車が天災で水没したらどうすべき?対応方法をご紹介
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
日本の治水技術は非常に高く、住んでいる地域に大きな河川があっても、まず洪水の心配というのは近年なかったと思います。しかしここ数年、気候の変化やインフラの老朽化により、思わぬ洪水被害が発生しています。今回は、梅雨前に確認したい、大雨による車の水没の対応方法をご紹介します。
【動画】水没時の脱出方法は?
平成26年にJAFが行った水没時のドア開閉テストでは、セダン、ミニバンともに「後輪が浮いている状態」では、車外の水位が高いためドアに外から強い水圧がかかり、開けられなかったそうです。
一方、「完全に水没した状態」では、車内外の水位差が小さくなり、水の抵抗があるものの、開閉ができたとか。
いずれにせよ、ドアへの水圧によって、車内からあるいは車外からでもドアを開けるのは困難になるようです。ちなみに水深60cmでは水圧の影響により、通常の5倍近くの力が必要になる結果だったそう。(スライドドアでも同様に開けられなかったとう結果が出ています。)
そうなると、窓を割っての脱出の方が現実的です。しかし狭い車内では、十分な力を入れることが出来ない為、身の回りの物ではなかなかガラスを割る事が出来ないといわれています。
その為に、車内に脱出用ハンマーを備えておくのが効果的であると、JAFのテストで結論づけられています。
一方、「完全に水没した状態」では、車内外の水位差が小さくなり、水の抵抗があるものの、開閉ができたとか。
いずれにせよ、ドアへの水圧によって、車内からあるいは車外からでもドアを開けるのは困難になるようです。ちなみに水深60cmでは水圧の影響により、通常の5倍近くの力が必要になる結果だったそう。(スライドドアでも同様に開けられなかったとう結果が出ています。)
そうなると、窓を割っての脱出の方が現実的です。しかし狭い車内では、十分な力を入れることが出来ない為、身の回りの物ではなかなかガラスを割る事が出来ないといわれています。
その為に、車内に脱出用ハンマーを備えておくのが効果的であると、JAFのテストで結論づけられています。
【動画】クルマが水没!!何を使えば窓が割れる?
いずれにせよ、早めに危険な場面から脱出し、命を守る行動が必要といえます。
もし運転中に道路が冠水した時には、速度を十分に落として車間距離を取るとともに、水位の変化に注意し、エンジンが水を吸わないようにすることが肝心ですね。水を吸ってしまうと、エンジン内部で燃焼ができなくなり、急にエンジンが停止してしまうトラブルに見舞われます。
また、クルマを捨てて避難する場合は、邪魔にならないような場所(路肩等)に停車させ、キーをオフにし、差したままにしておくことが基本です。
もし運転中に道路が冠水した時には、速度を十分に落として車間距離を取るとともに、水位の変化に注意し、エンジンが水を吸わないようにすることが肝心ですね。水を吸ってしまうと、エンジン内部で燃焼ができなくなり、急にエンジンが停止してしまうトラブルに見舞われます。
また、クルマを捨てて避難する場合は、邪魔にならないような場所(路肩等)に停車させ、キーをオフにし、差したままにしておくことが基本です。
水没した車は修理できるのか?
水害時の脱出について述べましたが、愛車が水没した場合どうなるか、というのも気がかりなところ。
水没した車は、言うまでもなく、手放すオーナーが多いようです。中古車市場に流れるものもありますが、水没車は価格が付きにくいですし、電装系、エンジンはNGとなります。そして内装にも泥が入り込み、布素材のシートなどは廃棄せざるを得ません。
それでも流通するのは、パーツ取りとしての利用目的、といった所が大きいと思われます。外国人バイヤーはそうした目的で購入し、海外へ流通させるケースもあるようです。
修理して乗る場合には、ほとんどのパーツを交換しなければならない為、多額の費用が想定されます。故に、結果的に廃車となるケースが多いようです。
水没した車は、言うまでもなく、手放すオーナーが多いようです。中古車市場に流れるものもありますが、水没車は価格が付きにくいですし、電装系、エンジンはNGとなります。そして内装にも泥が入り込み、布素材のシートなどは廃棄せざるを得ません。
それでも流通するのは、パーツ取りとしての利用目的、といった所が大きいと思われます。外国人バイヤーはそうした目的で購入し、海外へ流通させるケースもあるようです。
修理して乗る場合には、ほとんどのパーツを交換しなければならない為、多額の費用が想定されます。故に、結果的に廃車となるケースが多いようです。
水没したクルマは車両保険で補償されるのか?
結論からいうと、補償されます。ただし気を付けなければいけないのが、
・車両保険に加入していること
・台風や高潮による水没であること(地震・津波はNG)
という事です。車両保険に入っていることは最低条件として、地震・津波はダメ、というのは「なぜ??」と思ってしまいますよね。
これは、「車が損害を受けるほどの地震・噴火等が発生した場合、その被害は単なる自動車事故の範疇を超えて甚大になることが多く、保険会社が単独で補償できる範囲を超えてしまうと考えられている為」なのだそうです。
適用となった場合、水没ケースは「全損」扱いとなり、免責金額は引かれず、設定した保険金額の支払いを受ける事ができるようです。(ソニー損保HP等より参照)
クルマも資産でありますし、地域によっては生活に欠かせないものでもあります。それ故に、車両保険もしっかりチェックしておくのが良さそうです。
いずれにせよ、いつ巻き込まれるかわからないのが天災。対策の心構えはしっかりと持っておきたいものですね。
・車両保険に加入していること
・台風や高潮による水没であること(地震・津波はNG)
という事です。車両保険に入っていることは最低条件として、地震・津波はダメ、というのは「なぜ??」と思ってしまいますよね。
これは、「車が損害を受けるほどの地震・噴火等が発生した場合、その被害は単なる自動車事故の範疇を超えて甚大になることが多く、保険会社が単独で補償できる範囲を超えてしまうと考えられている為」なのだそうです。
適用となった場合、水没ケースは「全損」扱いとなり、免責金額は引かれず、設定した保険金額の支払いを受ける事ができるようです。(ソニー損保HP等より参照)
クルマも資産でありますし、地域によっては生活に欠かせないものでもあります。それ故に、車両保険もしっかりチェックしておくのが良さそうです。
いずれにせよ、いつ巻き込まれるかわからないのが天災。対策の心構えはしっかりと持っておきたいものですね。