パウダースノー、ミラーバーンでも濃厚なグリップ感がたまらない!ミシュランX-ICE XI3を徹底試乗【3/3】

ミシュラン

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一度履いたらやみつき!ミシュランX-ICE XI3×プリウスでの長距離テストも、いよいよ終盤。パウダースノー、ミラーバーンなど過酷な冬道で問われた真価。
Chapter
一夜明け、雪道はスタッドレスタイヤにとって過酷な状況へ
スタッドレスタイヤは冬の雪道で生命・安全を守るためのツールである
妥協しない全方位性能が、ミシュランのトータルパフォーマンス
まとめ

一夜明け、雪道はスタッドレスタイヤにとって過酷な状況へ

一夜明け、一晩中降り続いた雪は辺り一面をパウダースノーで埋め尽くした。
しかし、ぐっと下がった深夜の気温から、所々凍結もしている様だ。
交差点の手前にはツルツルに磨かれたミラーバーンが時おり顔を出している。

前の記事:本当にスタッドレスタイヤ!?トータルパフォーマンスに驚愕した!ミシュランX-ICE XI3を徹底試乗(2/3)

スタッドレスタイヤは冬の雪道で生命・安全を守るためのツールである

ミシュランのスタッドレスタイヤが日本で開発されていることは、「履かなくてもわかる!ミシュランのスタッドレスタイヤを選ぶべき4つの理由」でお伝えしたとおり。

最新のミシュランX-ICE XI3を開発するにあたり、ミシュランは改めて、ユーザーがスタッドレスタイヤへ求めている性能を詳細に調査したという。

その結果は、やはり「アイス性能」が1位だった。
それはスタッドレスタイヤの普及により、路面が磨かれて、昔よりミラーバーンの発生が増えたこともあるという。
冬の道路においてスタッドレスタイヤは、やはり自分や家族の生命・安全を守るためのツールであることを覚えておきたい。

というわけで、ミシュランX-ICE XI3はその前身モデルとなったXI2のアイス性能をとことん進化させているのが、最大にして最も重要なポイントである。

妥協しない全方位性能が、ミシュランのトータルパフォーマンス

あらゆる性能をバランスさせる“トータルパフォーマンス”を標榜するミシュランのスタッドレスタイヤ故に、舗装路での性能や快適性の高さは、ここ日本でもよく知られるところである。だからこそ、日本では「その分、アイス性能は妥協しているのでは?」という間違ったイメージが抱かれている向きもある。

ここで断言しておくが、それはまったくの誤解である。ミシュランのいう“トータルパフォーマンス”とは、バランスのために一つひとつの性能を妥協することを意味しない。必要とされる性能を筆頭に、すべての性能を極限まで高める…というのがトータルパフォーマンスなのだ。

実際、「クロスZサイプ」と「マイクロポンプ」に、XI3から新採用された「ZigZagマイクロエッジ」を加えた3つの複合技術=「トリプルエフェクトブロック」によるアイス性能には、あらためて驚かされた。
そのガッチリ食いつきながら止まるブレーキ性能もさることながら、舗装路や雪道同様に、XI3はステアリングやシートから伝わってくる「グリップ感」が濃厚かつ正確なのが嬉しい。
いかにウィンタースポーツ好きでも、雪道や凍結路の経験値が絶対的に少なく、非日常でしかない東京在住ドライバーにとって、こうした精神的な安心感は何よりもありがたい。

ミシュランのスタッドレスタイヤは一度履いたら次も…という、リピート率の高さも有名だ。なるほど、この濃厚なグリップ感を知ってしまうと、手放せない。

まとめ

往復約1,000km、東京〜新潟の長距離ドライブを経て、都心のドライ路面、高速道路、ウェット路面、雪道…とあらゆる路面状況でミシュランX-ICE XI3を試すことが出来た。その感想は「すべての性能を、妥協しない。」という謳い文句はホンモノだ、という事。

 

よほどの豪雪地帯でもない限り、東北地方であろうとも常に冬の間雪が積もっているという所は少ない。スタッドレスタイヤを履く大半のクルマは、そのほとんどをドライ路面やウェット路面を走行している。雪が溶ければ水になる。ウェット路面を走る機会だって多いのは当たり前だ。
だからこそ、トータルパフォーマンスの優れたスタッドレスタイヤを選ぶ事が、都市部に暮らすユーザーのスタッドレスタイヤ選びとして正解だと断言出来る。そして、そのタイヤとはミシュランX-ICE XI3に他ならないのだ。

Photo : Koichi Shinohara

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