ブースタージェットエンジンとは?スズキ SX4 S-CROSSにも搭載!
更新日:2024.09.09
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欧州からのトレンドとして広まったダウンサイジングコンセプト。日本でも、徐々にダウンサイジングエンジンが広がっています。そのひとつが、新型スズキ SX4 Sクロスに搭載されるブースタージェット(BOOSTER JET)エンジンです。
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いつもCarMeをご覧いただき誠にありがとうございます。
一部記事の内容に誤りがありました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2017年3月28日)
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一部記事の内容に誤りがありました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2017年3月28日)
「ブースタージェットエンジン」はスズキの原動力となるか!?
大幅にエクステリアデザインを刷新した、スズキ SX4 S-CROSS。人気のSUV市場に一石を投じそうな気配です。
しかし、注目すべきはエクステリアデザインだけではありません。エンジンも刷新されており、1.0L 3気筒、1.4L 4気筒のブースタージェットエンジンが搭載されています。これには「ダウンサイジングターボを推していく」という、スズキの強い意向が感じられますね。
このブースタージェットエンジンは、すでに1.0L版がバレーノXTに搭載されており、スペックは、最高出力82kW(111ps)/5,500rpm、最大トルク16.3kgm(160Nm)/1,500-4,000rpm、JC08モード燃費は20.0km/Lと良好な数値。
このリッターあたり100psを超えるエンジンと、950kgの軽量ボディが運動性能と環境性能に、プラスに働いているのは想像に難くありません。
またスイフトRStにも搭載。こちらのスペックは、若干デチューンされた75kW(102ps)/5,500rpm、150Nm(15.3kgm)/1,700-4,500rpmとなっています。
そして今回、新型SX4 S-CROSSには、1.4L 4気筒のブースタージェットエンジンが追加されました。
しかし、注目すべきはエクステリアデザインだけではありません。エンジンも刷新されており、1.0L 3気筒、1.4L 4気筒のブースタージェットエンジンが搭載されています。これには「ダウンサイジングターボを推していく」という、スズキの強い意向が感じられますね。
このブースタージェットエンジンは、すでに1.0L版がバレーノXTに搭載されており、スペックは、最高出力82kW(111ps)/5,500rpm、最大トルク16.3kgm(160Nm)/1,500-4,000rpm、JC08モード燃費は20.0km/Lと良好な数値。
このリッターあたり100psを超えるエンジンと、950kgの軽量ボディが運動性能と環境性能に、プラスに働いているのは想像に難くありません。
またスイフトRStにも搭載。こちらのスペックは、若干デチューンされた75kW(102ps)/5,500rpm、150Nm(15.3kgm)/1,700-4,500rpmとなっています。
そして今回、新型SX4 S-CROSSには、1.4L 4気筒のブースタージェットエンジンが追加されました。
新型SX4 S-CROSS 海外仕様
1.4L 4気筒ブースタージェットエンジンのポイントは?
SX4 S-CROSS1.4Lブースタージェットエンジンは、最高出力103kW(138ps)/5,500rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,500-4,000rpmを発揮。
現行のSX4 S-CROSSに搭載されているのは、1.6L 直4 DOHC VVTエンジン。最高出力86kW(117ps)/6,000rpm、最大トルク151Nm(15.4kgm)/4,400rpmで、JC08モード燃費は18.2km/L(2WD)というスペックになっています。
この数値は、1.0L ブースタージェットエンジンと同等で、1.4L ブースタージェットエンジンに至っては、出力で21ps、トルクは7kgmほどUPしています。
このように排気量をダウンさせ、CO2排出量を減らしつつ、同等かそれ以上のスペックを発揮しているのが、今回のブースタージェットエンジンの真骨頂といえるでしょう。
現行のSX4 S-CROSSに搭載されているのは、1.6L 直4 DOHC VVTエンジン。最高出力86kW(117ps)/6,000rpm、最大トルク151Nm(15.4kgm)/4,400rpmで、JC08モード燃費は18.2km/L(2WD)というスペックになっています。
この数値は、1.0L ブースタージェットエンジンと同等で、1.4L ブースタージェットエンジンに至っては、出力で21ps、トルクは7kgmほどUPしています。
このように排気量をダウンさせ、CO2排出量を減らしつつ、同等かそれ以上のスペックを発揮しているのが、今回のブースタージェットエンジンの真骨頂といえるでしょう。
ブースタージェットエンジンでダウンサイジングが叶う!?
ブースタージェットエンジン(1.0L 3気筒仕様)のポイントは2点、最新の直噴化技術とターボチャージャーであることです。
スズキは、「ブースタージェットエンジンは、燃焼効率を追求した直噴化技術を採用し、消費燃料を抑えるとともに、混合気を冷却することで異常燃焼(ノッキング)を抑制する効果も高めています。また、燃料噴射制御を緻密に安定して行なうために、6つの噴射口を持つマルチホールインジェクターを横一列にレイアウトした、サイドインジェクションタイプを採用。燃料は高圧ポンプにより高微粒化し、無駄のない燃焼を促します」と発表しており、燃料を無駄にせず、キッチリ燃焼させる技術が活かされています。
もうひとつのターボチャージャーは新設計されたもので、ウエストゲートバルブの開閉により排気ガスの流入量を調節することで、過給圧を緻密にコントロールするとしています。
小径・軽量タービンで低速からターボラグを感じさせずにトルクを発揮させる。つまり排気量が大きくなったような特性をもたらす一方で、燃料を効率的に燃焼させることで出力はもちろん、環境性能の向上にも寄与させる、まさに現在主流のダウンサイジングターボエンジンのコンセプトで生まれたパワーユニットなのです。
このあたりは長年小排気量エンジンを作り続けてきたスズキだけに、得意とする技術ではないでしょうか。
日本では環境性能=ハイブリッド、というある意味刷り込みがなされてきた経緯がありますが、ここ数年でダウンサイジングターボの存在感が大きくなってきています。
スズキのブースタージェットエンジンが今後どれほど躍進できるのか、楽しみですね。
スズキは、「ブースタージェットエンジンは、燃焼効率を追求した直噴化技術を採用し、消費燃料を抑えるとともに、混合気を冷却することで異常燃焼(ノッキング)を抑制する効果も高めています。また、燃料噴射制御を緻密に安定して行なうために、6つの噴射口を持つマルチホールインジェクターを横一列にレイアウトした、サイドインジェクションタイプを採用。燃料は高圧ポンプにより高微粒化し、無駄のない燃焼を促します」と発表しており、燃料を無駄にせず、キッチリ燃焼させる技術が活かされています。
もうひとつのターボチャージャーは新設計されたもので、ウエストゲートバルブの開閉により排気ガスの流入量を調節することで、過給圧を緻密にコントロールするとしています。
小径・軽量タービンで低速からターボラグを感じさせずにトルクを発揮させる。つまり排気量が大きくなったような特性をもたらす一方で、燃料を効率的に燃焼させることで出力はもちろん、環境性能の向上にも寄与させる、まさに現在主流のダウンサイジングターボエンジンのコンセプトで生まれたパワーユニットなのです。
このあたりは長年小排気量エンジンを作り続けてきたスズキだけに、得意とする技術ではないでしょうか。
日本では環境性能=ハイブリッド、というある意味刷り込みがなされてきた経緯がありますが、ここ数年でダウンサイジングターボの存在感が大きくなってきています。
スズキのブースタージェットエンジンが今後どれほど躍進できるのか、楽しみですね。