、モデルバリエーションは一貫してMTのみで、ターゲットとコンセプトがややちぐはぐな車だったようです。もしかしたら、運転が好きな女性という狭いニーズを狙ったフォード側の意図があったのかもしれません。

ピンク色は希少!?「ルノー カングー クルール・ローズ」

ルノー カングーは、広い室内空間と高い機能性が評価されているモデルです。乗用モデルと貨物モデルがあり、日本には2002年から乗用モデルが輸入されています。

ここ数年、ルノー ジャポンの主力車種となっており、街中でもときおり見ることもありますね。

そのカングーのモデルチェンジ版が発売されたのは2009年。2011年に発売された限定車クレールに、ピンクのボディカラーが用意されていました。このピンクのカングーを見たことのある人はほとんどいないのではないでしょうか。

海外ではピンク色の車はあまり好まれないため、ラインナップはかなり少ないようですが、日本では女性に好まれそうなカラーですね。

サイドウインドウの大きさに注目「ルノー アヴァンタイム」

大きく開いたサッシュレスの開放的なサイドウィンドウが印象的なモデル。サイドから眺めると、大きなドアと、逆スラントになったリアウインドウが特徴のボディは、当時のミニバン、エスパスをベースに製作されたのものですが、新しいスタイルのクーペという異色のコンセプトを持ち合わせています。

トップグレードモデルは、3Lエンジンに210PSの最高出力を発揮するスポーティな車でもありました。

その独特なスタイリングから熱狂的なファンもいたようですが、生産からわずか2年で生産終了となりました。

個性も車の魅力のひとつ

変わったデザインの車は、やはりマイナーです。しかしそれだけに、好きになってしまうと代わりがない唯一の存在となり、熱烈な支持を得ることも多いです。

個性的な車に乗っていれば、自然と多くの人の注目を集めますが、単純にかっこいいと思える車にはない、別の優越感があるのかも知れませんね。

もしかしたら、今あなたが乗っているその車も、10年後には変わった車として取り上げられているかもしれません。
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