SUVを買うなら2WDと4WDどちらを選ぶべき?

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クロスオーバーSUVの登場後、2WDモデルを設定するSUVが年々増えています。となれば同じSUVで、2WDと4WDのどっちを選んだほうが良いのか、迷う方も多いかもしれません。どちらが良いのか見ていきましょう。
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最近のクルマなら2WDも4WDも変わらない?
重いほうが減税になることも…?
4WDは燃費が悪いのか?

最近のクルマなら2WDも4WDも変わらない?

最近は、SUVといってもほとんどのモデルが、舗装路面を走ることをメインに設計されたクロスオーバーSUVです。クロカン4WDのモデルなら、購入するユーザーは、用途を想定して、2WDと4WD、どちらかを選びます。

では、2WDと4WD、どちらを選んだ方が良いのでしょうか?

崖を登りたい、岩だらけの道を走りたい、水深1mの道を走りたいという場合であれば、有無を言わさず4WDでしょう。

しかし最近は、トラクションコントロールや横滑り防止装置といった電子制御システムによって、クルマが滑らないようにする半自動運転の時代となりました。

そのため、2WDであってもよほどの悪路でない限り、ドライバーは余計なことを考えず環境に適したタイヤを履くくらいで、安全に走ることができます。

正直なところ、一般道を走行するだけなら、2WDと4WDどちらのSUVを買ってもそれほどの違いはない、と言えるでしょう。ただし、走行性能以外では4WDのほうが良いケースもあります。

重いほうが減税になることも…?

実は、車重が重いほうが減税になるケースがあります。

その理由は、「車両重量に応じた燃費基準値」というものが決められており、基準値に達していれば減税、それよりもっと燃費が良ければ、さらに減税されるが大きくなるためです。

最近では、ディーラーの販売員さんが、車重を上げるとお得になるケースがあるということを提案してくれるケースがあります。もちろん、減税されてもトータルで高くなるケースもあるので注意は必要です。

ともかくエコカー減税は、ユーザーに訴求しやすいポイントであるため、メーカーはぎりぎりの車重であれば減税額が大きいほうに寄せることも考えられます。

つまり、4WDを実現するために駆動機構で重たくなる要素があるモデルは、減税を受けやすくなることがあるのです。

4WDは燃費が悪いのか?

減税額が同じなら、4WDは燃費が悪いから2WDのほうがいいじゃないかという考え方もあると思います。

本当に4WDのほうが燃費が悪いのでしょうか?

確かに昔ながらの駆動系が常時直結し、あるいはビスカスカップリングなどで微妙にフリクションロスが常時発生するようなクルマであれば、そのロスによって4WDのほうが燃費が落ちます。

また、軽自動車のように小排気量で、駆動系の重量増大がダイレクトに影響する一方で、エコカー減税には影響がない重量増大では、4WDのメリットはそれこそ「重い荷物を積んだとき、滑りやすい路面で坂道発進するのに便利」程度になります。

前述の軽自動車のようなケース以外では、駆動系の重量増大など、低回転からもりもりとトルクのある現在のエンジンではそれほど影響はありませんし、電子制御式の4WDシステムなら舗装路で余計なロスを発生させません。

そういったこと考えると、SUVでは4WDを買ったほうがトータルで有利になるのかもしれません。
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