出張で海外に…。一年間放置した車を動かす際の注意点5選

タイヤ パンク

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あらゆるインフラが整備され、グローバル時代に突入した現代。ドメスティックで完結していた従来とは違い、現在の日本経済は国境を超えています。もちろん海外出張はおろか、年単位の赴任もあり得ます。もし1年間、海外赴任を会社から命じられ、愛車を運転できないとしたら…?帰国後に再び、愛車を運転する際に気を付けたい注意点を5点ご紹介します。
Chapter
自動車は頑丈なのか?
一年間放置した車を動かす際の注意点5選
自動車保管は、一人では困難

自動車は頑丈なのか?

この春、大人気のカーアクション映画「ワイルドスピード」の最新作「ICE BREAKE」が公開されました。あの映画を見ていると、自動車はあれだけの銃火器や潜水艦を使用しないと破壊できないほど、頑丈に作られていることに気づきます。とはいえ、それは自動車を常に運転していたら、の話です。

自動車は運搬道具です。常に作動している前提で設計されており、長期間の放置を前提に設計されていません。では、社命で急に海外に一年間赴任し帰国後、愛車を再度運転する時にはどのようなことに気をつけたら良いでしょうか?

一年間放置した車を動かす際の注意点5選

その1、未納の自動車税を確認しよう

自動車を所有しているだけで、毎年4月に納税する義務が生じるのが自動車税です。普段から運転している、していないに関わらず、もし一年間の海外赴任が4月をまたぐようなら、未納の自動車税がないか確認しましょう。

そして、ご家族と同居している場合は、代わりに支払ってもらうよう依頼しておきましょう。一人暮らしの場合は、海外赴任前に管轄の陸運事務所に行き、愛車の一時抹消登録を行う方が良いでしょう。

後者の場合、帰国後再び愛車を公道で運転するには、一時抹消登録解除手続きを行った上で車検を通す必要があります。

その2、風雨で傷んでいないかチェック

自動車の外装やメカニズムは、基本的に油脂類でコーティングされ、風雨から守られています。その油脂類も月単位で酸化・劣化し、愛車を守り切れなくなります。風雨にさらされたら、なおの事。外装や下回りに錆が発生していないか、ガラスに損傷はないか、点検しましょう。

長期間の保管には、屋根付き駐車場を用意するのが望ましいですね。

その3、バッテリーが自然放電していないか確認しよう

自動車のバッテリーは、自動車を運転しなければ約1ヶ月で自然放電します。バッテリーを充電するか、新品に取り換えましょう。

もしくは出国前に、バッテリーを愛車から外しておいた方が良いですね。

その4、エンジンオイル確認しよう

自動車を動かさないということは、エンジンも回っていないということです。エンジンが回らないと、エンジンオイルも供給されません。

エンジンを放置すると1ヶ月で、エンジンオイルがオイルパンに落ちます。3ヵ月後にはエンジン内部の油脂被膜も失われ、エンジンに腐食や錆が発生する原因となります。

帰国後にエンジンを回す前に、まずはエンジンオイルの量を確認し、足りなければ補充しましょう。いきなりエンジンを回すと、オイルコーティングがない状態なので、シリンダーが破壊される恐れもあります。

その5、タイヤを確認しよう

タイヤにも悪影響が現れていることが多いでしょう。

劣化してヒビが入っていないか、釘などを刺されていないか、空気圧が正常か、空気が抜けていた場合、ホイールが変形していないかなど確認しましょう。

自動車保管は、一人では困難

放置後の自動車を運転する時に気を付けたいことを、5点ご紹介しました。チェックだけでも結構大変ですし、エンジンのことは工場でなければわかりません。再始動時にはメカニック立ち合いの元、行いたいですね。

自動車を状態の良いまま保管するのは、大変です。もし本当に自動車を放置する事態になることがわかったら、ご家族や知人に協力してもらって、一定期間ごとに運転してもらうようにしましょう。もしくは自動車長期保管サービスを利用するのも、良い手です。

他にも、もし愛車にさほどの思い入れがないようなら、売却してしまいましょう。帰国後に廃車不可避なダメージを負った愛車を見るよりは、精神的ダメージも少ないですし、何より経費がかかりません。
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