人気ドラマ"逃げ恥"も!? 車への興味のきっかけとなったドラマや映画TOP5

007に出てきたボンドカーに憧れて、本物を買ってしまったという方や、ルパン三世が好きでフィアット500を購入した、あるいは映画キャノンボール2を見て、三菱スタリオンに憧れた…そんな車好きな人は少なくないでしょう。それでは、クルマに興味を持つに至った作品TOP5をチェックしてみましょう。
エンタメからクルマに興味を持つのは結構ある!?
映画やドラマの中で登場したクルマに惚れこんでしまった経験は、車好きなら少なからずあるはず。007シリーズに、ナイトライダー、邦画であれば西部警察はもちろん、バブル期の代表「私をスキーに連れてって」のセリカGT-FOURなどなど、たくさんありますね。
「エンターテインメントをきっかけとするクルマへの興味」についてのアンケートを、コインパーキング タイムズの運営で知られるパーク24株式会社が会員を対象に、2016年12月に行ったそうなのです。
全体としては、エンターテイメントからクルマに興味を持った方は34%。想像以上に多くの方がそうした作品に登場するクルマに興味を持ったようですね。
さて、どんな作品がトップ5となっているのでしょうか?
クルマに興味を持つに至った作品5位→3位
同率4位 ルパン三世
まずは、なんと同率で4位となった「ルパン三世」。
これは作品数が多いのですが、おそらく多くの人々にとって一番印象に残っているクルマは、宮崎駿監督の「カリオストロの城」に登場した黄色いチンクエチェントだと思います。
ちなみにこれを初代フィアット500と思ってしまいがちですが、実は初代は他モデルであって、これは通称NUOVA(新しい) 500ともよばれる2代目です。つまり、2017年現在のフィアット500は3代目ということになりますね。
かつてのイメージを上手く現代に蘇らせており、ルパン三世のイメージから現行フィアット500を購入した方もいるのではないでしょうか。
■フィアット500(NUOVA 500 1957年~1977年)
エンジン…空冷直列2気筒479cc
最高出力…15ps
車重…470kg
同率4位 トランスポーター
次に、ルパン三世と同率なのが、「トランスポーター」です。
これはTAXIシリーズで有名なフランスの巨匠、リュック ベンソン氏の製作・脚本による作品。ワイルド・スピードでも活躍中のジェイソン ステイサム氏が主演で、当然ながらクルマが大暴れする作品となっており、続編とリブート作で計4シリーズが上映されました。
1作目では、E38型のBMW 7シリーズが活躍しているのですが、撮影車はリアのバッチが外されており、いまだにその搭載エンジンが、V8かV12かで意見がわかれているようです。
そのBMWは作中で爆破されてしまい、2作目、3作目は、アウディA8が登場します。またリブート作となる2015年の「トランスポーター イグニション」では、アウディ S8にグレードアップ。いずれも欧州ブランドを堪能できる作品となっています。
■BMW 750i (1995年~2001年)
エンジン…5,379cc V型12気筒 SOHCエンジン
最高出力…326ps
3位 頭文字D
これは定番というべきでしょうか、コミック、アニメ、実写映画と幅広くメディアミックス展開されたため、男女ともに多くの支持を集める結果となっています。
このコミックの影響で、トヨタのAE86の中古車価格が高騰。新型FRスポーツ、トヨタ86を生み出す契機になった作品でもありますね。
また三菱 ランエボや日産 GT-R、シルビアなど、FRや4WDの国産スポーツモデルの活躍だけでなく、個性的なキャラクターも作品の魅力でした。各種メディアでの成功に乗って、クルマ好きのみならず、女性ファンも獲得していったのも事実でしょうう。
こうして考えると、クルマ業界までを動かした社会現象を起こすほどの作品であったといえるのではないでしょうか。
■トヨタ スプリンタートレノ(AE86)
エンジン…4A-GEU型1.6 L 直4DOHCエンジン
最高出力…130ps
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