リアウィングの種類と機能の違いを紹介
更新日:2024.09.09
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速そうなスポーツカーに装着してある、車体後方に付いた大型の羽根状の部品「リアウイング」。ただのアクセサリーではなく、れっきとした機能を持つ部品です。また、ひと言でリアウイングと言っても、形状によって名称はさまざま。機能にも違いがあるのです。
リアウイングの機能とは?リアスポイラーとの違いは?
リアウイングとは、車体後部に装着される翼断面を持つ空気パーツのことです。
ボディからパーツ本体が離れておりウイングの下側にも空気が流れるタイプをリアウイングと呼び、そうでないものをリアスポイラーと呼びます。
リアウイングは、数本のステーで車体固定され、リアスポイラーはトランクリッドなど車体に張り付く形状になっています。
翼断面のウイングは、上面と下面に流れる空気の速さを変えることで、ダンフォースを発生させます。もう少し具体的に説明すると、ウイング上面よりも下面に流れる空気を速めることで、上面より下面の気圧が高くなることで翼が下に押し付けられます。
これにより車体が浮き上がるような高速域でも後輪を確実に接地させ、車体の安定を図ります。
対するリアスポイラーは、車体後部に発生する空気の流れを整え、車体からスムーズに引き離す役目があります。これにより燃費の向上が図られるため、プリウスでは後端がスポイラー形状になっています。
ボディからパーツ本体が離れておりウイングの下側にも空気が流れるタイプをリアウイングと呼び、そうでないものをリアスポイラーと呼びます。
リアウイングは、数本のステーで車体固定され、リアスポイラーはトランクリッドなど車体に張り付く形状になっています。
翼断面のウイングは、上面と下面に流れる空気の速さを変えることで、ダンフォースを発生させます。もう少し具体的に説明すると、ウイング上面よりも下面に流れる空気を速めることで、上面より下面の気圧が高くなることで翼が下に押し付けられます。
これにより車体が浮き上がるような高速域でも後輪を確実に接地させ、車体の安定を図ります。
対するリアスポイラーは、車体後部に発生する空気の流れを整え、車体からスムーズに引き離す役目があります。これにより燃費の向上が図られるため、プリウスでは後端がスポイラー形状になっています。
リアウイングにも種類がある?
リアウイングのなかでも、全日本GT選手権に出場するGTマシンのようなリアウイングをGTウイングと呼びます。
その特徴は大型のウイング本体を、車両のルーフとほぼ同じ高さで固定していること。ウイング本体が大きく高い位置に設置してあれば、より大きな効果が期待できます。反面、抵抗が増大するため最高速度重視の車両や燃費重視の車両には、取り付けられないこともあります。
またデメリットとして、市販車に取り付けると、違法改造の可能性があり、燃費の悪化、大型であるが故の破損、注目を集めやすいといったことが挙げられます。
その特徴は大型のウイング本体を、車両のルーフとほぼ同じ高さで固定していること。ウイング本体が大きく高い位置に設置してあれば、より大きな効果が期待できます。反面、抵抗が増大するため最高速度重視の車両や燃費重視の車両には、取り付けられないこともあります。
またデメリットとして、市販車に取り付けると、違法改造の可能性があり、燃費の悪化、大型であるが故の破損、注目を集めやすいといったことが挙げられます。
さらに、GTウイングはウイング本体の形状により、呼称が分かれます。
ウイング本体に起伏がないものをストレートGTウイング、中央部が盛り上がっている形状のものを3DGTウイングと呼びます。
3DGTウイングは、ウイング本体中央下部に多くの気流を発生させるため、ダウンフォースの発生個所が車体後端中央部となり、後輪に均等に荷重がかかることが期待できます。
リアウイングを車体と接続するステーは、ストレートな形状でウイング本体下面に取り付けるのが常識でした。
しかし、2017年のSUPER GTを戦うNSX-GTのステーは、ウイング上面に取り付けられています。形状もストレートではなく、白鳥の首のようにステー上部が曲がった形状です。このステーをスワンネックと呼びます。
スワンネックはウイング下部に発生する気流の乱れを抑え、速度によってウイングの抵抗を減らし、最高速度を出しやすくします。従来のGTウイングの弱点克服のための対策品といえます。
ウイング本体に起伏がないものをストレートGTウイング、中央部が盛り上がっている形状のものを3DGTウイングと呼びます。
3DGTウイングは、ウイング本体中央下部に多くの気流を発生させるため、ダウンフォースの発生個所が車体後端中央部となり、後輪に均等に荷重がかかることが期待できます。
リアウイングを車体と接続するステーは、ストレートな形状でウイング本体下面に取り付けるのが常識でした。
しかし、2017年のSUPER GTを戦うNSX-GTのステーは、ウイング上面に取り付けられています。形状もストレートではなく、白鳥の首のようにステー上部が曲がった形状です。このステーをスワンネックと呼びます。
スワンネックはウイング下部に発生する気流の乱れを抑え、速度によってウイングの抵抗を減らし、最高速度を出しやすくします。従来のGTウイングの弱点克服のための対策品といえます。
リアウイング装着の注意点
リアウイングは割と小型であるため、社外品でも違法改造に当たらない場合も多いですが、ダウンフォースを得づらいという弱点もあります。
その一方で、大型のGTウイングは高所に取り付けるため、ダウンフォースは得やすいのですが、違法改造となる恐れがあります。どちらにしても車検対応品を購入するようにしましょう。
また取り付ける際、ボディに新しく穴を空ける必要があるならば防錆加工やパッキンは必須です。錆が発生したり、水漏れによりトランク内が水浸しになる可能性があります。できることなら取り付けも、実績のあるショップに任せた方が安心ですね。
その一方で、大型のGTウイングは高所に取り付けるため、ダウンフォースは得やすいのですが、違法改造となる恐れがあります。どちらにしても車検対応品を購入するようにしましょう。
また取り付ける際、ボディに新しく穴を空ける必要があるならば防錆加工やパッキンは必須です。錆が発生したり、水漏れによりトランク内が水浸しになる可能性があります。できることなら取り付けも、実績のあるショップに任せた方が安心ですね。