【質感は向上した!?】SX4 S-CROSSの内装レビュー

スズキ SX4-CROSS

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SX4 S-CROSSの内装インテリアは、基本的には他のスズキのモデルと大きな違いはなく、いい意味で、すぐにスズキの車だと分かるデザインでした。

2017/10/19
Chapter
SX4 S-CROSSの内装・インテリア部分を実写画像でチェック
SX4 S-CROSSのインパネ部分を実写画像でチェック
SX4 S-CROSSの収納スペースや荷室の広さは?

SX4 S-CROSSの内装・インテリア部分を実写画像でチェック

しかし、外装から連想されるような高級さを忘れているわけではなく、インパネセンターガーニッシュがサテンメッキ加飾で縁取られていたり、ピアノブラック塗装で、スポーティーかつ、高級さを表現しています。

個人的には、ウッド調パネルよりも、ピアノブラック塗装の方が潔く、シンプルでなおかつ高級さを演出するにはいい選択だと思っていたりします。

シートは黒のファブリックですが、周りにシルバーステッチが施され、黒一色ではぼやけてしまうところを、うまくカバーしている感じがし、全体的に見ると、黒をベースに、シルバーの差し色で、高級感や質感を出しているのが印象でした。

SX4 S-CROSSのインパネ部分を実写画像でチェック

インパネ部分の印象ですが、シンプルかつスポーティーな印象を持ちました。メーターコンソール自体は、黒がベースで、スピードメーター、タコメーターは内側を青く縁取られ、非常に見やすい配置と色合いでした。

メーター類は、日中でも見やすいよう、常時照明の自発光式となっています。メーターのフォントもシンプルで、見やすい表示になっています。タコメーターが左側に配置されるのも、スポーティーな印象です。ただし、これは、スピードメーターが見にくくなるという弱点もありますので、一概には褒められません。

メーターコンソールの真ん中には、マルチインフォメーションディスプレイがあります。これには、瞬間燃費や、平均燃費、外気温、シフトインジケーターなど、様々な情報が表示される仕組みとなっております。そこまで出るか出ないか、出すか出さないかは置いといて、スピードメーターは220km/hまでふってあります。

SX4 S-CROSSはマイナーチェンジでトランスミッションがCVTから6速ATになりました。ステアリングには、パドルシフトが装備されていますので、手元でギアチェンジを行うことが出来、よりスポーティーなドライビングも可能となります。スポーティーさ以外にも、エンジンブレーキかける際にも、パドルシフトは非常に使いやすい機能となります。

SX4 S-CROSSの収納スペースや荷室の広さは?

収納スペースは多岐にわたっています。サングラスポケットとしても使える、フロントオーバーヘッドコンソール、照明付きのインパネボックス、アームレスト付きのフロントコンソールボックス、インパネロアポケット、シートバックポケットなどです。

それ以外にも、フロントには2名分のドリンクホルダーと両側フロントドアポケットにペットボトルホルダー、リアドアにも両側にペットボトルホルダーが用意されます。

フロントシート、後部座席共に、センターアームレストが装備され、後部座席のアームレストにはドリンクホルダーも二人分用意されます。

後部座席に関しては、1段階のリクライニングが可能で、より快適に過ごすことが出来る作りとなっております。小さなボディサイズにも関わらず、後部座席はかなりゆったり座ることが出来ました。

前席との間隔も広く、171センチの私が運転席に座った状態でも、後部座席にはひざ前にかなり余裕がありました。大人四人で座った場合、前後の感覚だけでなく、左右の間隔も非常にゆったりした作りですので、ファミリーユースでも問題なく使用できると感じました。

ラゲッジスペースも、ボディサイズから想像するよりもはるかに広く使い勝手も良く、後部座席を立てた状態でも、420Lの収納容量があります。ラゲージスペースには、ラゲッジルームランプも用意され、夜間の荷物の出し入れにも役に立ちます。

ラゲッジフックも4か所装備され、荷物を固定するのに役に立ちます。シートアレンジも豊富で、ラゲッジボードの使い方により、フロントタイヤを外した自転車などの大きな荷物を積むことが出来たり、片側のシートだけを倒し、長い荷物を積んだりすることもできます。

そこまで大きくないボディサイズで、ここまで広いラゲージスペースや、収納容量が高いと、十二分にファミリーの旅行にでも、耐えうる車なのではないかというのが、率直な感想でした。

良い意味で、スズキらしさを裏切らない、シンプルでかつ質感の高いインテリア。必要最低限の装備でありますが、それ以上を求めなくても満足できる内装やシートデザイン。黒がベースのインテリアですが、派手さはない分、むしろ飽きも来ない。しかも、黒基調なのに、暗く見えなく、むしろ明るさが見える、色と空間のマジック。

さらに、小さな車をより大きく使おうとすることを可能とするスズキの特技を、十分に感じ取ることが出来る居住性とラゲージスペース。それがSX4 S-CROSSでした。質実剛健という言葉が一番似合うのではないか、というのが印象です。
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