九島辰也が灼熱のアブダビで試乗【前編】ミシュランPilot Sport 4S
更新日:2019.06.03
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ミシュランが世界のメディア関係者等を招待し、主催した「MICHELIN PASSION DAYS」。九島辰也が灼熱のアブダビで試乗した。
実は日本でも開発をしているミシュランのタイヤ
クルマに限らず、専門的知識のある人にとっては当然のことでも、そうでない人にとっては「へぇ〜」ってことが多い。つい先日もこんな会話を耳にした。
「日本車に乗ってるんだから日本のメーカーのタイヤがいいに決まってる」と。
この考え方にどうのこうの言いたいわけではないが、現実には海外ブランドであっても日本で開発しているものもある。
今回イベントに参加したミシュランもそうで、彼らの開発拠点はフランス、アメリカそして日本。グローバルカンパニーが乱立する昨今は、どこの国の会社だから、どこと相性がいいという概念は薄まった。
北海道にあるミシュランの開発拠点では主にスタッドレスタイヤの開発を担当している。
世界でも厳しいと言われる日本の冬季凍結路面を実地試験場とし、そこで開発したものを世界中で展開させているのだ。言ってしまえば、装着するクルマ云々より、日本の冬に適したタイヤとなる。
「日本車に乗ってるんだから日本のメーカーのタイヤがいいに決まってる」と。
この考え方にどうのこうの言いたいわけではないが、現実には海外ブランドであっても日本で開発しているものもある。
今回イベントに参加したミシュランもそうで、彼らの開発拠点はフランス、アメリカそして日本。グローバルカンパニーが乱立する昨今は、どこの国の会社だから、どこと相性がいいという概念は薄まった。
北海道にあるミシュランの開発拠点では主にスタッドレスタイヤの開発を担当している。
世界でも厳しいと言われる日本の冬季凍結路面を実地試験場とし、そこで開発したものを世界中で展開させているのだ。言ってしまえば、装着するクルマ云々より、日本の冬に適したタイヤとなる。
アブダビでミシュランPilot Sport 4Sを全力で味わい尽くす
そんな日本と深い関わりを持つミシュランが主催する「MICHELIN PASSION DAYS」というイベントに参加してきた。場所は中東のアブダビ。
しかも、F1アブダビGPにも使われるヤス・マリーナ・サーキットを使用しての開催だ。
世界中のメディアとリテーラーを迎えて行われたイベントの主役は、2017年2月に発表された新型高性能タイヤ「パイロットスポーツ4S」である。
しかも、F1アブダビGPにも使われるヤス・マリーナ・サーキットを使用しての開催だ。
世界中のメディアとリテーラーを迎えて行われたイベントの主役は、2017年2月に発表された新型高性能タイヤ「パイロットスポーツ4S」である。
このタイヤはパイロットスーパースポーツの進化版であり、ドライ路面ばかりかウェット路面での性能も向上させている。
“バイコンパウンドテクノロジー”と呼ばれる、2種類のコンパウンドがドライとウェット性能を高い次元で両立させる。具体的には、内側のシリカ結合力を高めた新コンパウンドがウェット路面でのグリップ性能を発揮するそうだ。
非対称トレッドパターンからも読み取れるように、外側がドライ、内側がウェットに適した素材とデザインでできている。
“バイコンパウンドテクノロジー”と呼ばれる、2種類のコンパウンドがドライとウェット性能を高い次元で両立させる。具体的には、内側のシリカ結合力を高めた新コンパウンドがウェット路面でのグリップ性能を発揮するそうだ。
非対称トレッドパターンからも読み取れるように、外側がドライ、内側がウェットに適した素材とデザインでできている。
ゴルフRで比較試乗、その差とは…?
そのパイロットスポーツ4Sとライバル社の高性能タイヤを装着した2台のフォルクスワーゲン ゴルフRを走らせた。サーキットの一角を使ってのスラロームと急制動テストである。
結論から言えば、トライした6回すべてで制動距離はパイロットスポーツ4Sの方が約1〜2m短かった。測定方法は時速80キロから停止するまでの距離を、搭載したコンピューターが計測しており、信憑性は高そうである。
また、スラロームでもタイヤが徐々に熱を帯びてくると、リアのスタビリティが高まるのを感じた。なんて言うか……後輪が粘る。ハンドリングに対するフロントタイヤの応答性が良く、リアの追従もしっかりしているのだ。
パイロットスポーツ系タイヤが持つ相変わらずのハイパフォーマンスさに感心していると、次のステージに呼ばれた。
なんと次はカップカーに装着されたスリックタイヤ。え、市販タイヤじゃないの?このイベントどうなってるのー?!
結論から言えば、トライした6回すべてで制動距離はパイロットスポーツ4Sの方が約1〜2m短かった。測定方法は時速80キロから停止するまでの距離を、搭載したコンピューターが計測しており、信憑性は高そうである。
また、スラロームでもタイヤが徐々に熱を帯びてくると、リアのスタビリティが高まるのを感じた。なんて言うか……後輪が粘る。ハンドリングに対するフロントタイヤの応答性が良く、リアの追従もしっかりしているのだ。
パイロットスポーツ系タイヤが持つ相変わらずのハイパフォーマンスさに感心していると、次のステージに呼ばれた。
なんと次はカップカーに装着されたスリックタイヤ。え、市販タイヤじゃないの?このイベントどうなってるのー?!